誕生日の夜に、WBSSバンタム級決勝・井上尚弥対ドネア戦の中継を見てた。

井上尚弥が究極階級王者!ドネア下しWBSS頂点(日刊スポーツ)

もう5年ぐらい前からになりますか、「あまりにも凄い世界チャンプが日本にも出てきた」と井上尚弥選手の試合の中継を毎試合欠かさず見るようになったのは。そしてその少ないラウンドで圧勝し続けてきた絶対王者に5階級制覇のレジェンドが判定まで追い込むとは…。

<プロボクシング:ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝>◇7日◇さいたまスーパーアリーナ

3階級王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が真の階級最強王者の称号を手にした。ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝で5階級王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)と対戦。3-0の判定で勝利を飾った。

   ◇   ◇   ◇

史上4人目となる階級最強を証明するアリ・トロフィーをリングで掲げた。「ザ・グレーテスト」の愛称で知られる元世界ヘビー級王者ムハマド・アリの名を冠した優勝副賞を手にし、歓喜に浸った。WBA王座3度目、IBF王座初防衛にも成功。過去に井岡一翔、高山勝成、田口良一が2つの王座を同時保持したが、井岡と高山はすぐに返上。田口が日本人で初めて2つの王座を懸けて防衛戦に臨んだが、王座陥落していたため、日本人初となる複数王座の防衛にも成功した。

5年前となる14年11月24日、尚弥は父真吾トレーナー、弟拓真とともに大橋ジムでドネアと対面した。当時のドネアはWBA世界フェザー級スーパー王座から陥落し、スーパーバンタム級にカムバック。井上尚は2階級制覇を狙い、WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦する前だった。その際、過去にナルバエスに判定勝ちしていたドネアから助言を受けた。

この頃は2階級も違うウエートで戦っていたこともあり、尚弥は「体が大きいと思った」と当時の印象を振り返りつつ「階級も違うし、対戦するとは思っていなかった」。この5年間。尚弥はスーパーフライ級でWBO王座を7度防衛、バンタム級に転級し、WBA王座を獲得。一方のドネアはWBO世界スーパーバンタム級王座を獲得し、18年4月までフェザー級を主戦場としていたが、WBSS参戦に合わせて7年ぶりにバンタム級へと電撃復帰。ついに2人の時間軸が交わった。大橋ジムの大橋秀行会長は「2人は戦う運命にあった」と表現した。

昨年7月、WBSSバンタム級トーナメント8選手が出そろった際、尚弥が真っ先に挙げた対戦相手はドネアだった。記憶に残る名勝負もドネアのベストバウトとなる11年2月19日、米ラスベガスで開催されたWBC・WBO世界バンタム級王座統一戦。挑戦者ドネアが、長谷川穂積との王座統一戦を制したばかりの王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を左フック1発で2回TKO勝ちを収めた試合を挙げた。

「研究ではなく、ドネアの技術を自分に取り入れるために見ていた」と井上尚。ドネアは「この階級の最強の1人で恐るべき存在。数年前に会い、それ以降、彼の成長を見てきた。このように怪物に成長した井上選手と戦えることを楽しみにしている」と。戦う運命にあり、宿命だったと言っていい。

5月18日のWBSS準決勝でエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回TKO撃破した後、本格的なスパーリングを開始したのは8月6日。約3カ月も実戦トレから離れたのは故障以外では初めてで、蓄積した肉体的なダメージを回復させた。9月には米老舗誌ザ・リング選定パウンド・フォー・パウンド(階級超越の王者)1位で世界最速3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の練習パートナー、ジャフェスリー・ラミドと計20ラウンドのスパーリングを消化。1度、左ボディーでダウンを奪った。ロマチェンコも計130ラウンドで1度ダウンを奪っているものの、大橋会長は「ロマチェンコを超えた」と絶賛する内容だった。

試合前、井上尚は「最大のキャリアになるのは間違いない。そして、その先にある道、景色に自分がすごく興味を持っている。最大のパフォーマンスを出し切って優勝し、アリトロフィーを無事にゲットしたい」とリングに向かった。WBSS制覇は、過去の日本人世界王者が誰も到達しなかった領域へ、井上尚が足を踏み入れた瞬間だった。

◆ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS) 階級最強を決める賞金争奪トーナメント。リチャード・シェイファー氏、カレ・ザワーランド氏の米独両プロモーターが企画。シーズン1として17年秋から約1年間かけてスーパーミドル級とクルーザー級で初開催。クルーザー級決勝は昨年7月にロシアで開かれ、オレクサンダー・ウシク(ウクライナ)が4団体統一王者に。またスーパーミドル級は同年10月、サウジアラビアで開かれ、カラム・スミス(英国)が優勝。シーズン2はバンタム級、スーパーライト級、クルーザー級で18年秋からスタート。

果たしてドネアとの死闘の末に、井上尚弥にはどんな景色が待っているんだろうか。

スポンサーリンク

「彼と時を同じうして生きている我々は大変な仕合せである」

しかしここまでずーっと井上選手の試合を見てきたんですが、

まさに文豪・夏目漱石が明治・大正期の落語の名人だった三代目柳家小さんを指して「彼と時を同じうして生きている我々は大変な仕合せである」と「三四郎」の中に書いているその気持ちでこの井上尚弥選手の世界戦の中継を見てるんですけどね。

※ちなみに私は井上選手が所属する大橋ジムの大橋秀行氏が現役時代、当時の国内ジム所属選手の世界挑戦連続失敗回数を「21」で止めた時代あたりからボクシング好きになったもので、まあ香川照之氏(彼は、私よりも少し前の「カンムリワシ」具志堅用高氏の試合を見てからハマったらしいんですけどね)が熱く語るのが「うんうん、わかる」と、まあそんぐらいの怪しいボクシング史好きなんすけど(苦笑)

でも今回のドネア選手は凄かったですね。

ここまでほぼ前半のラウンドで相手を倒してきた「モンスター」井上尚弥相手に最終ラウンドまで持ち込んだ上に、

あのハードパンチを食らってダウンしたのが第11ラウンドの1回きりでしたから。

そして井上尚弥とドネア、両者が物凄い高等技術の駆け引きの応酬で「うーん、こんな凄いボクシング、見たことねえ」と思うように。解説の世界王者経験者(村田諒太氏だったか山中慎介氏だったか長谷川穂積氏だったかは忘れましたが)をして「ずっと見ていたいぐらい」と言わしめるすごい試合でした。

で、最終的には、

3-0の判定で井上尚弥が勝って、WBSSの優勝も決めたんですが、何より井上選手をして物凄くリスペクトしている5階級制覇のレジェンド級のチャンピオンであるドネア選手相手に敬意も忘れず、そしてドネア選手もそれに応ずるように意地でもノックアウトされなかった、11回までダウンを奪われなかった、更に言うと「今までこんなに顔が傷だらけになって、出血をした井上尚弥を見たことがない」と思うぐらいにモンスター・井上尚弥を苦しめたドネア選手に、「こんなに凄い選手がまだまだ世界にはいるんだな」と驚いた事が最大の収穫だったなあと思いましたね。

いやあもしできるんだったら、第三国(例えばペイパービューで中継されて物凄く注目されるアメリカのラスベガスでのビッグマッチなど)で、この井上対ドネア戦はまた見てみたいですね。しかしドネアも、もしかしたらルイス・ネリ(あの体重超過状態から山中慎介をノックアウトさせて引退に追い込んで日本国内からは永久追放された選手ですね)とかをぶっ倒してまたバンタム級の世界チャンプとか取れると思うんだけどな…。

で、今日はあたしの誕生日でした。

ま、これはついでなんですが、実は今日は、

誕生日でした。45歳なんで四捨五入すると50…。アラフィフの入り口に(ノД`)シクシク

で、どうもこの季節の変わり目のこの時期、幼稚園の頃から毎年のように体調を崩してまして、今日も、

数日前から筋肉痛および全身のコリ、更に鼻水が止まらずに風邪薬のお世話になる羽目に。で、今日は整骨院の日だったんですけど、そのコリがひどくて電気マッサージをやらずに帰ってきたぐらいでした。ただ、その整骨院で、お誕生日おめでとうございます、と言われまして、

カードと、洗顔用の炭石鹸をいただきました。お風呂場の脱衣場の洗面台のとこに置いて大事に使いたいと思いますです。

それと、妻から誕生日プレゼントをもらいまして、

今年もよみうりホールの「談志まつり」チケットをもらいました。いやあ3-4年連続ぐらいですかね、これ。大概は「甲府戦のチケット(往復の臨時快速のグリーン車指定席付)」か「水曜どうでしょうのDVD」かこの「談志まつりのチケット」なんですが、談四楼師匠のトリの回で、またまた佳き古典落語を堪能してこようと思いますです。

以上です。

勝ちスイッチ

勝ちスイッチ

posted with amazlet at 19.11.07
井上尚弥
秀和システム
売り上げランキング: 254

▼ランキングに参加してます。クリックよろしくおねがいします。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへにほんブログ村 野球ブログ プロ野球へにほんブログ村 ニュースブログへ