昨年の明日、つまりは2014年12月30日のボクシングの世界戦の中継をたまたま見ていて、その選手の凄さに戦慄を覚え、「恐ろしい世界王者が出たもんだ。しかも日本人で」という記事を書いたことがあったんですが…。
で、その井上選手の初防衛戦が今日行われていて、フジテレビでの中継だったんですが、テレビをつけて見ておりました…。
・井上が2回KOで初防衛、1年ぶり復帰戦飾る – ボクシング : 日刊スポーツ
<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・有明コロシアム
世界ボクシング機構(WBO)世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(22=大橋)が同級1位ワルリト・パレナス(32=フィリピン)を2回KOで破り初防衛に成功、1年ぶりとなるリングで鮮やかな勝利を飾った。
入場直前に場内特設ステージで行われた人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」によるライブにも力をもらった。
井上は昨年12月、名王者ナルバエスを衝撃的なKOで下し日本人最短となる8戦目で2階級制覇を達成したが右拳を負傷。この試合が復帰戦だった。
2R早々にダウンを2回奪って、KO勝ちでしたわ(;゚д゚)
去年戦った対戦相手(名王者と言われた選手でした)陣営から「あのパンチはおかしい。何かグローブに入れてないか?」というクレームがあったほどの物凄いハードパンチャーで、それこそ自分のパンチの強さで自分の拳を痛めてしまうぐらいに。
かつてハードパンチャーで世界も奪った浜田剛史氏が、デビュー間もないころに、やはり自分のパンチの強さが原因で何度も拳を骨折して完全復帰に2年を要したという逸話を彷彿とするような…うーん、恐ろしいパンチ力だ(汗)。
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「同じ時代にいる幸せ」を感じる。
昨年も同じことを書いたんですが、よほど慢心しなければ、日本人選手の世界戦防衛記録を持つ具志堅サンの記録でも、6階級制覇したマニー・パッキャオの記録でもどっちにしても狙えるような、両選手に全く引けを取らない選手になっていくんではないかなあ、と思いますね。あとは拳の骨折が癖にならないように。ここらへんは所属先の大橋会長以下、トレーナーの皆さんのマネージメント次第でしょうかね。
かつて明治の文豪・夏目漱石は明治後期から大正初年にかけて活躍した落語家・3代目柳家小さんを指して「同じ時代にいる幸せ」という言葉を残したことがあるんですが…いや、同じ時代にこんなすごい日本人の世界王者が見られるとは…感激と驚愕が隠せませんわ。