連載休止中だった、「風の大地」作画担当のかざま鋭二先生も亡くなられてしまったとのことで…。

漫画家のかざま鋭二さんが膵臓がんのため死去 75歳 「風の大地」を30余年にわたり連載(デイリー)

7月から「ビッグコミックオリジナル」誌で「風の大地」が掲載されなくなり、

今朝の大雨と、ビックコミックオリジナル誌の「風の大地」の休載に驚いた。連載30年で全く記憶にない…。

2022年6月6日

前号で休載だったビックコミックオリジナル誌の「風の大地」。最新号でも休載でした。

2022年6月21日

2号連続休載だった「風の大地」、作画のかざま鋭二先生の病気療養の為「もうしばらく休載」との事です。

2022年7月6日

暫くして中断のお知らせと過去の総集編のような再掲載が始まった…と思いきや、この訃報ですか…。32年間、本当にお疲れ様でした。

漫画家のかざま鋭二(かざま・えいじ、本名・近藤秀樹=こんどう・ひでき=)さんが2日に膵臓がんのため死去したと、小学館が4日発表した。75歳だった。東京都出身。葬儀は近親者のみですでに執り行われた。

 かざまさんは漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で、ゴルフ漫画「風の大地」を30年以上にわたって連載していた。

 かざまさんは1966年、「その名はゼロ」で貸本漫画でデビュー。川崎のぼるのアシスタントを経て、69年に漫画雑誌「少年キング」で「栄光への5000キロ」を執筆し、一般漫画誌へのデビューを果たした。その後も、「海商王」「青春山脈」「セニョール・パ」「Dr.タイフーン」など数々の作品を執筆した。

 1991年に「風の大地」の連載を開始。24歳という遅い年齢でプロゴルファーとしてデビューしながらも、苦労の末にメジャートーナメントで活躍する姿を描いた漫画は、93年には小学館漫画賞を青年一般部門を受賞した。

 かざまさんは、抗がん剤治療のため、今年7月発売の「ビッグコミックオリジナル」から休載していた。

膵臓がんですか…確かにあれはかなりきついらしいですしね。しかも自覚症状があまりなくて症状が出てきた頃には手遅れみたいな例も多いそうですから。

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たぶんこれで連載終了になる可能性は非常に高いですね。

おそらく…とは思うんですが、坂田信弘先生の原作をあれだけ細かいデッサンで描く漫画家の先生はたぶん見つかることはないと思うんで(※)、現在進行中だった全英オープン最終日の終盤で作品は終わるんでしょうね。かつてビックコミック誌にこれまた長らく連載されていた「総務部総務課山口六平太」が作画の高井研一郎先生の死去でそのまま終わってしまったように(一度だけ元アシスタントの先生が高井研一郎先生風に描いて読み切りが発表されてましたけどね)。

それにしても今年、特にこの数日だけでも、

6代目三遊亭円楽師匠死去のニュースが…まさかそこまで重篤だったとは。

2022年9月30日

しかし円楽師匠が亡くなった次の日に、まさかアントニオ猪木氏まで…。

2022年10月1日

三遊亭円楽師匠、そしてアントニオ猪木氏が立て続けに亡くなり、「昭和、どころか平成も遠くになりにけり」という「明治も遠くなりにけり」の中村草田男のような気持ちになる寂寥感を思わずにいられない日々が続いていますが…これまた思い入れのある漫画作品だっただけに、なんとも残念の一言に尽きますね。何より原作者の坂田信弘先生(プロゴルファーでありゴルフ指導者としても有名です)にはかざま鋭二先生の分も長生きしてくれないかなあ…と思うだけですね、はい。

※「ゴルゴ13」のさいとう・たかを先生のようにスタッフさんの分業制にしていればどーにか…と思いますがね。

長い連載期間、本当に楽しませていただきました。ご冥福をお祈りいたします。