・ロッテ移籍・石川柊太、新年の誓いは「勇気」 新天地で「勇気を持っていないと何をするにも始まらない」(中日スポーツ)
FA宣言して千葉ロッテを「選んでくれて」移籍してきた石川柊太投手の話が中日スポーツに出てました。
思えばNPBだとなぜか「FA宣言すること自体」が結構勇気のいる行動だと思うんすけどね…あれを乗り越えたんだから、ちょっとやそっとの事だと千葉ロッテでは大丈夫だと思うんだけどね。
国内FA権を行使してソフトバンクからロッテに移籍した石川柊太投手が2日、新年の誓の一言に「勇気」を挙げた。
石川柊は「勇気と書かせていただきました。腹をくくる勇気を持ことが前提としてあって、それを実行に移す勇気が大事だと思っています。覚悟をする勇気とか、何かをする勇気を持って進んでいきたいと思います。最後はどれだけ勇気を持てるか。勇気を持っていないと何をするにも始まらないと思っています」とコメント。続けて決意も語った。
「今回こうして新しいチームで野球をする決断をさせていただいたので、いろいろな勇気を持って頑張りたいと思います。自分の中ではリーグ優勝、日本一というのは当たり前の目標だと思っていて、それに自分が一年間しっかりと投げることで貢献していきたいです」
その上で「2025年、ファンの皆さま、球団、吉井監督の熱意、思いに応えらえれる一年にしたいです。特にロッテファンはとても熱くて愛があるイメージがあります。そういうファンの人たちと喜び合える戦い、日々を一年を通してしていきたいです」と抱負を述べた。
基本的には千葉ロッテは、言い方はアレですが「外様(移籍組)の人たちにはとてもやさしい」チームだと思うんですね。オリックスからやってきた大下誠一郎や澤田圭佑とかが「あれ、あなたたちデビュー時からロッテにいませんでしたっけ?」って思うぐらい馴染むのは早かったですしね。
たぶん石川柊太も見ていると、そんなに人見知りとかひねくれ者とは思えないキャラだと思うので、まずはちょいとどこかでご一緒したことがあるロッテの選手たちをとっかかりに、投手陣の皆さん、そして野手陣の皆さんといろいろとコミュニケーションをしていければいいなと思いますです。いやーそこらへんは意外に益田前選手会長や澤村拓一、唐川侑己、西野勇士そして五右衛門(石川歩)といった投手陣のベテラン選手たちがいるからそんなに心配はしてないっす。むしろ、澤村拓一は巨人→ロッテ→MLB→ロッテ…と、これまた「外様・移籍組」な選手ですし、人一倍ロッテ愛を感じるのできっといろいろと世話を焼くんだろうな、と見てますです。多分慣れてくればベンチとかで角中勝也パイセンからもいじられたりするんでしょう、たぶん(笑)
あと、これは本当に謎なんですがNPBのチームって昔(それこそ戦前の1リーグ時代の頃)から移籍やトレードが多いと思うんですが、なんでここまで「生え抜き信仰」されるようになったんですかね(まあ移籍時にいろいろと不祥事が絡んだ中田翔とか山川穂高がそれなりに批判されるのはそりゃ致し方ないとしても)。
なおこのような生え抜き選手でも、デビューから引退まで長らく同一チームにいるorいた選手を「フランチャイズ・プレイヤー」とか、サッカー・ラグビーだと「ワン・クラブ・マン」と言うそうですが、あれもたぶん巨人の川上選手とか、ON(王選手・長嶋選手)あたりが最初なんですかね。まあ今も昔もタブロイドの夕刊紙とか週刊誌がネタとして大げさに言ってるだけなのかもしれませんが…。
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移籍する選手を裏切り者呼ばわり「できない理由」がここにあります(苦笑)
一方で、個人的には、千葉ロッテ同様判官贔屓で応援しているサッカーのヴァンフォーレ甲府でも移籍云々の話をひとつ。
・【J1広島】今季退団の柏好文がJ2甲府へ完全移籍!J1では通算350試合出場32得点(広島アスリートマガジン)
で、年末にヴァンフォーレ甲府で大卒デビューして2014年にサンフレッチェ広島に移籍した柏好文選手が「11年ぶりに」また甲府に戻って来ることになりました(笑)
サンフレッチェ広島は28日、今シーズンまで広島でプレーした柏好文の、J2甲府への完全移籍を発表した。
柏は2008年に甲府でプロキャリアをスタートし、2014年に広島に移籍加入した。長く広島のサイドに君臨してきた。クラブが初のカップタイトルを獲得した2022年には、カップ戦10試合に出場。チームを優勝へと導いた。2023年からは出場機会が大きく減少しており、2024シーズンはリーグ6試合、カップ1試合、天皇杯3試合に止まっていた。
柏は2024年12月1日に行われたホーム最終戦では、ゴール裏に向かって「人に恵まれ、人に愛され、紫のユニホームを11年着れたことが、僕の誇りであり幸せでした」と感謝の言葉を残していた。
特に甲府の場合(ま、Jリーグのチームはどこもそうなんですが)「大卒の選手を獲得しやすい」反面、活躍して注目されるとあっさりと他チームに引き抜かれてしまう、というそういうのがありまして…それでも個人的には「移籍しやがって裏切り者が」とは決して思わず、「新天地でも頑張れよー。で、また御縁があったら甲府でよろしく。引退間際とかにでも」と思いつついろんな選手が送り出されてきたのを見てました。やっぱりそれは「こういうこと」がたまにですが本当にあるからなんすね。
個人的には2010年に甲府が2位でJ1昇格を決めた年にこの柏好文は主力として大活躍してたんですが、初めて小瀬スポーツ公園陸上競技場(命名権を得て、山梨中銀スタジアム→JIT リサイクルインク スタジアムなりました)に行った試合、これが奇しくも(この年J2に降格していて甲府との激戦の末にJ2優勝して1年でJ1に戻れることになった)柏レイソルとの試合だったんですが…、途中から柏好文が試合に出た時のアナウンスの時に「甲府の柏選手」ってんで、アウェイの柏サポからどよめきが起きた、というのがなんとも懐かしい思い出ですな(笑)
で、この柏好文が冷静に考えれば「注目された甲府の選手、広島が片っ端から獲得していく」最初の例になったような感じでして、佐々木翔とか(現在は名古屋でプレーしている)稲垣祥とかまあ何人も獲られまして「サンフレッチェ広島はスカウトの支局を甲府に置いてるんじゃね?」説を言いたくなるぐらいの獲られっぷりで、
↑甲府が天皇杯で優勝した時の決勝の相手がその広島で「相手チームに元甲府の選手」が何人もいたとことの激戦の末にPK戦で辛勝した時には( ゚д゚)ポカーンとなったもんでしたねえ。
とりあえず甲府は昨年は「点は獲れるんだけど、その分、ムダな失点も多すぎる」ってことでJ2でなかなか勝てずに大変なシーズンを送ってしまった次第ですが(勿論天皇杯優勝→ACL予選グループ突破→本戦へのチャレンジでいろいろと大変だったのもあるんですが)、今年はしっかりと守備からどうぞよろしくです。で、できれば1-0か2-1ぐらいの僅差でギリギリ勝ち越せるぐらいの堅い守備網が再建できるように。
以上です。
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