・【ロッテ】矢面に立つ井口監督の思い阻んだブーイング かき消す拍手と真夜中まで続いた感謝の輪(日刊スポーツ)
日刊スポーツさんにこんな記事が。で、私自身はこの時は、
日テレNEWS24での中継見ていて井口監督のスピーチでの退任発言に( ゚д゚)ポカーンとしてたのでブーイングはわかんなかったんですが…。しかしルール無視の傍若無人はそりゃダメだわ。
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
5年間の監督生活と胴上げを終えたロッテ井口資仁監督(47)は、帽子を少しだけ浅くかぶり、今季最終戦後の報道陣の代表取材に姿を見せた。
10月2日夜。ファンの前で目を赤くし、電撃的に退任を告げた。慰労の花束さえ見当たらなかったことが事の緊急性を物語った。最後は安田らから支えられ、本塁ベース上で6度宙に舞った。
「胴上げは、今回しっかりしていたので良かったと思います。デカいやつばかりなので、その辺はしっかりドラフトした成果が出たかなと思います」
笑っていた。退任発表直後とは思えない、キレキレのジョーク。よく分からないけれど、なんだか救われた気がした。ほんの数十分前を思えば-。
海風の球場、ZOZOマリン。生音を聞きたいから試合はいつも4階記者席で見ている。取材に備え、試合終盤には1階の室内記者室に降りる。でも、この日は監督のスピーチを屋外で聞きたかった。
1年を戦い終え、Bクラスに終わった井口監督の言葉に、集まったロッテファンはどう反応するのか。画面上やインターネット上では絶対に分からない、生の反応。この日、ロッテ関連で最も報じる価値がある事象と思った。速報記事の執筆より優先し、ネット裏でファンとともに聞いた。
あぜんとした。監督がスピーチを始める前からブーイングが聞こえる。ロッテファンが集う右翼席からのブーイングだったのは明白で、一部で誰かが大きく動いているアクションも視界に入った。
特定の事象に何を感じるかは個人の自由で、とりわけ2年連続2位を経ての5位ならば、懸命に応援するファンには不満も相当にあるだろう。井口監督も報道対応で「結果が出なかったことは本当に申し訳ない気持ちでいますし、ファンの人も歯がゆい気持ちではいたと思います」と否定的な思いも受け入れていた。
しかし。矢面に立とうとしていた人物の言葉を、ブーイングで阻害していいのか。話す中身を聞く必要もないほど、この5年間の歩みは完全悪なのか。
そもそも、なぜ応援席で「ブー」と大声を発しているのか。試合中にも、ネット裏4階記者席にまで声が届いた。右翼席から、明らかに録音されたものではない声援が聞こえる。
新しい観戦様式になり、3年目。新型コロナウイルスへの考え方も多様化している。しかしZOZOマリンではシーズン最終戦時点でも「大声での応援禁止」「接触がある応援禁止」「飛び跳ねるなどの応援禁止」と明文化し「応援ルール」としている。球場内でも多く掲示している。
選手や関係者たちは、時期によっては毎日のようにPCR検査を受け、ペナントレースを止めないよう努めてきた。ファンも声出し禁止のルールを順守し、手拍子や拍手で思いを届け続けた。日本一熱いとされるロッテファンが、そうしてきた。球場観戦のニューノーマルと皆知って、協力してきた。プロ野球観戦の文化をつなぎ、いつか元通りになるために。こうやって公然とルールが破られることで、立場が悪くなる運営責任者やスタッフだって間違いなくいるのだ。
右翼席にいた複数のロッテファンの証言を聞いた。ブーイングなどで騒いでいたのは、ごくごく一部の来場者たち。試合前から井口監督の名がアナウンスされるとブーイングし「試合中も警備員や周囲の注意も無視して声を出したり、マスクを外して叫んだり、無法地帯でした」との声があった。「一部のブーイングをかき消すために、大勢のファンが大きな拍手をしていた」との証言もあった。
井口監督は退任を言い出す前、7秒ほど沈黙した。その間もブーイングが響く。5年間、時には若手の結果が出ないことに悩み、なかなか寝付けなかった夜もあったという。正面から取り組んだ常勝軍団への道。思いの発信も続けてきた。言葉を拝借すれば「道半ば」で辞任するリーダーへの最後の決意に対し、敬意のかけらもないブーイング。スタンドには指揮官の家族も訪れていたと聞く。
最後の取材対応。口元こそマスクで隠れていたが、目力の強い井口監督の視線はいつになく温かかった。劇的に敗れた試合直後でも、冷静に言葉を紡いでいたのを思い出す。試合終了後に退場を宣告された試合では、私のしつこい質問に「もういいです」と話を打ち切ったものの、堂々と場に姿を見せた。おとこ気のある監督だった。
ベンチ裏で選手たちには再度、今季限りでの退任を報告した。1人1人と感謝を交わし合う輪は、日付が変わる間際まで途切れなかったという。
で、いつもおなじみのパ・リーグTVさんにその退任表明した時のスピーチの動画がアップされてましたので改めて見てみました。
あー、確かに日テレNEWS24の生中継を見てた時は気づかなかったけど、なんか「妙な雰囲気」にはなってましたね、スピーチが始まってから井口監督の喋り方もそうですが、スタンドのお客さんの方も。そうですかライトスタンドとかの一部のお客さんが傍若無人なことをやってましたか。
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そういうのは自宅のテレビの前でひとりorお仲間とやれ(呆)
まあ日刊スポーツの担当者氏の「惜別の気持ち」はわからんではないですね。ちなみに私自身は以前も書きましたが「うーん、井口監督の采配、もう5年間でお腹いっぱいなんで、来年はできれば別の監督が見たいっす」とは思っていて、ブログやTwitter等にも公言はしてましたが、
ここでの「来季続投へ」のニュースが出た時の記事では「もし続投させるんだったらお友達人事ではなくしっかり苦い薬も飲ませられる「名軍師」的なヘッドコーチを側に置けよ?」と書かせてはもらいましたし、
その来季続投へのニュースが出た数日後の日ハム戦ではもはや言うことなしの大敗(?)を喰らった時は「あー、今年のロッテ、そして井口監督の野球の弊害の”結果”のすべてが出てますね」とまで書かせてはもらいました…ぐらいでしたので、日刊スポーツさんの担当者氏とはかなり意見や見方は違うことは違うんですが「それでも、長年担当者として井口監督にお世話になっただけに、その別れを惜しむ気持ちはわからんではないわな」という気持ちではあります。
そこは外から見る目と内ないし内にギリギリ近い外から見る目ではやはり実情が見える・見えないの差はあるでしょうし、何より「惜別の記事」で言葉は悪いですが、辞めていく人に罵声を浴びせるようなことはしたくはない…というのはやはり人情というもんでしょうからね。好い点も悪い点もあっただけに。
だからこそ「いやいや、君たち、いったい何をしに来たん?」という輩が少なからずいたのは残念至極の一言で、井口監督の野球および今年のロッテの体たらくに抗議すべくマリンスタジアムに訪れたというのはちょっとねえ…。そういうのは自宅や誰かんちでテレビの中継でも見ながらやればいいのに(騒ぎすぎてご近所迷惑になって警察沙汰になってもしらんけど)。ましてや、まだ声出して応援しちゃいけないんでしょう?(Jリーグでは多少緩和されてきたようですが、プロ野球ではまだまだのようでしたし)。そこらへんのガキな言動をしてるといつぞやの「MVP」とか言う私設応援団がトラブったような愚かしいことを(以下略)。
ここらへんはロッテ球団はしっかりと「客を特定」して出禁とかの処分はした方がいいと思うけどね。いや今だったら「簡単に」できるんでしょう?ほぼオンラインでデータが紐付けされてるんだから。そりゃ井口監督の采配とかがアレで落とした試合も結構あってフラストレーションがたまるシーズン(ひどい場合は井口監督が携わった5年間全てでも)だったかもしれないけど、それとこれは別でしょう。何より大多数の「まじめにルールを守っていた」お客さんに示しがつかないし。
少なくてもそこらへんは「伝統的に、トラブルに対しては事なかれ主義過ぎてなあなあで甘い」きらいはあるゆえに、やったもん勝ちにさせるなよ、ロッテ球団。
以上です。
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