出先で「谷村新司氏、急逝」のニュースを知り驚きを通り越して思わず絶句を…。

谷村新司さんが死去、74歳 アリスで「チャンピオン」「冬の稲妻」などのヒット曲を連発させ一時代を築く(中日スポーツ)

コンサートにも行きましたし、さだまさし氏の夏の長崎の平和コンサートにも何度もゲストで来てくれてましたし…で少なからず思い入れのある歌手だっただけに、いきなりの訃報で思わず絶句してしまう程に。

シンガーソングライターの谷村新司さんが10月8日に亡くなったことが16日、分かった。事務所が同日発表した。74歳だった。

 今年3月、急性腸炎のため手術、入院したことが公表され、当面の間入院しての療養が必要とされた。4月には「アリス」の全国ツアーを来年に延期することが発表され、6月には、年内は治療に専念することが公式サイトで発表された。

 8月の日本テレビ系「24時間テレビ46」には出演がかなわず。加山雄三が作曲を手掛けた「サライ」を最後に出演者らがうたうのが定番となっていたが、病床からのメッセージが紹介される形となった。

 1948年12月11日生まれ、大阪府出身。1972年3月5日、堀内孝雄と2人のアリスとして「走っておいで恋人よ」でレコードデビュー。5月5日、矢沢透を加え3人のアリスとして活動開始。年間303ステージを記録した。

 1981年に活動停止するが、2009年に再始動した。ヒット曲に「チャンピオン」「冬の稲妻」がある。

うーん、74歳か…。

初めて谷村氏を見たのは1990年夏の「夏・長崎から」というさだまさし氏の平和コンサートのメインゲストだったんですが、いきなり「チャンピオン」のパワフルさにびっくりするやらこれほど人生で興奮したことはなかったんでは…というインパクト(まあさだまさし氏の場合は世間的にもご存知の通り(?)、そこまでライブでテンションがあがる曲はそんなにない、という前提の話なので念のため)は凄かったっすねえ。まあ高校一年生の、人生で初めての夏の長距離鉄道旅の目的地でもあったんですが、それから2回ぐらい「長崎から」でお目にかかる機会もありましたし、10年ぐらいまえにはうちの地元の福生市民会館にコンサートに来てくれてそれも行きまして「いやーうちから5分のとこに谷村サン、来てくれるとは」とそれまたびっくりでした(^_^;)

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さだまさし氏が言うとこの「アデランスブラザーズ」のネタが懐かしい(苦笑)

で、記事の続きには所属事務所のコメントも掲載されてました。

【以下、公式サイトの全文】

 ご報告とご挨拶

 平素よりご厚情をいただき心より感謝申し上げます 今年の3月に腸炎での手術を行い 療養を続けておりました 谷村新司ですが 10月8日に息を引き取り 永眠いたしました 本人も回復に向けて頑張っておりましたので 本当に残念に思います

 葬儀は 近親者のみにて10月15日に執り行い とても穏やかな顔で 旅立ちました事をご報告申し上げます

 昨年は活動50年を迎えて アリスの記念ライブ「ALICEGREAT 50(FIFTY)」を有明アリーナで開催し アリスメンバーの堀内孝雄・矢沢透と共に ここからリスタートして 10年続けようと目標を立てて本人も楽しみにしておりましたが 残念ながらその夢は叶わず 満75年の生涯を終える事となりました

 後日には 皆で集まって故人を偲ぶ場を設けたいと思っております 

 日本語の精神文化を大事に歌詞を紡いできた谷村でしたが 代表曲でもある「昴-すばる-」は沢山の方々とのご縁の道を継いでくれました 生前「歌と音楽は目に見えないからこそ 海も空も超えていく」と沢山の国にも出掛けていきました 歌を創作し 歌い 伝える旅を続けてきた人生でしたが この度 来世への戒名を頂戴し

「天昴院音薫法楽日新居士」(てんぼういんおんくんほうらくにっしんこじ)

と名付けられました

 まさしく天にある星となって私達を照らし続けてくれる事だろうと思います 

 歌と音楽にピリオドはなく皆さまの心にいつまでも残る事を願って 心よりの感謝を深く申し上げたいと存じます これまでに沢山の「愛」をいただき 本当に有難うございました

2023年10月16日株式会社ダオ

ちなみに上記の1990年夏の時の「私が初めて見た時の」谷村氏の年齢を計算してみたらなんと41歳(去年、古稀を迎えたさだまさし氏がまだ30代後半だったわけですから(苦笑))。まあ現在48歳の自分が15歳だったわけでそんだけの年月も経過してしまったわけですが、当然のように今の自分よりも遥かに若い年齢だったんだなと、そこらへんはしみじみと考えてしまいますね…。

ところで谷村氏で気になるのは、かつてはさだ氏がステージトークでネタにしていた「アデランスブラザーズ」、つまりは長男が谷村新司、次男がさだまさし、三男が松山千春…という髪の毛が年々アレになってきてた3人という事だったんすけども、さだ氏がこれまたよくネタにしてたのが「谷村サンと(松山)千春は仲が悪くてねー」と。さだと千春はギミック的に口喧嘩友達みたいな関係だったのは知ってるんですが、ここらへんは本当はどうだったんだろう。それと同時に、戦後まもなく生まれのベビーブーマー世代のフォークシンガーとかが、いつしか後期高齢者の世代に入ってそして逝ってしまう…という時代にもなったのかと。

にしてもまさか「サライ」で一緒に歌ってた御年86歳の加山雄三氏よりも先に逝くとは…。合掌。