てかこの話、従来の「年賀状は12月25日までに投函してね」で済む話なんじゃね?


Bishnu SarangiによるPixabayからの画像

仕分け間に合わず…年賀状2万7000通遅配 元日諦め3日に 福岡の郵便局(西日本新聞)

うーんこの記事、3回ぐらい読み直したんすけど…これ、何が「問題になった」のか、「なんでミスとして謝るの?」ってがよくわかんないんすけど。強いて言えば、自動仕分け機がうきは郵便局になかった事だろうかな(苦笑)。

うきは郵便局(福岡県うきは市)で、昨年12月31日に局に届いた年賀状約6万2千通のうち約2万7千通について局内の仕分け作業が間に合わず、予定の元日に配達できなかったことが15日、特命取材班に寄せられた情報で分かった。3日に各家庭などに配られた。日本郵便広報室(東京)はミスを認め「当日の人員配置では完了できなかった。申し訳ない」としている。

 同社によると、6万2千通は31日早朝、周辺局に郵便物を送る中核局の久留米東郵便局(同県久留米市)から届いた。

 久留米東局には配達順路通りに郵便物を自動で仕分ける機械があるが、うきは局にはない。このため、元日に配達するには久留米東局から届いた仕分け済みの6万2千通を、うきは局に30日までに届いていた年賀状(約23万3千通)の間に手作業で組み入れ、配達順に並べる必要があった。

 ところが30日までに届いた年賀状について、配達先住所を複数人が確認する必要があるのに、1回しかチェックしていなかったことが判明、再確認する手間が生じた。さらに31日に届いた年賀状が事前想定の3万通を大幅に超えていたため、局員22人とアルバイト5人の計27人(平常時は約20人)で仕分け作業をしたが間に合わなかった。

 うきは局は、残った2万7千通について、31日に管内で集めた年賀状と一緒に久留米東局へ返送し、年明けに届いた分も含めて自動で仕分けてもらう方が効率的と判断。夕方に久留米東局へ返送した。

 同社は、送り返した判断は適切としながら「事前保管分がすぐ配達できる状態であれば仕分けは完了できた。適切な取り扱いを局に指導したい」とした。

 取材班に寄せられた情報では「職員の残業代削減が目的」と指摘されていたが、同社は大みそかに働く職員の負担軽減を優先したとしている。うきは局は西日本新聞の取材に応じていない。

 日本郵便は年賀状を元日に配達するため、12月25日までの投函(とうかん)を呼び掛けている。今回の6万2千通は同28、29日ごろに投函されたものとみられるという。

12月28-29日に出した年賀状が元日に届かなかった事…が、問題になるんだったらそりゃいくらなんでも「言いがかり」ってもんでしょうよ。しかも区分けの機械もなくて別の郵便局に返送する手間があるとこなんだから。

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何より、うきは局にも最新型の機械を入れてやれ(苦笑)

で、今は介護離職しちゃってもうその仕事はしてないんですが、以前は長らくバイト時代から通算して結構な年数をこの仕事をやってました。

以前、こんな記事を書いたらこれが「バズった」ことがありまして(^_^;)。それはともかく、最近は1月2日は配達休止日になって1月3日にその分もドカンと配達するようになったんですね。その前は2005年からしばらくの間、1月2日も配達日だったんですが、その分、3日の配達は少しは楽になってたので、そこは完全に良し悪しの部分も多いんでしょう。

で、この「余談編」で書いたんですが、「遅くに年賀状を作って、できるだけ元日に配達してほしければ、ここに投函したほうがいいよー」なんて事をつらつらと書いたことがありました。たとえば中央郵便局のような大きな郵便局のポストとか、配達も担当してる地元で最も大きな郵便局に行くとか、配達員に手渡して託しちゃうとか…。

基本的には日本郵便が言っている「元日配達のためには12月25日までに投函してください」が一番ベターな方法なんですけども、上記の方法で行くと「一日に何度もポスト等から集荷されて、そのよその市町村の管轄の郵便局に配送されるスピードが少しは違うよ?」という事でした。これである年は住所録から漏れていて投函してなかった九州・福岡市在住の友人宛に12月29日に投函した年賀状が元日に届いてびっくり…ということもあった一件をエピソードとして紹介したんですね。

ただ、文末にこういう補足も書きまして、

言うまでもなくこれらはあくまでも一例ということの与太話ですので、もし早く出せる余裕がある方は12月24-25日ぐらいまでに出して下されれば、ということで。

いや「お前が12月29日に出しても大丈夫とか書いてあったから出したら1月4日に届いたぞバカヤロウ」みたいなクレームはどうぞご勘弁を(号泣)。

…と(苦笑)。さすがにうちのブログ宛にはそういうクレームは一件もなかったのは幸いでしたけども…。

で、今回の一件で思ったのは「そこの管轄の郵便局に機械がない」等の事情もあるんだね、ということですかね。これではさすがに年末ギリギリに投函しても、その間の転送プロセスが最良なモノ(例えば12月29日朝に都内多摩地区から投函して、12月30日に九州の地元局に着いてた)としても、そこの地元局の事情で機械がなく職員が手作業で区分けをしたり道順に並べてたり…ということも「なくはない」わけで。

…でもそれをうきは局の「現場」に責任を押し付けるのは無理筋というもんでしょうよ。「だったらうきは局のような比較的小さな(?)集配局にも機械を入れてやれ、できれば最新鋭のな」って流れにすればいいのに、あたかも上の方が「事前保管分がすぐ配達できる状態であれば仕分けは完了できた。適切な取り扱いを局に指導したい」では、それは現場に責任を押し付ける言い方をしてるのはどうだろう、って感じなんすけどね。

これで更に「現場への締め付け」だけが厳しくなるんだろう。

となると、たぶん東京の上層部から命令口調で福岡の上層部に圧力がかかり、福岡の上層部の言い分としては「新規の機械投入もできません、残業代も年間目標の予算の関係で出せません、かといって年賀状を待たすわけにもいきません…の流れになって、さて来年はどうなるんだろう、そりゃサービス残業とかで現場を締め付けてオシマイ、になるんでしょうね。これ。

ついでに書くと、どこの局もたぶん同じだと思うんですが、12月31日は「区分け」に関しては早ければお昼過ぎ、通常は午後3時ぐらい、そして遅くとも夕方ぐらいにはいったん手を止めて、翌日の元日の配達の準備に入るんですね。バイクの籠に入れる準備とかを。何しろ一気に元日の午前中に配達するってのが建前なので(ちなみに午後は封書郵便や一般の郵便物をもう一度配ることになりますが、これは元日に午前中に局内に残った社員で総出で区分けすることが多かったですね)。

なので12月31日の夜まで「翌日配達分の年賀状」を区分けする事自体が「計画性がまったくなってない」次第で、まあうきは局の配達員はここまでほとんど休日返上で朝から晩まで区分け区分けで疲弊してきてたとこに、上層部の無計画さで「とどめを刺された」って感じだったんでしょうね。そんな旧日本陸軍のバターン死の行進とかインパール作戦じゃねえんだから。そのうち、どこぞのニュース記事で、遠くから晦日や大晦日に出した年賀状が元日に届かなかったぞ、というクレーム記事を載せられてあたふたするんだろうな(呆)。

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