【千葉ロッテ】吉井監督が来季続投であれば金子参謀・福浦御大以外の「軍師」的なコーチを招聘してほしい。

・【ロッテ】吉井監督「打順の並べ方が下手なのかな」ソフトバンクを上回る8安打も逆転負け「選手に申し訳ない」(中日スポーツ)

ソフバン戦の話の続きになりますが…、しかしロッテは投手陣に関しては吉井監督以降は申し分ないので、あとは吉井監督が不得手な打撃陣の方で金子参謀・福浦ヘッドではない軍師的なコーチをぜひ頼む。

◇３１日　ロッテ１―４ソフトバンク（ＺＯＺＯマリン）
　ロッテは１回に先頭の藤原、藤岡が連続二塁打を放ち、わずか４球で先制したものの、この１点に終わってソフトバンクに逆転負けを喫した。
　ロッテは１点を先制してなおも続いた１死一、三塁でポランコが一ゴロ併殺打に終わり、追加点を奪えなかったのが響いた。２回無死一塁で中村奨が三ゴロ併殺打に倒れて以降はソフトバンクの先発・スチュワートの前に無得点に抑えられた。７回２死二、三塁は小川が空振り三振。９回２死一、二塁では安田が平凡な左飛に打ち取られた。
　ソフトバンクを上回る８安打を放ちながら「スミ１」で敗れた吉井監督は「初回にもう少しやっつけたかったんですけども。あそこ、ポランコはいい当たりだったんですけれども、正面いってダブルプレーになっちゃったんで。みんなは頑張ってくれたと思います」とコメント。「いつも言うんですけどヒットは出るんでね。打順の並べ方が下手なのかなと思って。きょうも選手に申し訳ないなという気持ちでいっぱいです」と敗戦の責任を一身に背負った。

ちなみにこの試合、やっぱりロッテは「9人野球」でした。代打も代走も守備固めも一切出さずにスタメンの9人が最初から最後まで試合に…という状況でした。

そりゃまあねえ、吉井監督が仮にスタメンを決めているんであったとしても、打撃陣を統括する福浦御大(ヘッドコーチ)か金子参謀が進言してメインで決めているんであったとしても、明らかに劣勢で相手投手が良くて手も足も出ない…という試合も143試合もあれば何試合もあるかもしれませんが、

でも創意工夫も何もせずにただ見てるだけ

ではそれは違うだろうや、と。野球ファンが試合序盤にあまりにも劣勢だったり相手投手や打撃陣が圧倒的で「こりゃかなわん」と諦めてしまうのは致し方ないとしても、それを「現場」つまりは1軍ベンチでありありとした態度で何もしない…というのは1軍の首脳陣としてどうなんだろうな。とは特に今年の吉井監督のロッテではよく思う次第です。となると、吉井監督が苦手な部分を「補完」してくれるようなコーチ、つまりは「試合上手な軍師的なヘッドコーチor参謀」が必要なんじゃないのかなーと。

勿論、代打や代走、守備固めが「不発」に終わってしまって逆に「なんであの選手を出したの?or引っ込めたの?」って首を傾げたくなることもあるかもしれないけど、そこにはっきりとした意図があって、監督インタビューや番記者氏それぞれの取材でその意図が野球ファンにとってある程度は納得できるものであればまだいいんだけどねえ。正直言って負けた時の「監督や首脳陣の采配でどんぐらい今季、試合を落としたんだろう」と感じる試合がやけに多いのがね…これが前監督の井口氏の時みたいに、いつでもどこでも固定メンバー、怪我でも不調でも意固地に固定メンバー、そこから外されたらとことん干されますみたいなアレもまた困るんだけど、どうも両極端なのもねえ(苦笑)

なお仮に吉井監督が今年で退任して福浦御大が予定通りに(?)新監督になるとしても、「もっと軍師的なコーチ・参謀は絶対に必要」だなとそこは強く思いますね。一番いいのは福浦御大の人脈だとロッテOBでそういう「軍師的な」できればモチベーターも併せ持った参謀ができる人がいればいいんだけど…。ただ、ロッテがシーズン3位以内で終わった場合は「このロッテの戦力で2年連続Aクラス」は、それは本当に評価しないといけない話でしょうし、そうした場合に福浦ヘッド・金子参謀の評価のそれも同様なことになるんで…「切る」のは難しいかもしれないね。現状のままだとそれこそ来年はどうなるか怖いけど(^_^;)

ロッテ・楽天・オリックスの3チームが実に似た者同士の様相を(苦笑)

・【楽天】２試合連続＆今季16度目完封負け「得点できず重い空気、打破したい」今江監督(日刊スポーツ)

そしてそのロッテちゃんとはCS争いの3-4位付近で競い合っている楽天さんもまた似たような貧打で…(大汗)

＜楽天0－6オリックス＞◇31日◇楽天モバイルパーク
　楽天が2試合連続＆今季16度目の完封負けで勝率5割に後退した。打線は1回1死満塁から浅村、小郷が凡退するなど21イニング連続無得点。岸は4回、オリックス頓宮に先制ソロを浴び、5回8安打1失点でリーグワーストタイの10敗目を喫した。今江監督は「打線が2日連続で得点できてなくて、ちょっと重い空気がある。そこを打破できるようにしたい」と厳しい表情で話した。

で、そんな楽天さんに解消したオリックスさんも、

・【オリックス】ようやく…苦しむ打線が15安打６得点「これでちょっと吹っ切れてくれたら」中嶋監督(日刊スポーツ)

やっぱり貧打に苦しんでて今日はようやく15安打6得点も出た、という試合でした。

＜楽天0－6オリックス＞◇31日◇楽天モバイルパーク
　3連勝とした5位オリックスの中嶋聡監督（55）が、歯車のかみ合った試合を振り返った。苦しんでいた打線が15安打で6得点。打率2割以下だった頓宮が先制ソロを放ち、西川は移籍後初の4安打をマークした。高卒ルーキー横山聖を除く先発全員安打の猛攻だった。
　指揮官は「苦しんでいた人たちが1本ずつ出たというのは非常にいいし、これでちょっと吹っ切れてくれたらいいなと思いますし。毎回毎回打てるわけじゃないんでね。（試合の）最初の方が、なかなか点が入らないのがあんまり変わらないですね」。3回まで5安打も無得点だった攻撃にやや不満もあったようだが、全体的に選手をたたえた。
　「これでドバッと行きそうか」と問われた指揮官は、まるで酸っぱいものを食べたような顔で5秒近く思案。ようやく目を開いて「…って感じ。言葉にならんって感じ。わかんないですね。それだけは」と苦笑いを浮かべた。
　8月を14勝12敗で終え、月間勝ち越しが決定。監督は「本当だったら投手陣の頑張りに応えて、もっともっとというのがあったけど、そこがうまくいかなかった部分もある。あと残り試合全部そういう形でいけたら」と打線の奮起に期待しながら、9月以降の残り25試合に目を向けた。4位楽天とは3・5ゲーム差。3位ロッテとは6・5差となった。

同様に貧打にあえいでいる千葉ロッテもこのひとつ前のソフバン戦では快勝(13安打6得点)でしたし。うーん、ここらへんの似た者同士の3チーム。日ハムさんはさっさと3位集団から抜けて単独2位で突っ張りたいとこではあるでしょうが…9月はどうなんだろうな。ここからまた日ハム・ロッテ・楽天・オリックスが2-5位争いで空前絶後のCS争いとかになってくれれば野球ファンは盛り上がるだろうけど、実際に野球をする各チームの人たちは心臓に悪そうだ(号泣)。

以上です。