・ロッテ安田 2年目の飛躍へ兄弟トレ計画 日本一チームと練習「守備でレベルアップを」(スポニチ)
しかし安田選手、2年目とは思えない落ち着いた風貌だ…。
大阪で自主トレをマスコミに公開した安田選手。「今年の一字は上昇の昇と書きました!今年はマウエ↑のスローガンのように上昇の一年にします!」と気合十分です。(広報) #chibalotte pic.twitter.com/ImRtmsOz0g
— 千葉ロッテマリーンズ公式アカウント (@Chiba_Lotte) January 5, 2019
ロッテの安田尚憲内野手(19)が5日、大阪府茨木市にある母校・履正社グラウンドで自主トレを公開。今月中旬に兄・亮太の所属する昨秋の日本選手権王者・三菱重工名古屋で「兄弟トレ」を行うことを明かした。
「兄のチームでお世話になります。捕手だし、野球のこともよく知っている。配球や構え方など、勉強になることが多いんです」元日も午前7時に兄と実家のある吹田市内のジムで始動。兄の自宅に泊まり込み、愛知県大府市にある三菱重工名古屋のグラウンドで汗を流す。日本一の社会人チームとの合同練習では「守備でレベルアップしたい」と弱点克服に意欲的だ。
プロ1年目は打率・151、1本塁打、7打点に終わった。7本塁打したライバルの清宮には差をつけられただけに「清宮の方が多くホームランを打った。負けてはいられない。サードで最低100試合に出て、2桁本塁打を打ちたい」。大風呂敷を広げることなく、狙いは現実的だ。
2年目を迎える背番号5は色紙に「昇」の一字を書いた。「すべてにおいてステップアップできるように」という思いを胸に飛躍の1年にする考えだ。
で、お兄さんが昨年の社会人の日本選手権で優勝した三菱重工名古屋の捕手だった…のは、昨年の日本選手権の前後にTwitterでそういう話をしてた方が何人かいて「へー、そうなんだー」とちょっと驚きつつも知ってたんですけども、こうして元日から少しずつ「始動」していって2月1日のキャンプインまでにしっかりフルで動ける体作りを目指してるのはさすがだなあ(笑)。
願わくば鈴木大地を脅かす、正確には安田尚憲がここに正三塁手争いに加わって、昨年来からの藤岡裕大・平沢大河・三木亮の正遊撃手争いなみに激しい戦いになってくれれば、少しはチームの選手層も厚くなると思うんですけどね。特に大地は二塁も守れるし、そしたら中村奨吾もうかうかしてらんないだろうし、大河や三木は一塁も守れるから、アジャ井上も油断できないだろうし…と。そういう意味でのチーム内競争の起爆剤になってくれると嬉しいです。はい。あとは怪我だけには気をつけて。
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これほどしっかりした高卒ルーキーはなかなかいないな。
・ロッテ・ドラ1藤原を強くした大阪桐蔭・西谷監督との「野球ノート」(スポニチ)
「決して弛(たゆ)ませない」強さってのはこういう事を言うんだなあ、と思うような師弟関係ですな…。
ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)がスポニチ本紙単独インタビューを受け、大阪桐蔭の3年間書いた「野球ノート」の一部を公開した。西谷浩一監督(49)の「返事」に背中を押され、3球団競合のドラフトの目玉へ成長した感謝を語った。ライバル心を持ちながら同校で一緒に戦った中日1位・根尾昂内野手(18)に対する秘めた思いも明かした。(取材、構成・福浦 健太郎)
――今の練習内容は。
「ノルマは1日200と決めているんですけど、冬場は450くらい振っています。自分ではバッティングが一番、駄目だと思うので、やっています」
――球団からは2月のキャンプインまで体重82キロにしてほしいとノルマがあった。今は?
「77キロくらいです。キャンプインまでには80キロは超えないといけないと思います」
――たくさん、食べられないタイプ?
「あまり、食べられませんね。普段は頑張って2杯くらい」
――大好物は。
「しらすは結構食べます。弁当に入っていると、うれしい」
――食べ物ドラフト会議なら1位指名?
「いや、3位くらいですね。1位はアイス、2位は果物です」
――その中ならしらすは大健闘だ。
「食事ではあまり、好きなものがなくて…。昔はお菓子も好きだったんですよ。ただ、しらすがあればご飯3杯はいけます」
――それで体重を増やすのも一つの手。
「そうですね!」
――座右の銘は。
「フルスイング、ですかね」
――その原点は?
「小学校から父(史成さん)が監督だったので、当てるバッティングではなく“フルスイングしなければおまえの良さは消える”と言われ続けました」
――体重の割に筋肉が凄い。
「あんまり、筋力トレーニングはしないんです。バットを振った筋肉です」
――リンゴもつぶせるとか?
「はい。できます。握力は左が89キロくらい。右も85キロくらいあります」
――高校3年間で書いた「野球ノート」を見せてくれるそうですね。
「はい、自宅から持ってきました。1日1ページは書いたので、10冊以上あります」
――春夏連覇への意気込みを書いたノートに西谷監督のメッセージがあった。「藤原 もっと変わらないと 成長しないと… 今のままでは普通の選手で終る。それでいいのか?(原文まま)」と。
「西谷監督からはほぼ、褒められたことはありません。なかなか、こういう厳しい言葉は人から言ってもらえることではないし、言ってくれる方は他にはいません」
――常にメッセージがある?
「いえ、1冊のノートに1、2カ所です。でも、新チームの時は“藤原が変わらなければこのチームは勝てない”とも書かれた。厳しく言ってもらえたことで成長できた」
――根尾とも3年間、しのぎを削った。
「特に夏の甲子園はプロに入れるか、左右される大会だと思っていました。根尾は1位で行くだろうけど、それより注目されなければ上位指名はない。根尾が打ったら、自分もと思っていました」
――夏の甲子園ではアベックアーチ(準々決勝の浦和学院戦)もあった。
「自分もドラフト1位で指名してもらえましたが、根尾がいなければ1位はなかったと思いますし、自分はここまで成長できなかったと思います」
――プロで約束したことは?
「1軍で2人でやれたらいいなというのは、お互い思っている。それくらいですね」
――プロ入り後の目標を。
「侍ジャパンのU―18で2度(国際大会に)行かせてもらって2度、3位(※)だった。1位を目指したいし、また日の丸を背負って戦いたい。(20年東京)オリンピックは頑張ってみたいですが、ちょっとまだ、きついんじゃないかなと思います(笑い)」
――トリプルスリーを目標に掲げた。
「自分の特性を考えました。できるかは分からないですが、大きい目標があった方がいい。いい結果を残しても、そこにたどり着くまでは満足しないための目標。そこにたどり着きたいと思います」
――最後に改めて意気込みを。
「1年目からやってやるという気持ちでいます。しっかり、練習して(レギュラーを)つかみ取れるように頑張りたい」
(※)17年U―18W杯(カナダ)で日本はスーパーラウンド4位。3位決定戦に回り、カナダに勝利。18年U―18アジア選手権(宮崎)も韓国、台湾に敗れ決勝を逃し、3位決定戦で中国に勝った。
あー、この記事を見て、旭市とか匝瑳市、銚子市あたりの「しらすが取れる漁港」を持つ千葉ロッテ後援会が大量にしらすをチームと藤原くんに差し入れしてくるんだろうなあ(笑)。
※去年の月間MVP表彰式で知ったんですが、千葉県各地の自治体にそれぞれ「千葉ロッテの後援会」があって、いろいろな特産品を提供してくれるんですね。
で、しかも好きな食べ物がアイスと果物ですから…、そういう意味では親会社が製菓会社、県内にいろいろな果物(梨とかすいかとか)の特産品がある千葉県のチームにドラフトで指名されて入団したってのは相性的には抜群だったかもしれないね、と。
それと同時に思ったのは「西谷監督、決して弛ませないんだなあ」と。こう言っては申し訳ないけど、高校野球ではなくプロ野球の監督や二軍監督でも物凄い選手を何人も輩出しそうな「名指揮官・指導者」になりそうな気がしますね。迎える側の千葉ロッテの、特に2軍の監督・コーチたちもしっかりと心に訴えるような指導をしていかないと、折角の逸材を開花させずに終わらせたら…ねえ。でもなんか思うに、ここまでしっかりした気持ちでプロに入ると、むしろすぐ上の、特に高卒で入った先輩たち(1学年上で安田尚憲、3学年上で平沢大河)も影響されて、一緒に1軍でスタメンで競い合っていくような選手に育っていくような気がしますね。
いやあ本当に楽しみですわ。スポニチさんだったかの「平・安・藤原」時代はもうすぐそこまで来てるんだぞ、みたいな(笑)
↑ちゃんと大阪桐蔭(藤原選手の母校)対履正社(安田選手の母校)もあります。
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