願わくばプロ野球も「選手と審判がお互いリスペクトしていい試合を作れるように」なれれば、非常に嬉しいです。

NPB2日に審判員と全体ミーティング「正しい試合運営ができるように」朗希と白井球審をめぐる問題受け(スポニチ)

先日の佐々木朗希に食って掛かるようにキレていた白井球審の件の話の続きになります。

白井主審の件。ま、馴れ合いはダメだけど、選手と審判とのコミュニケーションは必要だね(苦笑)

2022年4月28日

「あそこで怒ったら損だよ」とは佐々木朗希に対して何人かの野球評論家が言ってましたが、それは審判も同様でやはりお互いにリスペクトし合える関係にならなければねえ。あくまでも対戦相手でもましてや「敵」でもないんだから。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は9日、ロッテ・佐々木朗をめぐり物議を醸した問題を受け、2日にオンラインで審判員と全体ミーティングを開催したと明かした。この日開催された12球団代表者会議と機構理事会、実行委員会後に同事務局長が取材対応。会議の中では、4月24日のオリックス―ロッテ戦で佐々木朗に詰め寄った白井一行球審の行動に対し、公認野球規則に記されている審判員の行動規範を順守することが改めて確認されたと、各球団に報告した。

 同事務局長は「“審判員の行動規範”は全ての審判員が熟読しているが、改めて確認をした。そうしたことによって正しい試合の運営ができるようにと確認した話を経過も含め12球団に説明し、今後の審判員の行動についての報告とさせていただいた」と語った。

 同規則には「審判員は、競技場における唯一の代表者であって、強い忍耐と、よりよい判断とを必要とするようなつらい立場に置かれることがしばしば起こるが、悪い事態に対処するにあたっては、感情を棄てて自制することがいちばん大切なことである―(原文抜粋)」と記されている。

いずれにしても白井球審がもし佐々木朗希の態度に「問題あり」と判断したのであれば、あんなプレー中ではなく3アウトになった後のイニングの合間にベンチに歩み寄って、指揮官たるロッテの井口監督を含めて口頭で注意すべき話であったハズで、試合中、タイムもかけずにつかつかとマウンドに向かって恫喝しようとしたあの態度は、まさに「あそこで怒ったら損だよ」というその言葉をそのまんま白井球審を含めた審判諸氏に僭越ながら申し上げたいなあ…とは思ってる今日この頃ですね。

そりゃ審判諸氏も大変だと思いますよ。ともすれば「非人道的な」ぐらいえげつないマウンドから投げてキャッチャーミットまでの18.44メートルをわずか0.4秒ぐらいで通過してくる160キロ近い豪速球を目の前でジャッジして、しかも「より正確に」判定しないといけないわけですから。まあそれでも「ストライクゾーンが試合中に変化する」のは、サッカーで言うとこの「コンタクトプレー等が、試合の前半と後半でファウル、またはイエローカード提示の判断が明らかに違ってしまう」と同じぐらい選手たちからすれば「やりづらい」のは当然で、そこは技術面の向上で少しでも勘弁してほしいんですけども(苦笑)。

なのでここはプロ野球機構および選手会の方でも周知すべき案件なんでしょうが、「お互いに喧嘩せずにリスペクトしていい試合を作っていきましょう」ぐらいの周知は必要じゃないんでしょうかね。一番くだらなく愚かしく、最も避けなくてはならないのは審判の曖昧なジャッジが原因で試合がぶっ壊れてしまうこと。そこの試合に安くないチケット代払って見に来ている人たちのことを考えれば「そりゃないよ」と試合内容云々よりもそれで試合が壊されてしまうほうが悲しいに決まってるじゃないですか。少なくても審判を見に来ている野球ファンはその審判氏の身内の方(例えばこれが引退試合で最後の試合です、とか)を除けばほとんどいないハズで、その審判が全面にしゃしゃり出て選手を恫喝するシーンは見たくないし見せたくないでしょう。

いずれにしてもプロ野球の審判のジャッジで「ふざけて」「えこひいきが過ぎて」トンチキな判定をする人はひとりもいない…ということを信じつつ、「威厳を保つ」のと「選手を恫喝していばる」のは全く違う行為だぞ、というのはそもそも「人」としての基本的な常識の部分でああいうのはできるだけやめてください、と書いておきましょうかね。

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ま、そのうち「手打ち」は必要なんでしょうけどね。

ロッテ・佐々木朗希、13日に因縁の白井審判と〝再戦〟か 「騒動が再燃しかねない」パ球団関係者は危惧(夕刊フジ)

まあ日刊ゲンダイさんと夕刊フジさん、それに世界の東スポさんの夕刊紙各紙は眉唾的な見方で割り引いて見るのが妥当なんスけどね。でもプレーする側と審判側の「手打ち」としてなんか仕掛けそうな気がしなくもないっす。

ロッテの井口資仁監督(47)は8日、佐々木朗希投手(20)の次回登板が中6日で13日のオリックス戦(京セラドーム大阪)になることを明らかにしたが、令和の怪物最大の難敵が、早くも目の前に現れるかもしれない。

この日の試合後、報道陣から「(佐々木朗は)予定通り中6日で投げるのか?」と聞かれた指揮官は「はい、そうです。(準備を)やっています」と明言したが、これは大変な試合になりかねない。4月24日の一戦で〝恫喝(どうかつ)〟を受けた白井一行審判(44)が球審を務める可能性があるからだ。

白井審判は主に西日本の試合についており、6日は広島―DeNA戦(マツダ)の球審、8日は三塁塁審を務めた。現在は予備審判を含め5人一組のクルーで動いており、一般的に反時計回りで持ち場を変えるケースが多い。

10日からはソフトバンク対西武など3カードが2試合。白井審判がそのいずれかの試合を担当し、次がオリックス対ロッテの担当になると、13日は球審の順番になる。これはロッテ首脳陣の頭にも入っているはずだが、ローテーションをズラすことなく、佐々木朗を京セラのマウンドに送ることを決断した。

白井審判の行動は想像以上に批判を浴びた。情報番組では有識者からパワーハラスメントを疑う厳しい意見が飛び交い、その後の試合では名前がアナウンスされると、場内がざわつくのが恒例となっている。また友寄審判長が「別の方法で対応すべきだった」と指摘し、プロ野球選手会も審判が所属する日本野球機構に対して質問状を送る構えで火種はくすぶったままだ。

過去にパ・リーグ球団関係者は「袋叩きになったが、すぐに態度を変えることができるかは微妙なところ。本人とのコミュニケーション不足があるような気がするので、このままでは騒動が再燃しかねない」と危惧。因縁の審判のジャッジで、佐々木朗が大人の対応で投げ切ることはできるのかも焦点になる。

ま、白井球審も「やりづらい」のは確かでしょうね。Jリーグで昨年引退した家本政明審判もそりゃ10年前ぐらいまではひどいジャッジで試合前に主審の名前で家本サンの名前が紹介された時にはざわざわしてましたもの。そこから研鑽を重ねて(ま、たまにポカミスもあったそうですがそれでも)最後は選手にもちゃんとリスペクトされる名審判になったのだから、白井球審もあと何年この審判稼業を続けるのかはさだかではないですが、選手からリスペクトされるような名審判になれるように今から頑張ってください。

ただ、13日のオリックス戦に関しては、

ロッテも苦しいが、現在7連敗中のオリックスはここで吉田正尚・安達了一両選手らがコロナ陽性とは…。

2022年5月9日

オリックスがコロナ禍でとんでもないことになりつつある現状(まさか2年連続首位打者の吉田正尚選手や、ヤジ将軍の元気者でおなじみの(?)大下誠一郎選手まで感染するとは…)、ロッテも2軍方面で感染者が増えてるそうですし、ここはいくら「令和の怪物」「日本プロ野球界の至宝」にもなりつつある佐々木朗希投手の登板予定で興行的には稼げる一戦かもしれませんが、だからといって無闇矢鱈に試合を強行するような真似もどうかご勘弁を。

以上です。

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