佐々木朗希も、敵地のマウンドや判定がきつい審判等の「アウェイ時の対応」も更に必要となっていく、と。

ロッテ吉井監督「今日はちょっとノーカウント」 朗希初のベルーナDのマウンド合わずいきなり3失点(スポニチ)

今日も西武戦でした。

いやー今日はマウンドのやりづらさもあったし、審判のストライク・ボール判定も辛かったな…。これからはまさに「アウェイ=自分にとって居心地が悪い場所や場違いな雰囲気」への対応もさらに必要となっていくんでしょうね。

◇パ・リーグ ロッテ2ー3西武(2023年9月17日 ベルーナD)

 ロッテ・佐々木朗希投手(21)が17日、西武戦(ベルーナD)に先発し3回70球4安打3失点で降板し4敗目を喫した。最速は160キロだった。

 左脇腹の肉離れから復帰2戦目の舞台はプロ入り後、初登板となるベルーナD。初回から制球が定まらず2死満塁で西武・渡部に死球を与え、押し出しで先制点を許す。続く外崎には2点適時打を浴び3失点。初回だけで38球を要した。

 2、3回は無失点に抑えたが、3回を投げ終え投球数が70球となったところで降板。マウンドでバランスを崩し、変化球もすっぽ抜ける場面が目立つなど復帰2戦目は苦しい投球となった。

 吉井監督との一問一答は以下の通り。

 ――佐々木朗は3回3失点。本人はマウンドを気にしていたようだが。

 「そうですね。今日はちょっとノーカウントですね。ステップ幅が、硬い土からはみ出ていたので、土質が全然変わってたんでね。ズルズル滑ってるのをアジャストするのに時間かかってしまったし、アジャストも自分の歩幅を短くして投げてるんで、今日は彼のピッチングにはなかった。ただ、そんなマウンドもあるのかなって思うので、そこはしっかり直しておいてもらいたいと思ってます」

 ――監督から見ても窮屈な形で投げていた。

 「立ち上がりは、ホント滑ってたので。そのあと、歩幅を縮めると、やっぱりスピード落ちるんでね。それでもしっかり、その後投げてくれたんでね。こんな経験はあっちゃダメなんですけども、良い経験になるのかな。分からないです」

 ――監督自身はそういう経験は。

 「現役時代に楽天の球場が新しくなった時、下からレンガが出てきて、投げるたびにガンガンって火花散る感じやった。なんかなと思ったら、レンガが出てきて。ま、そういうことはありましたけど、最近は土が変わってきて、良くなってきたんで、あんまりそういうことなかったんですけども」

 ――その中でもアジャストしていた。

 「あれでアジャストとして体悪くなったり、調子崩すと元もこもないんで、ああいうことは起こってほしくないですね」

 ――体への無理やフォームへの負担を感じたりは。

 「これは分からないです。明日になってみないと。ただ、大体歩幅が狭くなると、そのパワーを上半身で代用するんで、上半身のどっかに負担はきます」

 ――球数は予定通り。

「そうですね。あのバッターがラストバッターなので、もしフォアボールやヒットだったら、もうあそこで終わって次のピッチャーって。ぎりぎりでした」

 ―― 復帰2戦目、経過も含めて順調か。

 「順調ですね。はい」

 ――今後については。

 「明日の回復見て。また中6でいけるかなとは思ってます。

でも、明日になってみないと」

 ――マウンドが合わない中でも、70球投げさせた判断は。

 「チームの事情なんですけども、もし、2回で代わってたら、後に投げるピッチャーが大変で、この後にも影響してくるんで、朗希のリミットの球数が70球だったので、そこまで頑張ってもらいました。本当はもっと早く代えてもよかったんですけども、ブルペンのこと考えると、そういう感じです」

まあ結果的には愛斗・渡部健人の5-6番に連続死球で押し出し先制点されちゃって、その直後に外崎修汰に2点タイムリーを喰らった…というその3失点が大きく響いた試合ではありました。

ただねえ、今後、佐々木朗希がロッテのエース、日本のエースとなって、更にMLBにまで行くのであれば、こんな感じの「投げにくい」敵地でのマウンドもあれば、「このジャップめ」とビミョーなとこはちっとも取ってくれない偏屈な審判なぞは数え切れないほどいるだろうし(大谷翔平も結構苦労してる側面もありますね、対審判では)…と考えると、「できるだけそういうのは日本にいるうちに慣れといたほうかいいぞ」とは思いますけどね。

これがサッカーやラグビー、アメフトみたいに、スタジアムの形状や気象条件等はそれぞれ違うけども、実際にゲームをやるフィールドの中は一定のルールで決められているスポーツとは違い(せいぜいその球技によって芝生が天然芝か人工芝かハイブリット芝か…の差はあるでしょうが)、ホームランがスタンドインする距離やそれこそマウンドの形状・質などが違う野球・ベースボールの場合はそれは残念だけど「事前にそのつもりで対応できるようにしていく」のもプロたる仕事のひとつだと思うので…本当はそういう妙なストレスを溜めさせないでノビノビと怪物的なピッチングをやらせてあげたいのはやまやまなんだけども、そうもいかないんでしょうし、そこは少しずつ佐々木朗希の経験値と対応力を高めていって「そんなもんは知ったことか」ぐらいの凄い選手になってほしいなと思いますです。

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「対佐々木朗希対策」はどの球団ももっとやってくるのは当然でしょう。

【西武】佐々木朗希を初攻略 松井稼頭央監督「粘りがつながった素晴らしい攻撃」(スポーツ報知)

え、松井稼頭央監督、対佐々木朗希で今まで勝ってなかったのか( ゚д゚)ポカーン

◆パ・リーグ 西武3―2ロッテ(17日・ベルーナドーム)

 西武はロッテの先発・佐々木朗希投手から初回に3点を奪う速攻。6回無失点の先発・隅田から4投手の継投で逃げ切った。

 追い込まれて、少しだけバットを短く持った。初回、1点を先制しなおも2死満塁。外崎がロッテの先発・佐々木朗の157キロをしぶとく右翼線に落とした。試合の主導権を奪う2点二塁打。1四球を挟み12打数連続無安打で、打順が2番から7番に下がった30歳が一振りで怪物に土を付けた。

 初めて佐々木朗を攻略した。ベルーナDでは初対戦。過去4度の対戦は全て敵地ZOZOマリンで0勝3敗、防御率0・96。初回、2死走者なしから2四球を絡め満塁とすると、渡部が11球粘って押し出し死球を奪って先制。2点二塁打で続いた外崎は「ベッケン(渡部)めっちゃ食らいついてたんで、僕も必死に」と笑顔で汗を拭った。

 チームとして3回までに70球を投げさせ、降板に追い込んだ。松井監督は「球数を含め打者の粘りと言いますか、粘りがつながったと思いますし、素晴らしい攻撃」と絶賛。来季以降へもつながる“怪物退治”で、今季最多2万7594人のファンに会心の勝利をプレゼントした。

しかしあの外崎先生を7番に据えて大成功…ってのが凄いわ西武さん。

と同時に思うのは「パ・リーグ5球団も、そしてセ・リーグ6球団も、今後はそんぐらいの対策はしてきて当然」ということになるんでしょうね。オリックスの山本由伸投手への対策もそうでしょうが、言うまでもなく「本人が絶好調すぎて、手も足も出ない」という時もあるんでしょうが、そうでない「通常モード」から「やや不調モード」の際の、「これはどうにか対応できるかも」ぐらいの時にしっかりと戦略を練って試合を迎えるぐらいのことはやってくるもんだ…とロッテ側もそれは前提に考えないと当然ダメ、という事なんでしょうな。でもそれを乗り越えていかないと…ねえ?(^_^;)

以上です。

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