・広島あぁ四球禍…ロッテ3連戦25四死球 今カード先発投手全員が2軍降格(日刊スポーツ)
昨日の記事の続きになりますが…、しかし確かに広島の投手も四球が多くてロッテ側にもチャンス到来って感じな3連戦でしたが、終わってみれば3戦25四死球もあったなんて(大汗)
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ7-1広島>◇30日◇ZOZOマリン
四球禍。広島の新助っ人ドビーダス・ネバラスカス投手(28=パイレーツ)が「日本生命セ・パ交流戦」のロッテ戦に先発して来日初登板したが、3回途中まで3安打3失点で黒星を喫した。5四球と制球を乱した。コロナ禍で先発3投手を欠き、2軍からの昇格組で挑んだロッテ3連戦は計25四死球。四球禍でリズムを悪くし、敵地で連敗した。今カード先発した投手全員の2軍降格が決まった。
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広島を苦しめたのは、敵地の強風ではなく、自軍の四球禍だった。来日初先発のネバラスカスは立ち上がりから制球が定まらない。四球で走者をため、2盗塁を許した。立ち直る気配すら見えないまま、3回途中に親指から出血。わずか2回2/3で5四球と乱れて80球を要し、3失点で黒星という散々なデビューとなった。
広島投手陣はロッテ3連戦で25四死球を与えた。3試合で計22失点のうち10点が四球で出した走者によるもの。一方、ロッテ投手陣は四球で出した走者の得点を1点に抑えている。佐々岡監督は「四球から失点が絡むというのは、ずっと言っているんだけどね。特にこの3試合は目立った。1試合(平均で)8四球は、8安打よりも野手(のリズム)には悪くなってしまう」。四球が3連戦の戦いを重くした。
チームはコロナ禍で先発ローテから九里、森下、高橋昂の3投手を欠く。ロッテ3連戦は2軍から昇格させた矢崎、玉村、そしてネバラスカスを起用したが、試合をつくれなかった。最長は玉村の5回。いずれも登板即2軍降格という結果に終わった。
先発の投球内容は中継ぎ陣にもしわ寄せが及び、この日は3番手の新人大道が初めてイニングをまたいだ6回に3失点。負の連鎖となっている。バッテリー間にも影響を与え、ロッテ3連戦で11盗塁を許した。
野手陣はチャンスを得た宇草や林がアピールを続ける。すでに活動を再開している菊池涼や小園は、早ければ6月1日にも2軍で実戦復帰する予定だ。1人もいなくなった次の週末カードの先発は、「特例2021」で出場選手登録を外れている投手の復帰も可能性がゼロではないものの、1つは現有戦力で埋めなければいけない。佐々岡監督は「今いるみんなでやっていくしかない」と救世主の台頭を待っている。
広島も新型コロナ禍で大変なことになってますし、それでも2軍から抜擢した選手たちが実に「躍動」してる感じでいいチームだなーと思ってるんですけどね。
ま、そこは千葉ロッテも去年の秋にえらい目に逢いましたし(それで清田がクビになるきっかけも作って、図らずとも世代交代を余儀なくされましたし(苦笑))、もしかしたら今後、ワクチン接種よりも先にまたチーム内でクラスタ状態が発生する可能性だってゼロというわけではないので…他人事とは思えないなあ。しかし先発した3投手が全員2軍落ちというのもまた凄まじい。
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そんなロッテ打線、3戦で533球も投げさせていたのか…(^_^;)
・ロッテ、広島投手陣に3連戦で「533」球投げさす 塁に出れば1つ先の塁を狙う(ベースボールキング)
むしろ広島の四死球連発の要因は、ロッテ打線が去年よりも「より粘るようになった」のも大きいのかもしれないですね。
広島との3連戦に2勝1敗で勝ち越したロッテは、攻撃面においてこの3試合、制球に苦しむ広島投手陣に533球(1戦目:189球、2戦目:181球、3戦目:163球)を投げさせ、塁に出てからは積極的な走塁で1つ先の塁を奪い盗塁は11個(1戦目:3盗塁、2戦目:3盗塁、3戦目:5盗塁)決めた。奪った得点は8点、7点、7点だった。
この3試合で1イニングに30球以上投げさせたのは4度。そのいずれも得点に繋がり、1つ先の塁を奪う好走塁があった。
28日の広島戦では、立ち上がり制球に苦しむ矢崎拓也に対し、32球を投げさせ2点を奪った。初回一死走者なしからマーティンが四球を選ぶと、続く中村奨吾が2ボール2ストライクから6球目を左中間方向にフライを打ち上げる。強風の影響もあり、センター・西川龍馬がレフト・松山竜平と重なりながらボールを捕球すると、一塁走者のマーティンがタッチアップし二塁へ進塁。4番・レアードの2ランで2点を先制した。
同日の2-7の5回に37球を投げさせ3点を挙げた。この回先頭の藤岡裕大、続く佐藤都志也の連続四球で一、二塁とし、荻野貴司の右飛で二塁走者の藤岡は三塁へタッチアップ。一死一、三塁でマーティンの打席中に一塁走者の佐藤が盗塁を決め、二、三塁とし、マーティンが四球で満塁に。中村奨吾が粘りに粘って7球目のスライダーをレフト前に2点適時打を放った。なお一、二塁と好機は続き、打席にはレアード。4番打者の打席ではあるが、二塁走者・マーティン、一塁走者・中村が矢崎の投球モーションを完全に盗み、ダブルスチールを決める。二、三塁となると、レアードが放った打球は強風にあおられながらセカンドの後方へ飛び、広島のセカンド・安部友裕は捕球体勢が崩れ、倒れこむようにキャッチ。それを見た三塁走者のマーティンが一気にホームを陥れた。
3度目は、29日の4-3の8回にエチェバリアの3ランで3点を挙げた攻撃。4-3の8回一死走者なしから代走で途中出場していた和田康士朗が、この日の初めての打席、コルニエルから四球を選び出塁し、続く岡大海の2球目に二塁盗塁を決める。岡は1度もバットを振らず四球を選び、藤岡は3ボール2ストライクから6球目を打ち投ゴロに打ち取られるも、和田、岡ともに進塁。8番・エチェバリアがコルニエルから来日初本塁打となる第1号3ランを放った。このイニングから登板したコルニエルを足で揺さぶり24球を投げさせ、後を受けてマウンドにあがった高橋樹也に対しても10球と、このイニングだけで広島投手陣に34球を投じさせた。
30日の試合でも、0-0の2回に一死走者なしから角中が四球で出塁すると、先発・ネバラスカスの投球モーションを完全に盗み二塁盗塁成功。エチェバリアが空振り三振に倒れ二死となったが、4試合ぶりにスタメン出場となった7番・安田尚憲がライトへ適時二塁打を放ち先制する。続く藤岡も、2ボール2ストライクから7球目のカーブを左中間に運ぶ適時二塁打。佐藤の四球、荻野の内野安打で満塁としたが、マーティンが一直に倒れ、大量得点とはならなかったものの、この回だけでネバラスカスに40球を投げさせた。
広島との3連戦では制球に苦しむ投手陣に対し、初球から打ったケースは8度(初球死球を食らったマーティンは含まない)。8得点を挙げ1試合で189を投げさせた28日の試合は、初球打ちしたのは5-10の8回無死一塁の場面で、中崎翔太からレフトへ二塁打を放ったレアードだけ。29日の試合も初球打ちしたのは、1-1の4回一死走者なしの打席で、エチェバリアが玉村からライト前に安打を放った1度のみ。
初球を見逃すケースは多かったとはいえ、ストライクゾーンに来れば積極的に初球から振っていく姿勢はしっかりとあった。ボール球を見送り、塁に出れば積極的に次の塁を狙う。昨年見せていたマリーンズらしい“いやらしい攻撃”が光った広島との3連戦だった。
荻野貴司とマーティン様の好調っぷりは去年と同様なんで、今のところは「怪我だけには気をつけておくれ」と祈るだけなのですが、去年とはっきりいって違う要因としては「(去年ほとんど怪我で欠場していた)レアード様の存在が大きい」のと「中村奨吾と藤岡裕大が、粘るようになって打率も出塁率もかなり上がってきた」こともあるのかなーとは思いますね。これがチーム内競争の危機感なのか、中村奨吾はキャプテンとして自覚を持ち始めたのか…とか、いい方向の要因は幾つか思い当たるんですが、内野だとエチェバリア・鳥谷敬の存在も大きいのか…とか。いずれにしてもいい傾向だと思いますです。
それと個人的には今の面々に加えて、「平沢大河と三木亮よ、さっさと2軍で結果を出して、1軍にあがってこい」とも思ってまして、この両選手は「外野も含めてどこでも守れる」んで、さらにチーム内競争で引っ掻き回してくれると嬉しいんだけどなあ、とも考えておりますです。もっとも1軍が好調だとなかなか1-2軍間の選手入れ替えもしづらいんでそこらへんは痛し痒しってとこなんでしょうね(苦笑)。
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