・ラグビー日本×南アフリカ41・6%瞬間49・1%(日刊スポーツ)
これを書いている時間帯に、日本代表の共同記者会見が行われてまして。NHK総合では、大河ドラマの「いだてん」を飛ばしてまで生中継をしてたんですが…まさか40%を超えてたとは。もしかしたら今年の紅白歌合戦よりも高くなるんじゃねえの?と(苦笑)
NHKが20日に放送したラグビーW杯日本大会準々決勝の「日本×南アフリカ」の関東地区の平均視聴率が41・6%(関西地区41・4%)と高視聴率だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。
13日に日本テレビで放送された日本代表が決勝トーナメント初進出を決めたスコットランド戦の平均視聴率39・2%と比べ、2・4ポイント上回る驚異的な数字となった。
瞬間最高は関東地区では49・1%だった。午後8時55分に記録。南アフリカの選手にペナルティーゴールを決められ、得点が3対14となった場面だった。関西地区の瞬間最高は午後8時47分に47・9%を記録した。
これまでの日本代表戦の関東地区の平均視聴率は以下の通り。
▼9月20日(日本テレビ) ロシア戦で18・3%、瞬間最高視聴率は25・5%を記録。
▼9月28日(NHK) アイルランド戦が22・5%、瞬間最高視聴率は28・9%。
▼10月5日(日本テレビ) サモア戦は32・8%、瞬間最高視聴率は46・1%だった。
▼10月13日(日本テレビ) スコットランド戦で39・2%を記録。瞬間最高視聴率は53・7%と驚異的な数字を記録。
▼10月20日(NHK) 南アフリカ戦は41・6%、瞬間最高は49・1%。
※視聴率はビデオリサーチ調べ。
大会前がなんとなく「あー、始まるんだねえ」ぐらいにしか思ってなかったんすけど、まさかここまで…って感じですわ。
スポンサーリンク
「にわかファン」が気軽に入ってこれるスポーツじゃないと…。
・NHKも認めた〝ラグビー日本・にわかファン人気〟の素晴らしさ(WEDGE Infinity)
「WEDGE」さんという雑誌のサイトでこんな記事が。いやー、野球とかサッカー、プロレスなどのコアなファンからは嫌われがちな「にわかファン」についてですが、個人的には「いやいや、最初はみんなそんなもんでしょう?」と思ってるんですけどね
全文は少し長いんで、引用したい部分だけ引用しておりますが…。
今大会でラグビーの試合を初めて目にし、日本代表の面々が勝利のために自己犠牲もいとわず、献身的に動きながら仲間を生かす姿に大きな感動と勇気を与えられた――。そういう類の声はとにかく方々から毎日のように耳にする。普段はスポーツにすら興味のないような人たちも、こと「ラグビーW杯」の話題になると目の色を変えながら「凄かったね」「素晴らしかった」などと熱く語り合う。日本ラグビーフットボール協会の関係者からも「正直、ここまで盛り上がってもらえるとは思わなかった」と口々に嬉しい悲鳴が飛び出しているほどだ。
今大会の大成功と近年にないラグビー人気の盛り上がりを支えているのは、まず間違いなく〝にわかファン〟たちである。そして、その〝にわか層〟を煙たがることなく手厚く歓迎し、受け入れてくれるムードがラグビー界にはあったからこそ今大会成功と日本での人気爆発に結び付いたのだろう。それはここまで今大会の取材を何試合か実際に重ねている中で率直に感じた思いだ。
そして20日のW杯準々決勝・日本対南アフリカ戦を生中継したNHKの放送の中では、こんなやり取りもあった。日本代表の敗戦後、スタジオブース内の豊原謙二郎アナウンサーが「私たちはあえてプラスの意味をもってお伝えしたいのですが」と注釈をつけた上で「〝にわかファン〟と呼ばれる人たちが、本当にこれだけ生まれた。これはまた本当に大きなことですよね」と発言。
NHKラグビーW杯ナビゲーターを務める元日本代表の五郎丸歩氏も「そうですね。ファンもそうですけども、ボランティアの方だとかですね、地域の方とか、パブリックビューイング開いてくれた方とかですね…。本当にラグビーに縁がなかった方たちが全国でたくさんラグビーに携わっていただいて、この大会を盛り上げてくれた」と同調し、ジャパンOBとして「関わってくれた人たちに感謝したいです」とも続けていた。
このやり取りはネット上でも大きな話題を呼び、放送終了後にツイッターのトレンドでも「にわかファン」のワードが1位にランキングされた。ユーザーたちの間でも、おおむね「その通り」と好意的にとらえられていたようだ。個人的にも、豊原アナの言葉には共感できる。
実を言えば今大会期間中は日本のメディアにも〝にわか〟の人たちが少なくない。W杯という世界的規模の大会で注目が集まることから取材現場には普段、ラグビーの現場に足を運んでいない記者やライターも当然多く集まる。マスコミ事情を知らない人たちからは「何で?」と思う声も出るかもしれないが、これは仕方がないことだ。ラグビーがプロ野球やサッカーなどのように国民的な人気スポーツとして完全に定着しているとは決して言い切れない以上、各メディアも人員に余裕のない社は担当記者をなかなか置けないからである。
アマチュア、プロを問わず、いくつかのスポーツ界には残念ながら排他的なところもある。たとえば初めて現場に来た記者やライターに対して取材対象者、さらにはそこで〝主〟になっているようなメディア関係者までもが「お前、誰?」のようなムードを作り、寄せ付けようとしない――というようなケースもよくある話だ。
このようなムードになっているスポーツ界は得てして、ファンも閉鎖的になっていて〝にわか層〟の人たちを毛嫌いする傾向が強い。なかなか人気が出なかったり、一般層から支持を得られずオタクのファンで固まったりと大抵、排他的になっている。これでは、いつまで経っても「村社会」と同じで新参者を受け付けないから人気も頭打ちになってしまう。
しかしながら今大会で日本のラグビー界は諸手を挙げながらファン、そしてメディアの〝にわか層〟を大歓迎し、率先して新規開拓に務めた。選手やチームスタッフ、大会関係者は非常に協力的で、それこそラグビーをよく知らない記者に対してもイロハを教えてくれるぐらいの謙虚な姿勢で接している取材対象者も多くいると聞く。
今大会で米国代表を率いたギャリー・ゴールド・ヘッドコーチ(HC)に以前、こちらの陳腐な質問にも面倒臭そうにせず、とても紳士的で丁寧な振る舞いを見せながら取材に応対してもらい、感動したことがあった。その思いをすぐ本人にぶつけてみると、こんな答えが返ってきたのを覚えている。
「別に驚くことではない。私だけじゃなく多くのラガーマンは皆、同じ振る舞いを見せると思う。私が常に憤っていたとしたらラグビーに携わる資格はない。ラグビーは相手との戦いだが、憎しみ合う戦争じゃない。お互いがリスペクトし合うからこそ成り立つスポーツだ。時にエキサイトしてしまうことも確かにあるが、試合が終わればノーサイド。シェイクハンドだ。チームメートもすべて同じ思いを共有している。品位、情熱、結束、規律、尊敬――。
これらをラグビーに携わる誰もが持ち合わせていると信じている。その精神を享受してほしいからこそ、私はラグビーの素晴らしさをたくさんの人に伝えたい。きっと日本のラガーマン、ラグビー関係者たちも、これは共通の考えだろうね」
ゴールド氏はかつて神戸製鋼でHCを務めた経験もあるだけに、日本ラグビーを語る言葉には説得力がある。W杯で躍進を遂げた日本代表、そして爆発した国内でのラグビー人気。その裏には〝にわかファン〟にも門戸を広げ、多くの人がラグビーを好きになる入口を整えていた日本のラガーマン、そして多くの関係者たちの謙虚な姿勢があったことを忘れてはいけない。
ま、個人的に今回のラグビーW杯で「一番ビックリ」したのが、私事で恐縮なんですが…大学時代のサークルの先輩が、味スタのフランス対アルゼンチン戦をご家族で見に行ったのを皮切りに(そしてまさかの試合終了直後の乱闘騒ぎまで見るとは(苦笑))、台風19号上陸直前の静岡・エコパまで、オーストラリア対ジョージア戦を見に行くまで「ラグビーにハマる」とは思わなかったっすねー(苦笑)。
結局、帰りは掛川から臨時の「こだま」に乗ろうとしたら満員で断念して、夜行バスで帰ってきたらしいんですが…この先輩とは、野球・サッカーの話題の共通点はあったんすけど、「まさかラグビーまで」と。
あとは「ペナルティのわかりづらさ」を克服することかな。
で、昨日も少しだけ書いたんですけど、できればラグビーもJリーグのようにホームアンドアウェイ形式で地元の浸透していくようなプロ(実際は企業スポーツとのプロアマの混合になるんでしょうけど)リーグとして自立していけばいいんですけどね。ただ、ラグビーのスポーツの最大の弱点としては「実力差があると大量な点差がつきやすい(あまりに大量リードされると応援する気が削がれかねん)」のと「密集戦での反則があまりにもわかりづらい」ことなんすけどね。
↑リーチマイケル主将もそうだが、みんなマッチョな体していて凄いなあと(苦笑)
なので昨日ツイッターでネタ半分として書いたのが、
ま、日本にもうちょっとラグビーを浸透させる…としたら、国技館等の大相撲の本場所の決まり手のように、ラグビーの反則については、できるだけ即座にアナウンスと大型ビジョンでのリプレーを表示して「わかりやすく」してほしいかなとは思う。「赤8番 ノットロールアウェイ」とかね。#RWC2019
— むろかつ@岩Q槻11/03 (@muroktu) October 20, 2019
…こんな事を(苦笑)。ま、あとやれるんだったら、大相撲の本場所中に両国国技館でやっていたミニFM「どすこいFM」みたいな、ルール解説とか実況とかもやってくれるミニFM放送とかを各スタジアムでやってくれねえかなあ、とも。
いずれにしても地上波のテレビの影響ってまだまだ大きいんだなあというのは再確認できましたわ。民放局じゃ「熱しやすく冷めやすい」の典型だから仕方ないけど、せめてNHKは教育テレビやサブチャンネルを使って、せっかく安くない受信料も取ってんだからそこらへんの普及にも協力してよ、とは思いますです。
KADOKAWA (2019-09-07)
売り上げランキング: 259
▼ランキングに参加してます。クリックよろしくおねがいします。