平成最後の日の夕方に、「退位礼正殿の儀」が行われました。

退位礼正殿の儀終了 天皇陛下「支えてくれた国民に感謝」(NHKニュース)

いよいよ「平成」の元号の最終日となったわけですが…いやあ「生まれながらに皇太子」だった陛下には、85年間本当にお疲れ様でした、という気持ちしかないですわ…。

202年ぶりの天皇の退位の儀式となる「退位礼正殿の儀(たいいれい・せいでんのぎ)」が午後5時、皇居 宮殿の「松の間」で始まり、先ほど終わりました。

天皇陛下は国民に向けた最後のおことばの中で、「即位から三十年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私(わたくし)を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と述べられました。

しかし我々庶民からすると、今回の「平成」から「令和」への替わる前後は気楽でいいですね。ま、皇族方はいろんな儀式やらがあって大変なんでしょうけど、昭和以前の時は、「天皇陛下の崩御」が当然のようにワンセットでついてまわった(?)だけに、

↑昼間、こう呟いたんすけどね。

↑この井上陽水の「日産・セフィーロ」のCMの「皆さん、お元気ですか?」…ですら、昭和天皇が病気だったんで口パクになる始末でしたしね。そういう意味では生前譲位は本当にありがたい。素直に「ああ、時代が替わっていくんだろうな。そして天皇陛下、お疲れ様でした」って気持ちになれますから。

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次の元号を口にする天皇陛下、というのも歴史的には凄い話だな…。

天皇陛下 最後のおことば 全文(NHKニュース)

で、天皇陛下の「おことば」の全文はこちらです。

今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを終えることになりました。

ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。

即位から三十年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。

明日(あす)から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。

ゆっくりとしたスピーチで、文字に立ち上げると「あれ、これだけだったっけ?」って意外な印象も受けたんスけど(苦笑)。

しかしふと冷静に考えて「凄いなあ」と思ったのは、

天皇陛下が”次の元号”を「口にした」こと

かなあと思うんですね。というのは、202年前より後の天皇は全員、「生前、次の元号を知らずに崩御してる」わけですから。ほとんどの天皇はいきなり急逝したか、もしくは闘病生活の末に、人事不省…つまりは昏睡状態になってる段階で「陛下、次の元号なんすけど」って侍従の人が相談するわけにもいかんでしょうし。

ゆえに昭和天皇も「平成」を、明治天皇も「大正」を、実際はさだかではないですが、かなりの確率で「次の元号を知らずに亡くなっている」だけに、在位中に次の元号を知ることができて、次の天皇に「父親の闘病の看護」をさせずに引き継ぐある程度の時間と気持ちを作ることができて、こういう儀式で「明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを」というスピーチができるって事は、むしろこのある一定の年齢に達した後の「生前譲位」は必要なんじゃないのかなあと思った次第です。

↑で、天皇陛下の「おことば」を一番近いとこで聴いていた、明日から天皇になる皇太子殿下が。皇太子という職務も大変だったろうけど、天皇という職務も皇太子の1.75倍ぐらい大変そうだけどね。来年還暦なのに、今からスタートなのか、皇太子殿下…。

ぜひとも上皇になられたら「シンプソンズ」のゲストで(をい)

それと、松の間で行われたこの儀式、広い部屋でがらーんとしたとこでやってるのかなあ…と思ったら、

皇族方が退場された後、こんなに同席してる人がいたとは知らなかった(^_^;)。

とりあえず上皇陛下になられたら、また、

「シンプソンズ」に出てくれないなあ…今度は国技館の土俵の上で投げられるんじゃなくて、正式なゲストとして(爆)

※ちなみにこれ、言うまでもなく日本では放送されてないです。菊タブーどころじゃねえもの(^_^;)

いずれにしても皇后様共々、いつまでもお元気で。

 

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