【箱根駅伝・往路】駒沢往路優勝と、こんな「事実は小説よりも奇なり」な年もまた珍しい(笑)

【箱根駅伝】3冠見えた!駒大が19年ぶり往路V!!大八木監督「抜きつ抜かれつハラハラ」(スポニチ)

今年もずっと中継を見てました。しかし駒沢・青学2強とか言いながらも、あまりにもおもしろすぎる展開に「こんなおもしれー箱根駅伝もなかなかねえや」と(^_^;)

◇第99回東京箱根間往復大学駅伝 往路(2023年1月2日 東京・大手町~神奈川・箱根町5区間107・5キロ)

 史上5校目の大学駅伝3冠を狙う駒大が5時間23分11秒(速報値)で、19年ぶり4度目の往路優勝を飾った

 大エースの田沢廉(4年)は1カ月前に新型コロナウイルスに感染する試練に見舞われながら、2区を区間3位と力走。青学大とタイム差なしという大激戦で、勝負は山上りの5区へ。当日変更で入った山川拓馬(1年)が、脇田幸太朗(4年)を2キロで突き放した。中大の阿部陽樹(2年)が一時、追い上げムードだったが、振り切って芦ノ湖のゴールに飛び込んだ

 6区間の出雲は3区間で区間賞を獲得し、残り3区間も区間2位。全日本も8区間中3区間で区間賞、もっとも悪い区間順位が5位と他大学を圧倒するレースを披露し、2冠を達成した。

 抜群の安定感を往路でも発揮。1区・円健介、3区・篠原倖太朗が2位、4区の鈴木芽吹(3年)も3位でまとめた。

 大八木監督は「選手たちがしっかり走ってくれた。ほんとにうれしい。抜きつ抜かれつの試合で、中継点がハラハラでした。1区、滑り出しが大事と思っていた。しっかり4年生が走ってくれた。5区は1年生で若干、不安あったけど山が得意ということで期待していた。期待通りの走りをしてくれた」と胸を張った。

 98、13年度と過去2度の3冠アタックはともに2位。「復路の方が大変かと思う。この流れをまた明日に向けたい」と指揮官。“三度目の正直”での偉業へ、さあ残り5区間だ。

まさに「事実は小説よりも奇なり」を地で行くような展開ですた(笑)

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個人的には1区20キロまで大逃げした学生連合・新田選手に乾杯(^_^;)

なんつーか、今回の箱根往路の最大のトピックスはこっちでしたねえ、個人的には。

【箱根駅伝1区】完全燃焼“3位”関東学連・新田「後ろがついてこないので、行っちゃおうと」(スポニチ)

朝っぱらが度肝を抜きましたねえ。なんとスタート直後から20キロまで大逃げですわ、学生連合の前田選手。

第99回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われた。
 1区は鶴見中継所までの21・3キロ。各校のスピードランナーが起用され、レースの流れをつくる非常に重要な区間で、関東学生連合・新田颯(4年=育英大、千原台)がスタート直後に飛び出して最初の1キロを2分56秒で通過。5キロは14分24秒、10キロは28分59秒で通過し、けん制し合う集団がグングンと引き離した。しかしラスト1キロで足が止まり、明大・富田峻平(4年=八千代松陰)にトップを譲ったが、見事に3番手でタスキをリレーした。

 レース後、新田は「スローペースの集団で最後に叩き合い、ハイペースの落とし合い、自分が一人で行く、の3パターンを考えていたが、1キロ通過時点で後ろがついてこないので、じゃあ行っちゃおうと。パターンがハマって最後に悔いない走りができて良かった。このまま持てば、後ろ来ないでくれと思っていたが、足に限界が来ていた。六郷橋を上って残り3キロぐらいで左足がつり始めていた。仕方ないですね」とレースを振り返った。大学で競技引退するが「陸上はハンドボールのトレーニングの一環で始めたので悔いはないです。箱根駅伝は雲の上の存在だったが、積み重ねるうちに目の前のものになって、実際に今日走れた。4年間充実した陸上部生活でした。後輩たちには5年以内に箱根に出てほしいです」と話した。

 ◇新田 颯(にった・はやて)2001年(平13)1月31日生まれ、熊本県山鹿市出身の21歳。千原台高から19年に育英大教育学部に入学。自己ベストは5000メートル13分53秒23、1万メートル28分07秒32。尊敬するアスリートは04年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストでスポーツ庁長官の室伏広治氏(48)。

去年の中央大の吉居選手の大逃げにもびっくりしましたが(今年は2区ですごい走りをみせてました(笑))、今年の新田選手もサイコーでしたねえ。…とはいえ、1万メートルの記録は28分そこそこ、1区の選手の中では4番目にいい持ちタイムだったんすね。なので、

他の20校がお互いに牽制してなかなか前に出てこない中、のびのびと一人旅。これがまさか品川、蒲田、更に六郷橋の先まで単独トップで逃げまくる…という「うわーすげー、学生連合やるじゃねーかー!!」と思ってたら、残念ながらラスト1キロで追いつかれてそれでも区間3位相当という次第に。結局、学生連合はこの後は下位に一気に沈んでしまったので「うん、よくやった。大したもんだ」としみじみと感心してた次第でした。

これほど「特記事項が多い」箱根駅伝もなかなか珍しい…。

で、その後は中央大と駒沢と青学の三つ巴のような戦いになってきまして、2区でも3区でも三つ巴の戦いに決着はつかず、

【箱根駅伝4区】青学大VS駒大 “2強”互いに譲れないマッチレースに(スポニチ)

さらに4区の小田原中継所手前では文字通り、青学と駒沢のデットヒートになって0秒差で5区に入る展開に。

4区(20・9キロ)は三つ巴の激戦となった。
 トップでタスキを受けた中大・吉居駿恭(1年)を、10秒差だった駒大・鈴木芽吹(3年)が7キロでとらえた。その後、14キロ過ぎに青学大の太田蒼生(2年)が2チームに追いつき、一気に先頭に立つと、他の2人も懸命に食らいついた。

 その後、16キロ手前で中大が脱落。3冠を狙う駒大と連覇を目指す青学大のマッチレースがついに始まった。

で、この時点で「16キロ手前で脱落した」ハズの中央大が5区で一気に息を吹き返しまして、

【箱根駅伝】中大は31秒差の往路2位 22年ぶりV届かずも“2強”崩した(スポニチ)

5区の中央大・阿部選手が青学を抜いて引き離して、更にいったんは15秒差まで駒沢に迫る大激戦に。

史上最多14度の総合優勝を誇る中大が、5時間23分41秒で往路2位に入った。駒大に31秒及ばず01年大会以来、22年ぶりの往路優勝には届かなかったが、青学大を上回り“2強”の構図を崩した。。
 当日変更で2区に入ったエース吉居大和(3年)が区間賞の快走でトップへ。その後も首位争いを演じ、首位の駒大と39秒差で山上りの5区に突入。前回大会で5区区間6位だった阿部陽樹(2年)は青学大を抜き去り、駒大に迫った。

 好位置につけた古豪が、15度目の総合優勝を狙って3日の復路に挑む。

という事態に。

最終的にはラストの下り坂で駒沢の5区の山川選手が安定した走りを見せて15秒差→30秒差まで引き離しまして、

駒沢大が往路優勝、ということに。

そして中央大が2位に入って明日は復路は30秒差でスタートということになりまして、下馬評だった「2強」の一角を見事に切り崩した、という次第でした。

あと、個人的に更にびっくりしたのが、4区の東京国際大のヴィンセント選手の区間新記録(結局、2-3-4区の記録をすべて塗り替えて卒業していくことに(苦笑))と、近年は復路は強いんだけど往路ではなかなか順位が上がらずに2区では19位まで下がっていた東洋大学が、

2区の19位から3区・16位→4区・14位→5区・11位…と着実に順位を戻して気づけば「復路に大いにつなげる順位」まで取り戻してたことでしたかねえ。今年はエース格の選手が不調で使えないというピンチだったらしいんですが、そこは去年も気づけば復路でシード権争いの10位前後から最終10区で3位争いまでするぐらいまで(最終的には4位に)上位に上がってきた東洋大、やっぱし半端ねえなあとびっくりでした(笑)

駒沢の大八木のオッサン、やっぱしいいわあ(笑)

で、まあ個人的には「駒沢の大八木のオッサン…もとい大八木監督が大好き」なのと「山の神・柏原竜二選手以来のご贔屓」で、ここ10数年は駒沢と東洋大を応援してるんですが(あ、母校の選手は学生連合の3区で走ってました。こちらはこちらで嬉しかったっすねえ)、当然、往路の優勝インタビューでは、

出た、大八木のオッサン(笑)。いいなあ、この人が見たくて箱根駅伝が毎年楽しみで仕方ねえ(^_^;)

そして復路のタイム差はこんな感じ。駒沢優勢なのは言うまでもないんですが、果たして「6区の使い方が絶妙にうまい」青学の原監督が2分2秒という絶妙なタイム差をどう攻略するか。

【箱根駅伝】往路3位の青学大“危険水域超え”の2分3秒差 原監督「可能性は0ではない」(スポニチ)

当然、まだまだ諦めるようなタイム差ではないですしね。

総合連覇を狙う青学大は5時間25分13秒で往路3位に終わった。

 当日変更で5区に投入した脇田幸太郎(4年)が伸びず、中大にかわされて3位。往路優勝の最大のライバル、駒大とは2分3秒の差がついた。青学大の原晋監督は「脇田はもう2分くらい早く走れると思っていたが…。精神的なストレスもあったかもしれない。危険水域は1分半と考えていた」とする一方で「でも、可能性は0ではない。何が起こるか分からないのが箱根駅伝」と懸命に切り替えていた。

ここらへんの攻略っぷりを楽しみにしたいと思います。

最後に…さすがにこんだけ沿道の観客がいれば、当然7区二宮定点のフリーザ様はご登場なされる…よな?(苦笑)

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