・ロッテ・中村奨吾は吉井監督が認めるチームの顔 「ミスターロッテ」背番号8継承者が見せた献身的姿勢(サンスポ)
どうも開幕以降なかなか調子が上がらずに大丈夫かなーと思いつつも先日やっと回復傾向をちょっと見せてきた中村奨吾キャプテンを取り上げた記事がサンスポさんに出てました。これがなかなか興味深い記事でした(笑)
「ミスターロッテ」と呼ばれた通算2057安打の内野手、有藤通世がつけた背番号8。ロッテの象徴ともいえる栄光の背番号を2017年から継承するのが主将の中村奨吾内野手(30)だ。
奈良・天理高、早大を経てドラフト1位で入団して9年目。今季は全32試合に先発出場し、打率・190と苦戦を強いられている。開幕から多くの選手を入れ替えながら打線を組んできた吉井理人監督(58)は、中村奨だけはスターティングメンバーから外さなかった。
「キャプテンですし、ロッテは(中村)奨吾のチームだと思っているので」
主将はもがき苦しみながらも、チームの顔としての役割を全うしてきた。守備では何度もファインプレーでチームを救った。ピンチになれば、真っ先に投手に駆け寄って仲間を鼓舞する姿があった。
「状態が上がらない中でもやるべきことは変わらない。進塁打だったり、バントだったり、守備もそうですけど、できることはあるので。それを一つずつやっていくしかない」
主砲として期待され、4番に座りながらもなかなか一発が出ずに苦しむ山口航輝外野手(22)には、自らの弱みを見せて寄り添った。「俺も苦しいけど、冷静になることも必要だと思う」。そう声をかけた試合(4月25日)で山口に本塁打が飛び出した。精神的支柱としてチームを支えながら、黙々と練習に打ち込んだ。
「できることをやっていけば、少しずついい方に行くかなというふうに思うので」。自らにいい聞かせ、何度も自身の打撃の映像を見返しながら試行錯誤を続けた。4月は・141だった月間打率は、5月に入って・313と上向き。9日の西武戦では2号2ランを含む4安打4打点を記録した。それでも、おごることなく、「一歩一歩できることを続けていきたい」と冷静に振り返った。
吉井監督は「オープン戦(序盤)は調子がよかったけど、脚の故障からおかしくなっていたので、たぶん体のどっかが悪かったと思う。でも、彼はそんなことを言う選手じゃないので。ようやく全力プレーできる体になったのかなというふうに見ています」と復調を喜んだ。
昨年4月に取得した国内FA権を行使せず残留。あまり多くは語らないが、「優勝を一度も経験していないし、まだ球団に恩返しができていない」と、2005年以来18年ぶりのリーグ優勝への思いは人一倍強い。現在チームは2位で好位置をキープ。目標を果たし、名実ともに「ミスターロッテ」の継承者となる。
あーやっぱしどこか故障してたんだねえ。なんか納得…。
いずれにしてもキャプテンになってからはいろいろと気を配ってる感じも見受けられますし、まあチームの中でも大変な立場だなーとは思ってますね。FAして楽天に移籍することになった鈴木大地キャプテン→選手会長みたいにいろいろと背負って自分のやりたいようにできなくなってもそれもどうしようもないので、打席に立っている時は少なくてもよほどのバントのサインとかが出てなければ「好きに打ちなよ」ってのはいつも思う今日この頃です、はい。
ま、吉井監督をして「なかなかスタメンすら外すことができない重要な選手」のひとりであるんだったら、せめて時にはDHで守備を免除してあげて(その代わり、池田来翔とか若手に守備の経験をさせてあげたりとか)、更に最近は接戦ばっかりでそんなにないんですが、極端に大リードしている時orリカバーできないぐらいに大敗してる時はたまには早めにベンチに引っ込めてやって休ませるとかそういう選手のやりくりもしてくれると嬉しいかなと。
あと、本当にどうしようもない時はちゃんと吉井監督とか福浦ヘッドには言えよ。そうじゃなかったらチームのトレーナーさんとか提携してる(たぶん今も)順天堂大学病院とかをフル活用して治せるものor回復できそうなものはとことん使っちゃうのもプロってもんですぞ?(^_^;)
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西野勇士(と種市篤暉)の復活は「最大の補強」かもしれないね。
・リーグトップタイの4勝 先発、リリーフ、ハイレベルにこなすロッテ・西野勇士の凄さ(Baseball King)
今朝記事で紹介した西野勇士投手の記事がBaseball Kingさんに掲載されてました。こちらもなかなかおもしろい記事でしたので。
ロッテの西野勇士は先発した11日の西武戦、6回以外は毎回走者を背負う苦しい投球も要所を締め、6回・88球、8安打、7奪三振、1死球、無失点に抑え、リーグトップタイの4勝目を挙げた。
右肘のトミー・ジョンから本格復帰となった昨季は37登板全てリリーフで、3勝3敗15ホールド、防御率1.73の好成績を残した。「先発のつもりで調整してきているので、今は先発の気持ちでいます」とオフの自主トレから先発で投げる準備をし、競争を勝ち抜き先発ローテーション入りを果たすと、ここまで5試合・29回を投げて、4勝1敗、防御率3.10。先発投手の指標のひとつにあたるクオリティスタート(QS、6回以上3自責点以内)は3試合達成している。
西野はこれまで何度も先発 → リリーフ、リリーフ → 先発の転向をしてきた。その度に、きっちりとその役割を果たしているのが西野の凄さでもある。13年に先発で9勝を挙げると、14年から抑えに配置転換し3年連続で20セーブ以上をマーク。14年と15年には30セーブ以上を挙げた。17年と18年は成績を落とすも、19年の夏前には「みんな好不調の波があるように、その中で『これだ』っていうのをみんな掴むから1年間一軍に居続けられる。僕の中でもある程度、『こういうのかな』というのが1個あって、それは先発転向する直前から(良い)感覚が続いているのかな」と“新しい感覚”をつかみ始め、先発・リリーフの両方をこなし37試合・70回を投げて2勝3敗5ホールド2セーブ、防御率2.96と完全復活。20年に右肘を手術したが、復帰した22年はリリーフ、そして今季は先発で、先発でもリリーフの時と変わらず安定した投球を見せる。
西野に先発でもリリーフでも好結果を残せているのは“自分の役割”を全うすることを常に意識しているからなのかとぶつけると、「それはもちろんあるかもしれないですね」と回答。
続けて西野は「僕の中での先発の理想像があって、それはとにかくカウント、テンポ、そういうところを、もちろんランナーが出たらテンポというところの話は変わってくるかもしれないですけど、過程というか、試合の作り方はある程度理想がある。それをやっているという感じですかね」と、先発での理想像について明かしてくれた。
「どんな相手でもそうなんですけど、カウントを自分有利で持っていけるような感じにしないといけないと思っている。後手後手にまわっていれば四球とかもそうですけど、自分が追い込まれていくので、投げる球がどんどんなくなっていくという悪循環みたいになってくる。とにかくストライク先行で」。
ストライク先行で投球していたこともあり、11日の西武戦は6回までに8安打を許したが、88球という少ない球数だった。現在、美馬学、石川歩といった先発ローテーションの軸として期待された2人が一軍不在の中で、西野が先発でゲームを作り、なおかつチームに勝ちをもたらしているのは非常に大きい。どの役割でもハイレベルにこなす西野は、間違いなく好調の先発陣を支えるひとりになっている。
そういえば…で思い出したのは、今年の先発ローテの投手で、そんなに大崩れした投手ってあまり記憶にないんすよね。強いて言えば美馬パイセンぐらいでしょうかね。なかなか勝ち星がつかないメルセデス氏もなんやかんやでほぼ3失点以内に抑えてますし。
そういう意味では、去年まではトミー・ジョン手術によるリハビリで長期間離脱していた種市篤暉と西野勇士が「復活」してきたってことは、言い方はアレですがFAや外国人選手を獲得した以上の「補強」とも言えるわけで…果たして種市・西野で何勝するんだろうなと考えると「いやー千葉ロッテ、ここがまず変わったのかもしれないな」としみじみと感じますね。
なんつーか、セ・リーグのチームあたりが「千葉ロッテは佐々木朗希だけ」なんて思ってたらこりゃ交流戦で千葉ロッテが大躍進するかもしれないですね。あとはどーにかロッテ打線が機能して、試合開始早々にできるだけ援護点をあげられるように…うん、そこが一番厳しいか(ノД`)シクシク
以上です。
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