【千葉ロッテ】美馬投手はよく頑張った。それを「策」もなくじっと見てるだけの監督・コーチ陣が…。

・【ロッテ】打線沈黙２戦連続完封負け　０勝３敗で崖っぷち　美馬学好投もアクシデント降板の不運に泣く(スポーツ報知)

CSファイナルの2戦目でした。美馬投手、すぐに痛打されるんかなあと思ったらえらい好投にびっくり。が、打線の援護なしの上に不運による降板、直後の東妻投手がラオウ氏に痛打され…という流れがあまりにも。本当に頭が下がるわ、美馬投手に。

打線が繋がらず、2試合連続完封負け。
先発の #美馬学投手は6回途中1失点の粘りの投球をみせました。
▼試合詳細はこちらhttps://t.co/iiLiXCy51Q #chibalotte #gameresult #パーソルCSパ pic.twitter.com/cYf2MKdaN3
— 千葉ロッテマリーンズ (@chibalotte) November 11, 2021

◆２０２１パーソル　クライマックスシリーズ　パ　最終Ｓ第２戦　オリックス２―０ロッテ（１１日・京セラドーム大阪）
　ロッテが、パ・リーグ王者のオリックスに２試合連続の完封負け。アドバンテージを含めると０勝３敗になり、日本Ｓ進出へ王手をかけられた。６回に杉本に先制２ランを浴び、打線は本塁があまりにも遠かった。
　初戦は、山本に４回無死一塁から１８人連続アウトで完封負けを喫したロッテ打線。この日もオリックス先発左腕・田嶋を攻めあぐねた。２回に先頭・レアードが左前安打も続くエチェバリアが遊併打。５回は２死から岡が中前安打を放ったが、二盗失敗で二塁すら踏めなかった。６回も先頭の藤岡が左前安打で出塁も加藤が送りバントを失敗。スコアボードに「０」が並び続けた。
　先発・美馬も好投を見せた。５回までは３安打無失点。丁寧な制球で三塁すら踏ませず、先取点を与えなかった。だが、アクシデントが起きたのが両軍無得点で迎えた６回。２アウトまではいとも簡単に奪ったが、吉田正の打球が右脚に直撃して降板し、２死一塁で代わった２番手・東妻が杉本に初球を左翼席に運ばれて、２点の先取点を奪われた。
　２点を追う７回は、２死からエチェバリアが中堅前へのラッキーな二塁打を放ち、初めて得点圏に走者を置いた。井口監督は山口に代打・佐藤都を送って動いたが、ボテボテの一ゴロに倒れた。８回は３番手・ヒギンスの前に３者凡退。９回も得点を奪えず、最終Ｓは１８イニング連続無得点となった。
　▽美馬（６回途中４安打１失点）「アクシデントでの降板となってしまい後のピッチャーに迷惑を掛けてしまいました。今日は最初から全力で行けるところまでと思っていたのでイメージ通りには行けたかなと思いますがあそこは投げ切らないといけなかったと思います」

ここはもう「僅かなチャンスをものにしたオリックス」と「そういうチャンスを掴みきれないロッテ」の差、でしょう。

この2戦、0-1、0-2…と、143試合の最後の最後まで優勝争いを競り合った同士の対決ならではの僅差の戦いではありますが、その僅かの差の「何か」をはっきりと課題にして短期決戦の戦い方をできなければ、このままズルズル行って、さあ日本シリーズはヤクルトとオリックスに、ということになるんでしょうね。それが「シリーズ男」のような強運の持ち主が(井口監督に疎まれてるか何かで)「不在」なせいなのか、その井口監督以下コーチ陣の短期勝負ならではの準備や覚悟が足りないのかは正直わかりかねますが。

先日、ブラックジャックをやった際に、井口監督の気持ちがわかったような(苦笑)

そういえば先日、所属しているクイズサークル「岩Q槻」の例会の、バラエティ企画で本場・ラスベガスのカジノ風のトランプゲームの「ブラックジャック」をやる企画があったんですね。いや、うちのサークル、本当に企画に関しては「何でもあり」な会なもので、実際にラスベガス等のカジノにも何度も行ったことがある、うちのサークルの中心メンバーの人が、本当に本式っぽいチップやらカジノで敷くような緑の布やらを持参して開催してくれたのでした。そして参加者もみんなノリノリで楽しんでたのですが…あ、当たり前ですがあくまでもサークルのゲーム企画なので現ナマ等はマジで一切賭けてません(大汗)

あれをやってみて思ったのは「野球の采配・戦略って、このゲームでいうとこの最初に配られた2枚が、合計で17-19ぐらいの状態で、そこから勝負する為に更にカードを切るか否か…で悩むのと似てるなあ、これ」と(苦笑)。

で、ディーラーとなった親の人はカードを切る際には「17以上になったら自動的に子と勝負」することになるんですが、「子」からすると、そこで相手の不運を願うか、自分がガンガンせめて22以上になって自爆も覚悟で行くかという点が、

「あー、井口監督の采配と似てるかも、これ」

…と、困ったもんでそんなことが頭によぎった次第でした。

ちなみに私は完全に初心者でしたので半ばおっかなびっくり気分で「2枚で16-18ぐらいだったらそれでじっくり待つタイプ」でして、実際に予選・決勝で合計2セット戦ったんですが私はほとんどが「最初の2枚で一発勝負」って感じでどーしても数字が足りない際(2枚で6とか10とか)にはカードを追加する戦略を取ってました、予選では最後のセットで大量にチップを賭けて、

そしたら上記のように、2枚のトランプで合計で21(絵札は10、エースは1か11のどっちかを選べます)、つまりは「ブラックジャック」になって圧勝したんですが、決勝は全くダメで「あー、ビギナーズラックだったね、これ」とひとりごちを(失笑)。

しかし井口監督、もう試合前にいろいろと策を練ってこれと決めたら基本的には動かないタイプらしいんですが…まあ巨人の原監督のように「動きすぎて自滅する」タイプもいるんで、トータルでは正直どっちが良いのか、もっといえば「ましなのか」はわかりませんが、ここまで来たら井口監督と心中する気持ちで見守るしかないんでしょうな。むろん戦っている「個人事業主」たる選手たちにとっちゃたまったもんじゃないんでしょうけどね(^_^;)

以上です。