【千葉ロッテ】まさに「人生万事塞翁が馬」。TJ手術と長いリハビリを経て完全復帰した種市篤暉は…。

ロッテ・種市篤暉「テイクバックがスムーズにいく」4.30オリックス戦の2回・紅林からグローブの使い方を変え直球が安定(Baseball King)

千葉ロッテの種市篤暉投手の記事がベースボールキングさんに。しかし怪我・TJ手術からの長いリハビリ生活を経たからこそ「凄み」を増してきたなーって感じ。小島和哉と共に左右のロッテのエースになって欲しい。あ、佐々木朗希は別格としてね(苦笑)

◆ ストレートが安定

 「ストレートが安定しないと球数が多くなりますし、その中でスライダーとかを操れていたらもっと楽なピッチングができたんじゃないかなと思います」。

 ロッテの種市篤暉は今季2勝目を手にした4月23日のソフトバンク戦、5回・103球・4安打・7奪三振、無失点に抑えるも、4月27日の取材で反省していたが、続く4月30日のオリックス戦で6回・97球、5月9日の西武戦は7回・95球、5月16日のオリックス戦は9回・109球とストレートが安定し、少ない球数で長いイニングを投げている。

 ストレートが安定してきた要因のひとつに、グローブの使い方が挙げられる。「試合中にフォームというか、グローブの使い方を変えたんですけど、テイクバックがスムーズにいくなということで、今も続けています」と、4月30日のオリックス戦の0-1の2回一死二、三塁で紅林弘太郎を迎えたところからグローブの使い方を変えた。

 「試合中にもっと敏感というか、嗅覚というか、イニングごとに“こうしよう”、“ああしよう”とイニング間のキャッチボールはやっているので、その中でなんとかしようと思っています」と4月27日の取材で話していたようにイニング間のキャッチボールで修正することのある種市だが、この時は「ゲーム中です。僕、普通に変えちゃうんで」と、試合中に変更を決断した。

 「右のインコース(のストレート)は感覚的にトミー・ジョン(手術)前くらいになっています。ある程度、アバウトですけどインコースに投げられているなという感覚はあります」。

 “右のインコース”で気になったのは、5月16日のオリックス戦の0-0の2回一死走者なしで右打者の頓宮裕真に、ツーシーム、シュート系の球で捕邪飛に打ち取ったこと。

 「あれはツーシームです。相性が悪いのがわかっていたので、インコースに突っ込もうかなと思ってインコースのツーシームを多めにしました」。16日の対戦前までは、5打数4安打と打ち込まれていた“頓宮対策”の一環として、ツーシームを投じた。ちなみにツーシームは「その試合から投げ始めました」と16日のオリックス戦から使い始め、今後も「真っ直ぐの感覚が悪くならなかったら、そのままいこうかなと思います」と、ストレートに影響が出なければ投げていく方針だ。

もともと佐々木朗希が入ってくるまでは「わくわくさんの次のエースは種市になるんじゃないか」的な事は言われてましたからね。150km/hを優に超えるストレートは実に凄まじくてあの右肘の怪我をする直前のプロ初の完封勝利の時も本当に今後どこまで凄い投手になっていくんだろう…と思ってたら次の登板でKO負けして「あれ?」と思ってたら右肘の怪我とTJ手術のニュースを知って愕然としたのを覚えてます。

そういう経緯もあっての約2年のブランクだったわけですが、「あーやっと戻った来たんだなあ、種市は。」というの同時に「この手術とリハビリの離脱期間は決して無駄ではなかったんだな」というのもひしひしと感じますね。

まさに「急がば回れ」。もっと難しい言い方をすれば「人間万事塞翁が馬」。意味としては「その不運に思えた出来事が幸運に繋がったりとか、またその逆もある」という格言で、更に踏み込むと「幸運か不運かは容易に判断しがたい」「何が幸福で何が不幸かは直ぐに決まるものではない」という事だったりしますね。たぶん手術前よりも格段に凄みを増して成長した姿を我々に見せてくれるんでしょうね。

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できれば先発ローテの5投手で競い合って行ってほしいですね。

記事の続きに戻りますが…。

◆ フォークは?

 種市はここまでリーグトップの52奪三振を記録しているが、フォークで実に30個の三振を奪っている。

 前回登板の1-1の6回一死二塁で、茶野篤政を1ストライクから投じた2球目のストライクゾーンからボールゾーンに落ちていく138キロのフォークを見送られ、1ボール1ストライクとなったが、3球目、4球目も同じゾーンにフォークを投げ空振り三振に打ち取った投球は見事だった。

 「データを見ていてもそこまですごく落ちていたわけではないんですけど、低めの意識があったから空振りしてくれたかなという感じです」と冷静に振り返った。

 フォークでいえば、5月9日の西武戦、2-1の4回二死走者なしで中村剛也に1ボール2ストライクから投じた4球目など、シュート気味に落ちるフォークも気になっている。

 意図的にシュートさせているのか訊くと「はい」と答え、「個人的に(シュート系のフォークを)投げているというか、もうちょい多めに投げたいというか、スライダーが曲がらない分、もう少しフォークのシュート幅を大きくしたいというか、そういうイメージで投げています」と教えてくれた。

 奪三振は現在リーグトップ。「ある程度、真っ直ぐでカウントが作れていますし、変化球でもカウントを作れているのが三振とれている要因かなと個人的に思っています」と、球数が少なくなっても、4月30日のオリックス戦が7、5月9日の西武戦は6、5月16日のオリックス戦は9と、変わらず三振が取れている。

 「ローテーションを守っているピッチャーがたくさん抑えていますけど、みんなに負けないように投げるだけかなと思っています」。投げるたびに凄みが増していく背番号“16”。チームメイトと切磋琢磨し、この先もチームの勝利のため、さらに進化をした姿を見せてくれるはずだ。

まあ佐々木朗希は別格としても(←やっぱりここがポイントですね(苦笑))、この種市篤暉と、今日先発予定の左腕の小島和哉と、同じくTJ手術明けの西野勇士、そしてやっと千葉ロッテで勝てるようになった(防御率はめっぽう良いのに)メルセデス氏、このあたりが今のところ先発ローテに入っているわけですが、ひとまずベテランの美馬パイセン、五右衛門、二木康太あたりにはシーズン後半に入ってこの5投手がさすがにバテてきたり、(例えば佐々木朗希が指のマメを悪化させたとかで)ローテを飛ばしたりするようになってきた後に尻上がりに勝ってくれるようなナイスピッチングを…と期待しつつも、現状、佐々木朗希を含めたこの5投手がうまく競い合って、常にベストを尽くせるようなピッチングをしていけばと願っておりますです。

もっとも先発が好投しても相手の投手も素晴らしいピッチングをしてしまうとなかなか勝ち星がつかないかもしれませんが(去年3勝11敗の小島和哉は果たして何回それで勝ち星を潰されたことやら…(ノД`)シクシク)、それはもう吉井監督やジョニーコーチあたりが「それはもう君のせいじゃないから、次も頑張ってくれ」ぐらいのナイスフォローをしてくれれば、そんな去年のような惨状にはならないんじゃないのかなと思うぐらいの、種市・西野・小島・メルセデス氏の各投手の今季のピッチング内容だよなーとしみじみと考えちゃったりとか。

でも最多勝とか最優秀防御率とか最多奪三振をまさか同じチーム同士の投手で競う日が来るとはね。勿論、オリックスも「怪物」山本由伸を筆頭に宮城大弥・山崎福也・山岡泰輔に加えて、最近売出し中の山下舜平大までブレイクしてきましたし…なんか良くも悪くもそこらへんってロッテとオリックスって似たもの同士だなとは前々から思ってましたが、ハイレベルでの似た者同士っぷりで、他球団の多士済々な選手たちも含めてタイトル争いやそもそものパ・リーグの順位争いが盛り上がって行ってくれれば幸いです。

そして今日は西武戦です。

で、今日の予告先発は、

雨天中止となった昨日からの今日で、西武は昨日先発予定だった今井達也がスライド登板ということで、ロッテはメルセデス氏から小島和哉に替わってました。

とはいえ、試合の後ろの方でチャンスが有ればメルセデス氏を投げさせるとも吉井監督が言ってましたので、果たして今日はどんな展開になるのやら。まあ西武打線も山川穂高がいろいろとやらかして試合には出れてない反面、いろいろと活きの良い若手とかスタメン争いを繰り広げている選手とかがきっちりと穴埋めをしてる印象もありますし、なぜかロッテ戦には勝負強い外崎先生もそしておかわりくんも健在だしで。今日は天気は大丈夫そうですね、あとはZOZOマリンの風しだいですな(笑)。

以上です。

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