・W杯GS2戦目で勝てない日本 “魔の2試合目”は今回もサムライブルーに立ちはだかる(ザ・ワールド)
所用をこなしながら、ABEMAの日本対コスタリカ戦の中継を見たり音声のみ聴いたりしつつパソコンの前にいたんですが…大金星の後の2戦目って難しいんだなあとしみじみと(苦笑)
FIFAワールドカップ・カタール大会はグループステージ第2節に突入しており、日本はコスタリカと対戦した。
日本は勝って勝ち点3を獲得すれば6ポイントとなり、スペイン対ドイツの結果次第では決勝トーナメント進出が決まる一戦となっている。
しかし日本はコスタリカを崩すことができない。コスタリカは初戦でスペインに7-0と大量失点で敗れており、この2戦目は負けることができない。そのため手堅く自陣に引いた守備で日本の攻撃を跳ね返している。
後半日本はシステムを変更する。伊藤洋輝、浅野拓磨を投入し、最終ラインを4枚から3枚に変更する。初戦ドイツを破った同じ変更だ。さらに日本は攻勢を強めるため、伊東純也、三笘薫とアタッカーを次々とピッチに送り込む。
日本はこれまでのW杯グループステージでは2戦目に苦戦している傾向にある。1998年フランス大会ではクロアチア、2010年の南アフリカ大会ではオランダに敗れている。2006ドイツ年大会ではクロアチア、2014年ブラジル大会ではギリシャ、2018年ロシア大会ではセネガルに引き分けている。勝ったのは2002年日韓大会のロシアのみであり、6戦で1勝3分2敗と魔の2試合目となっている。
すると、81分コスタリカに先制されてしまう。自陣深い位置でこぼれ球を拾われると、ケイセル・フレールがボックス内から左足を振り抜く。GK権田修一はシュートに触れることはできたが、勢いに押されボールはゴールネットを揺らすことに。
その後日本は攻め続けるも、コスタリカの守護神ケイラー・ナバスの壁を越えられず、1-0と日本は敗れることに。魔の2試合目の戦績は1勝3分3敗と黒星を増やすことになってしまった。
グループステージ第2戦でなかなか勝ててないジンクスは気づかなかったっすねえ。そうすか、2002年以外は(苦笑)
ちなみにドイツ戦の時は本当に体調不良で寝込んでまして(ここしばらくなんとなく断続的に続いていて睡眠時間を増やすようにしてますです)、朝起きたらびっくり仰天でした。と同時にスペインがコスタリカ相手に7-0で圧勝したという話も知って「こりゃ日本、コスタリカ相手にやりづらそうだなあ」とも思ったもんでしたが…。
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まさに「大金星の次の試合」の難しさ、ですなあ…。
というか、考えてみれば2015年ラグビーW杯の日本対南アフリカ戦(「ブライトンの奇跡」と呼ばれている一戦でもあります)の「次の試合」でもスコットランド(ここも世界有数のラグビー強豪だったりします。次の2019年日本大会ではグループリーグで勝利してやはり「大金星」と呼ばれることになるわけですが)に45-10で結構な大差で負けてるんスよねえ。あん時も中継を見ていて「あー、大金星をかました次の試合の難しいことよ」としみじみと思ったもんでした。
なおラグビーW杯はグループリーグのチームがサッカーW杯のそれ(4チーム)とは違い「5チーム」ありまして、そこから上位2チームが決勝トーナメントに進出となるために、結果的には日本はその後のサモア、アメリカに連勝したんですが(まあアメリカ戦なんかでも「まさかアメリカ相手に日本が圧勝できる球技があったとは」と別の意味で驚いた始末でしたが(笑))、南アフリカとスコットランドに勝敗では並んだもののボーナスポイントなどの勝ち点の差でグループリーグ3位で敗退ということになったんですけどね。
そして今回のコスタリカ戦で思ったのは「なんかJ2の試合を見てるような試合展開だなあ」と。
これは決して小馬鹿にしているわけではなく「決められる時に決めないと、90分の間でどこかで(必ず発生する)エアポケットのような守備のシーンでやられて痛い目にあう」ということでして、なんとなく日本代表の方に「なんかいつでも決められると思ってたらフワフワしてる感じのうちに前半が終わってしまい、後半で局面を打開できると思ってたらまたフワフワしてるうちに時間が経過して、ひょんなプレーで失点を食らってしまい大慌てに」という感じままで終わってしまったんでは?という様相を呈してたような気がしますね。なので悔しさ云々よりも、「あー、これぞサッカー、これぞスポーツの世界最高峰の大会なんだろうな」と。そしてコスタリカの方が前節にスペインにまさにコテンパンにやられてからよくぞここまで立ち直って自分らの勝負に徹したもんだ、という褒めるべき試合だったのではないか?とも思った次第です、はい。
「勝って褒められるより、負けて騒がれるようになれ」
あとは先程、高安対阿炎対貴景勝の「三つ巴の優勝決定戦」の話の記事を書きましたが、
上記の3力士にもそうなんですが、サッカー日本代表にも、「勝って褒められるより、負けて騒がれるようになれ」って言いたいですね(あ、負けろとは言ってませんよ?どこかの共産党の区議さんぢゃないんだから(爆))。こちらは昭和14年1月場所に当時、常勝将軍とまで言われた横綱・双葉山の連勝を69で止めた、新進気鋭の幕内力士だった安芸ノ海という力士が相撲部屋で師匠である出羽海親方や部屋付きの年寄(後の出羽海部屋の師匠にもなります)だった藤島親方(元横綱・常ノ花)に諭された言葉だったんですが、実は安芸ノ海という力士、この場所では6勝7敗と負け越しているんですね。しかし明らかに双葉山をぶっ倒してウカレ気分だったとこに言われたこの言葉に奮起してこの4年後には横綱にまで上り詰める強豪力士に成長していった逸話もありまして…。
ゆえに、まあもっと強くなりましょう、負けないように頑張っていきましょう、でいいんじゃないですかね、今は。
さてドイツ相手に大金星で勝利の美酒を味わい(?)、コスタリカ相手に実に痛い負け方も味あい、次はドイツ以上に大強豪の対スペイン戦。それこそ大相撲で言えば「前頭16枚目or十両筆頭級あたりの力士(=日本)が、初顔合わせで平成の大横綱のひとり(=スペイン)の胸を借りるように土俵の上へ」って感じのしゃれにならない対戦相手ですが、そこらへんの戦略とかも代表監督氏の腕の見せ所でもありますからね。さあどうなるか。
以上です。
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