つい今しがた、Twitterを見始めたら、こんなツイートが目に入った。
【訃報】落語立川流真打の立川左談次師匠が 19日午後9時20分 食道ガンのため都内の病院で亡くなりました 享年67歳 謹んでお悔やみを申し上げます pic.twitter.com/3MMC3yLYsr
— 有限会社 談志役場 (@danshi898) March 20, 2018
「う、ウソだろ??」と少し声を張り上げた後、しばし絶句してた私だった。
スポンサーリンク
確かに抗がん剤の治療で何度も入院してたのは存じてましたが…。
ここ数年、がんとの闘病生活が大変だ、とTwitterで何度も書かれてたんですけどね、師匠。
本日入院。娑婆と暫しのお別れ。御新規の治療が始まる。新ネタ稽古だね。 pic.twitter.com/Cinp8DoqF0
— 立川左談次 (@sadanzi) January 15, 2018
左は抗がん剤治療、右は放射線治療のマーカー。見よ!この真剣な表情。それにつけても左平次のヘラヘラ顔よ(笑) pic.twitter.com/VDUh30F9B8
— 立川左談次 (@sadanzi) January 19, 2018
拡大鏡とラジオとアイパッドで退屈を凌ぐ。退屈を感じるのは身体が戻りつつある。ちゅう事なのかしらん。 pic.twitter.com/adgrv35Amp
— 立川左談次 (@sadanzi) February 3, 2018
で、「あら、師匠、iPadとかも使われるんスか」とびっくりしたり、
明日退院の噂(笑)。月〜金で通いの放射線治療。勤め人になったみたい。勤まらないだろうけど一度でいいからボーナスもらいたかった、って贅沢言うな大入りのポチ袋で我慢しろ!てなもんだが。
— 立川左談次 (@sadanzi) February 5, 2018
先月のはじめに退院できるかも、なんて話もあったんですけどね。
20日間四週間よくぞ通い切った放射線治療。今朝は最終日、熱が38-2分、医師に相談して治療オーケーを貰う。
精神的にきつかった副作用も収まらないが、仲間の笑顔を見る為なら、なんて事ぁ無い瑣末な事よ。今日は休養して又新たな挑戦を始めるよ、先ずは寸志に試練を乗り越えてもらおう、っと。— 立川左談次 (@sadanzi) February 16, 2018
で、放射線治療の通院がひとまず終わった、という話が出た後に、
今日は体調最悪。安静にしなくちゃ、だけど「九蔵」問題が気になって寝てられ無い、情報にも疎いしね誰か教えて〜、簡略に頼むよ〜。噂で結構、嘘でもサゲが効いてりゃ大満足だ(笑)。
— 立川左談次 (@sadanzi) March 5, 2018
この3月5日のツイートが最後で、よりによって好楽師匠がお弟子さんに旧名の「林家九蔵」を継がせるか否か、という話が最後の話になってしまったんですね…。
いや、正直言ってそこまでお悪いとは思ってなかったですわ。何度か談志一門の落語会でお目にかかって「いやあ相変わらずお元気そうだなあ」なんて思ってたんですけども。一昨年の初夏に、根津で土橋亭里う馬師匠と立川談四楼師匠との談志一門の古参のお弟子さんの3人会が行われたんですが、その時に左談次師匠が検査入院でお休みになり、里う馬師匠が二席やったのを覚えてますね…。
しかしTwitterで拝読してた師匠の近況、まさか訃報もTwitterで知ることになるとは。残念です。
ヤフーのニュース記事にも出てました。
・落語家・立川左談次さん、食道がんで死去 67歳(オリコンニュース)
オリコンニュースさんの記事ですな…仕事が早い。
落語家の立川左談次(たてかわ・さだんじ)さんが19日午後9時20分、食道がんのため亡くなった。67歳。20日、所属事務所が発表した。
左談次さんは1950年12月生まれ、東京都調布市出身。68年、七代目立川談志に入門し、前座名は「談奈」。73年に二つ目昇進で「左談次」を名乗り、82年に真打ちに昇進した。2016年8月には食道がんであることを公表。以後、高座にあがりながら治療を続けてきた。
通夜は25日午後6時より、告別式は26日午前11時より、東京・町屋斎場(荒川区)で執り行う。
改めてご冥福をお祈りいたします。しかしあの世で談志師匠に苦笑されつつ、「まさか文字助よりも先にお前が来るとはなー。一杯やるか?」と言われつつも再会するんでしょうな…。