・【甲府】勝ったけど試合前にJ1復帰消滅(スポーツ報知)
かなり覚悟はしてたが、やはり前代未聞のハードスケジュールとけが人続出が響いたな、という感じ。でもまだ残り試合と天皇杯があるわけだし、今年は今年で「有終の美」を飾って欲しい。
最後まで信じて応援してくださり、ありがとうございます!
残りの試合も全力で戦います!#vfk #完遂 pic.twitter.com/KMERY08ivl
— ヴァンフォーレ甲府 (@vfk_official) October 28, 2018
◆明治安田生命J2リーグ第39節 甲府1―0讃岐(28日・中銀スタ)
ヴァンフォーレ甲府は、J1復帰の可能性が消滅した。ホームで讃岐と対戦し、途中出場のFW森晃太(21)がリーグ戦初ゴールを決め1―0の勝利。勝ち点を56に伸ばしたが、J1昇格プレーオフ(PO)出場圏内の6位・福岡との勝ち点差が「10」となり、残り3試合での逆転は不可能となった。
勝利を告げるホイッスルが、日が暮れた空にむなしく響いた。午後4時の試合開始前に、福岡が金沢と引き分け、横浜Cが徳島に勝利。6位・福岡の勝ち点が66となり、J1昇格の道は断たれていた。シーズン途中の4月末に就任した上野展裕監督(53)は「たくさんの皆さんに応援して頂いた中で、こういう結果になり申し訳ない」と謝罪の言葉を述べた。
6年ぶりのJ2での戦いは、3試合を残したまま、J1復帰への扉が閉ざされた。チームの精神的支柱であるDF山本英臣主将(38)は「この結果を招いたのは僕ら選手たち。安定した力を発揮できなかった」と唇をかんだ。佐久間悟・代表取締役GM(55)は「現場だけのせいではない。強化として責任を感じている」と表情を曇らせた。
今季の最大目標、1年でのJ1復帰はかなわなかった。だがリーグ戦だけでなく、11月21日には天皇杯準々決勝・鹿島戦(中銀スタ)も残っている。決勝弾を決めた森は「残りの試合も結果を出せるように」。上野監督も「契約社会だから(来季のことは)まだ分からないが、来年の甲府につながる試合をしたい」と語った。残る戦いを、サポーターに希望を与えるものにするため、最後まで力を尽くす。
とはいえ、森晃太が交代して1分もたたぬうちにゴールを決めたのにはびっくりした。今年ほど若手が躍動した年はない(そしてけが人も続出した年もない)とは思ってるんですが、確実にチームの世代交代と選手層の底上げはできてるのかな、と。
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「よく覚えとけ。現実は正解だ」(立川談志)
実はここ3ヶ月ほど、当ブログでの甲府への記事および論調は控えておりました。理由は「監督が交代したら3年計画で見るようにしてるので、そこで一喜一憂したくはない」という次第で。ま、今年は別件でメンタルをやられて不眠症とかになってしまい、今は3週間に一度、心療内科に通うことになったりしたのもありまして…(幸い、不眠症は薬が効いてくれて今はよく眠れてます。念の為)。
ここまで5シーズンもJ1でプレーできて、改めてJ2に落ちた際に、実際にスタジアムに行って感じた事でもあり私自身もどこかで抱いてたのは「勝って当然感」、言葉は悪いですが「ちょっとJ2を舐めてんじゃないかなあ」という気持ちがあるような感じで。
基本的には甲府(ともう一つ贔屓にしてる千葉ロッテ)は、負けても勝ってもプレーひとつひとつに楽しめればそれでいいや、というのが私のスタンスではあるのですが、スタジアムに行ってもスタンドからのため息や、中継を見ていても「何やってんだ」感があまりにも負担が重々しく、「これは客観的に見れるまではブログでの論調を控えたほうが良いな」と決めた次第でした。
※その点、千葉ロッテ…というかプロ野球は「試合数が140試合以上もある」のと「仮にぶっちぎりで優勝しても80勝60敗。つまりは60回は負けるし、歴史的なぶっちぎりで最下位だとしても40勝100敗。つまりは40回は勝てる」という気楽さはあるんですね。その日に負けても、次の日、または翌々日に試合がまた来るわけですから。サッカーは週イチか週2で、その重々しい空気を一週間引きずりそうな感じがどうもきつかったのも否めません。
で、改めてJ1復帰が無理となった今、あえて前向きな言葉をかけるとしたら、立川談志師匠の↓この言葉に尽きるでしょうね。
よく覚えとけ。
現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいといったところで仕方ない。
現実は事実だ。— 立川談志の名言・格言_bot (@dannshi_bot) October 28, 2018
「現実」を受け止めて、今は何をすべきか、来季はどう戦うか、そしてサポーターやファンは「どう応援し、見つめていくか」を考えるきっかけにしてほしいかな、と思う次第です。
未だ勝ち残っている天皇杯で「有終の美」を飾って欲しい。
うーん、天皇杯。準々決勝がアジアチャンピオンズリーグで決勝まで進出した鹿島アントラーズ、準決勝が昨年そのアジア王者となった浦和レッズ…という、傍目から見れば「無理ゲー」に近い相手が控えてるんですが、甲府としては今のチームメンバーが全員が全員、来季チームに残るとは到底考えづらいでしょう(契約満了の選手もいれば、強豪に引き抜かれる選手も出てくるでしょう)。
ゆえに「無理は承知」で、願わくば残りのJ2リーグの3試合を全部勝てるように頑張りつつ、天皇杯も鹿島・浦和と互角の戦いをしてもどこかで勝機を得られれば…「なんでこんなに強い甲府がJ2で苦しんでたんだ?」とJ2リーグじたいにも注目、スポットライトが一瞬でも浴びる瞬間が来るかもしれませんしね。
※んな事を書いてて本当に奇跡的に鹿島・浦和を撃破したら、決勝であっさりと山形or仙台相手に負けたりしてな(号泣)
で、甲府のフロントはどう動くのかはさだかではないですが(上野監督、終盤戦に入ってから選手交代の読みとかがビシバシと当たってるんだけどな…)、砂上の楼閣のごとく今まで積み上げてきたものをその時の気分でちゃぶ台返しみたいな真似だけはどうぞご勘弁。俺だったら「吉田達磨氏の後に”火中の栗を拾う”形で監督になってくれた上野展裕氏を来年は優勝監督にしてやりたい」と思うんですけど…そこは契約社会、どうなるかわからんなー。
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