まさかこんなに早く、ダチョウ倶楽部の上島竜兵氏の訃報に接することになるとは…。

上島竜兵さん死去 61歳 「ダチョウ倶楽部」メンバー(NHKニュース)

基本的にはここのブログでは「個人的に思い入れがある人」とかよほどのことがない限り、著名人の訃報のニュースは書かないようにしてるんですが、しかし竜ちゃん、ダメだよこれは…あの世で志村さんに説教喰らうわ(号泣)

お笑いグループ「ダチョウ倶楽部」のメンバーで、お笑いタレントの上島竜兵さんが11日未明、東京都内で亡くなりました。61歳でした。

上島竜兵さんは兵庫県出身で、1985年に肥後克広さんと寺門ジモンさんらとお笑いグループを結成し、「ダチョウ倶楽部」として活動してきました。

「ヤー!」「聞いてないよォ」などのギャグや、体を張ったリアクション芸で幅広い世代に親しまれ、テレビのバラエティー番組を中心に活躍しました。

また、俳優としてテレビドラマに出演するなど活動の幅を広げ、最近もテレビ番組やイベントに出演していました。

所属事務所によりますと、上島さんは東京都内の自宅で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されたということです。

61歳でした。

関係者によりますと、自殺とみられるということです。

今朝方、なんとなくTwitterのタイムラインを見てたら、「上島竜兵さん」という名前がトレンドに入っていて「なんだろう、竜ちゃんがさん付けは珍しい」と思ってそれを見たら、いやー、本当に「血の気が引く」思いになりましたね。なんとなく耳に血の気がザッ、ザッ、ザッと引いていくような音が聞こえるようになって動悸がひどくなりましたもの。そして今日は午前中は珍しく所用がなく自宅の自室の書類整理でもしようと計画してましたが、さすがにショックがでかすぎて文字通り昼前まで「寝込んで」ました。

個人的には著名人の訃報でこんなにショックを受けたのはたぶん初めてでしょうね。小6の時にあった岡田有希子も、高3の時にあった尾崎豊も、そして数年前にコロナで亡くなった志村けん…の各氏の訃報でも衝撃は受けることは受けましたが、ここまで血の気が引いたのは記憶にないです。

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うちの親父が特にドリフとダチョウ倶楽部が大好きでしてねえ…。

私自身もダチョウ倶楽部のギャグは大好きでテレビで彼らを見るともうゲラゲラ笑い転げてるタイプだったんですが、うちの親父(今年で75歳になります)が、基本的にはテレビを見てても仏頂面であまり笑ったりする人じゃないんですが、数少ない例外が「ドリフターズ」「ダチョウ倶楽部」「安田大サーカス」のようなベタな笑いをする人たちが出てきたら、もう何かネタをする前からニヤニヤ顔をしはじめて、ネタを見ると大爆笑しているようなタイプでした。親父がすれば極めて期待値が高い状況で、いともかんたんにその期待値どおりのネタを披露してくれるのが嬉しかったんでしょうね。

ま、ダチョウ倶楽部、特に上島竜兵氏とドリフターズの志村けん氏が事実上の師弟関係のような仲になってたを知ったのは随分あとでしたが、とにかく「バカ殿」の番組で志村氏とダチョウ倶楽部、特に上島氏の共演は最初っからおもしろかったみたいで「あの人達のお笑いはちゃんと計算ずくでやってるから、安心して笑えるんだろうんな」とも言ってました、はい。ちなみに母親は大のドリフ嫌いで子どもたちにそんなテレビ番組は見せたくなかったようですが、そんな親父のおかげで私ら兄弟が子供の頃は特に制約もなく、ほぼフリーパスでした(苦笑)。

でもまあ、やはり竜ちゃんからすれば、志村サンが亡くなったのはあまりにも精神的にでかかったんだろうね。あっちでもし再会したら「お前、来るのが早すぎだよ」と大説教、下手したら志村サンのお師匠サンにあたるいかりや長介氏からも説教を喰らうかもしれませんが…あれだけ人を笑わせる芸人さんゆえに「苦悩は人前には見せられない」ような悩みや葛藤もあったのかもしれないなと思うと、「そんだけ志村サンに早く会いたかったんだなあ」と思わざるを得ないですね。

しかしながらあえて言わせてもらえば、個人的には70代80代に入った後のダチョウ倶楽部のネタも見たかったですね。年をとって無理ができなくなった老体に鞭打つようなフリをしつつ(←ここがリアクション芸人の腕の見せ所なんでしょう(笑))、明らかに熱湯ではないしそうにも見えない「熱湯風呂」になんやかんやで入れられて、わざと熱いギャグを披露するおもしろい爺様な竜ちゃんも見たかったなあ…とも。その末に、往年の海老一染之助・染太郎両師匠のようなよぼよぼのおじいちゃんぐらいになっても、「俺が先に逝くよ」「どうぞどうぞ」みたいな不謹慎なギャグを平気でやらかす老齢のダチョウ倶楽部の3人も見たかった。これは偽りのない気持ちですね。残念です。

最後に、ご冥福をお祈り申し上げます。