千葉ロッテの福浦和也と、ヴァンフォーレ甲府の石原克哉の「物凄い共通点」とは。

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そのチームの地元の出身の選手であり、なおかつ入団以来そこのチームにずーっと居続けている大ベテラン選手っての非常に珍しいんですけども…そんな千葉ロッテとヴァンフォーレ甲府の選手の記事が出てました。

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甲府のチーム最古参は16年目の石原克哉、38歳。

【甲府】38歳のMF石原と契約更新「より良いクラブに出来るようまい進したい」 : スポーツ報知

選手の入れ替わりが激しいJリーグで大卒デビュー以後ずーっと甲府に在籍してるのが「ミスターヴァンフォーレ」石原克哉。いやあ契約更新できてよかった。

J1の甲府は17日、MF石原克哉(38)と来季の契約を更新したと発表した。

 今季はJ1リーグ戦8試合に出場。「来シーズンもチームのために全身全霊をかけて頑張ります。ヴァンフォーレ甲府をより良いクラブに出来るようまい進したいと思いますので、2017年も応援よろしくお願いします」とコメントした。

しかもこの選手は山梨県韮崎市出身なんですね(大学は順天堂大だったんですけど)。

なのでもしここのブログを見たりした、ヴァンフォーレ甲府をよく知らない千葉ロッテのファンの方に説明するとすれば「地元出身の生え抜き選手なんで、(千葉県習志野市出身の)福浦和也みたいな感じの選手もいるんですよ」と。プロ16年目の選手でずーっと甲府。まあチームがとんでもない経営難の頃は練習生として交通費の月5万円しか貰ってなかったという話もあるぐらいの生き字引ですしね。こういう選手を「リスト・オブ・ワン・クラブマン」というらしいんですが、常に試合ではガチガチにテーピングをしてるぐらいの膝に慢性的な怪我を抱えているだけに日頃のケアも物凄く念入りに行ってるそうで。

※ちなみに山本英臣キャプテンは、石原克哉よりも2歳年下なんですがユースあがり・高卒ルーキーで3年ほど早くデビューしています。ただ彼はユース時代からプレーしていた当時のジェフ市原でデビューして出場機会を求めて(同じポジションのライバルが凄かったですから、今は浦和にいる阿部勇樹とか…)、2003年に当時J2で戦ってた甲府に移籍してきたんですね。まあそれでも15年近くプレーしてるんでもはや生え抜きのような選手なんですけど。

千葉ロッテのチーム最古参は23年目の福浦和也、40歳。

福浦1千万円減 千葉ロッテ | 千葉日報オンライン

2日ほど前の記事なんですけども。

個人的には初芝清のような「ミスターロッテ」「ミスターマリーンズ」と呼ばれてもいいんじゃないかと思うのが「地元千葉県出身・千葉ロッテ一筋」のプロ23年目の福浦和也なんですが…そんなロッテの福浦も契約更改。

2000本安打まであと68本か…。

千葉ロッテの福浦が15日、1千万円減の年俸3500万円で契約を更改した。プロ23年目の今季は36試合で打率2割4分4厘と苦しみ「自分らしさが出せなかった。一試合でも多く出て結果を残せるように、一日一日をやっていきたい」と、残り68本に迫った通算2千安打を見据えた。

で、千葉ロッテをあまり知らない甲府サポの人に説明するとすれば「千葉ロッテにも、甲府の石原克哉のような選手がいるんですわ」…というだろうなあ(笑)。

実は両選手とも、福浦和也はドラフト7位(しかも投手で指名されて後に打者に転向してパ・リーグの首位打者を取るような選手に成長しました)、石原克哉は練習生からどうにか入団にこぎつけたという苦労人という側面もあるんですね(しかもポジションは最初はFWだったんですが、後にMFもDFもやるようになりましたし)。

まあ思えば11年前の、福浦が日本シリーズで満塁ホームランを打つなどで大活躍した千葉ロッテの2005年の日本一を経験した選手もかなり少なくなってきてしまいました。実は、これと同じ年に甲府はJ2の3位から入れ替え戦で勝利してJ1昇格を果たしたんですが、石原克哉はホーム・アンド・アウェイの2試合両方共出場してますし。特に1試合目の小瀬でのロスタイムの停電騒ぎや、2試合目のバレーのダブルハットトリックは、ロッテ対阪神の日本シリーズ4試合での「33-4」なみに衝撃的でしたな…(苦笑)

※ついでに書くと、ロッテが次に日本一になった2010年にも当時はJ2に落ちてた甲府はシーズン2位でJ1昇格を決めてました。うーん、なんつー因縁。…ま、その後1年でJ2に落ちた翌年の2012年にJ2を優勝して甲府が昇格した年はロッテは5位だったんで個人的には「嬉しいジンクス」が崩壊しちゃったんですけどね(泣)

いずれにしても「チームが苦しい時もよく知っている生き字引」のような両選手には一年でも長くプレーをしてほしいなあ…と本気で願う次第です。

余談

【ロッテ】中村&三木が女性ファン向け野球教室「大人の女性に野球教えるのは初めて」 : スポーツ報知

なんか昔のアメリカン・エキスプレスカードの企画でやってた「ゴルフの青木功プロと一緒にラウンドができる」みたいな企画でいいねえ、これ(笑)

ロッテの中村奨吾内野手(24)と三木亮内野手(25)が17日、ZOZOの室内練習場で女性ファンに向けて野球教室を行った。

 クレジットカードでロッテとコラボしている三井住友VISAカードの限定イベント。女性ファンとの交流を通じて「大人の女性に野球を教えるのは初めて。新鮮でした」と中村。三木は「こういった、距離の近いイベントが増えたら良いですね」と笑顔で話した。

あー、三井住友VISAカードの限定イベントでしたか(笑)。でもこうしてプロ野球の選手と間近に触れ合えるってのは「きっかけ」としては最高なんじゃないですかね。カープ女子が多い広島とか、以前はセレッソ女子が多かったセレッソ大阪なんかもやってそうだし、これからやると抽選倍率が凄まじいことになってそう…。

※ちなみに先に書いた「世界の」青木功プロの企画は今でもやってるそうです。