通巻数でこち亀を追い抜いた(?)、ゴルゴ13がギネス世界記録に認定されたそうで…。

ゴルゴ13、ギネス世界記録に認定「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」(日刊スポーツ)

昨日、Amazonでゴルゴ13の最新刊・201巻を購入して届いた…という記事を書きました。

Amazonで購入した「ゴルゴ13」第201巻の単行本が届きました(笑)。

2021年7月7日

が、すげえなあ、こち亀を抜いたってんで、ギネス世界記録に認定されたのか…(^_^;)

単行本の201巻が5日、リイド社から発売された、さいとう・たかを氏(84)の劇画「ゴルゴ13」が「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のカテゴリーでギネス世界記録に認定された。8日、さいとう・プロダクションが発表した。同カテゴリーで16年にギネス世界記録に認定された、秋本治氏の漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(集英社)の200巻を上回った。1968年(昭43)の連載開始から53年での快挙で認定日は5日。

「ゴルゴ13」は、国籍不明の超A級のスナイパー「ゴルゴ13」ことデューク・東郷の活躍を描く劇画作品で、68年11月29日発売の「ビッグコミック」(小学館)新年号から連載を開始し、今年で54年目を迎える。制作過程を分業制にし、これまで延べ50人以上の脚本家がシナリオに協力。その時々の”今”を切り取ったリアリティーを追求した作品作りに取り組んでいる。現在も「ビッグコミック」で連載中で、ストーリーは600話超、「ゴルゴ13」シリーズの累積発行部数は3億部を超えている。

さいとう氏はコメントを発表した。

「『ゴルゴ13』は昭和43年、まだ子供向けの漫画が主流だった時に、編集部から『大人が読むに耐えられる主人公で作品を作って欲しい』と言われて連載が始まりました。連載開始時に最終回のコマ割りまで考えていて、当初は10話で終わるつもりだったゴルゴが、気がつけば10年たち20年たち、50周年の時に結構長く続けたなと思っていたら、201巻でギネス世界記録認定と言われ、正直驚いております。これもひとえに、スタッフの皆さん、出版関係者の方々、そして何よりも、ゴルゴをいつも楽しみにしてくれている読者の皆さんの存在あってこその記録です。感謝しかありません。これからも、続けられる限り、体力が持つ限り描き続けたいです。『ゴルゴ13』は私の作品であると同時に、読者のものでもありますからね。いつも待ってくれている読者のために、1話1話ひとつずつやっていきたいと思います。」

201巻の発売とギネス世界記録到達を記念して、「ゴルゴ13 201巻世界記録到達記念!特設サイト」を開設。さいとう・たかをに所縁のある漫画家からのお祝いコメントの他、今読むべき!「厳選した名作エピソード」の無料配信などを掲載している。無料配信中の名作エピソードは以下の通り

・高難度狙撃でパンデミックを食い止めろ!「高度1万メートルのエピデミック」

・これぞプロフェッショナルの仕事術!「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」

・ゴルゴで歴史や社会情勢を学ぶ!「恐慌前夜」

ま、こち亀は休載なしで毎週連載で40年、ゴルゴ13はほぼ隔週・月2回連載で53年(新型コロナ禍の時に初めて1ヶ月半休載したそうですが)。どっちも凄すぎてどっちも大したもんだ、というのは言うまでもない話なんですけどね。何せゴルゴ13に関しては実写版の主演、そしてデューク東郷氏のモデルにもなった高倉健氏が鬼籍に入られた…ぐらいの年数の長さですから(大汗)。

ちなみに個人的には最も思い出深いのは、

この第53巻「崩壊・第四帝国」の単行本ですかねえ。いや、私が初めてゴルゴ13を読んだきっかけってのは、当時、子供部屋に親父の本棚もあって、そこにこの単行本(たぶんどこかの中古本屋で買ったものと思われる)が入ってたので小3の夏休みにたまたま手にして読んじゃったんですね。

ゆえに小3なのに「モサド(イスラエルの諜報機関)」だのネオナチだの、同じ巻の別の話で当時のローマ法王・ヨハネ・パウロ二世の替え玉が登場して、それを「フリーメイソン」がデューク東郷に本物の法王を救出してほしい…などの話がえらくおもしろくて、後年、クイズの趣味で「怪しい事件史のオニ」と揶揄られる土壌がここにできた…という、まあある意味で人生のターニングポイントにもなった一件でした(笑)。

※ちなみに今、うちの息子が小2なんで、シチュエーション的にはこの翌年にゴルゴ13を手にするのかーと思うと、おい親父、とツッコミも禁じ得ず(爆)

スポンサーリンク

しかし改めて凄いなーと思うこと。

あとは、これまた私が好きな作品で、

↑この第104巻。「バイオニックソルジャー」「黒い星」「呉越同舟」といういずれもゴルゴ13史上名作ぞろいの巻なんですが、この最後の話にあたる「呉越同舟」では、JR総武線ぞいの江戸川区の高層マンションに住む台湾経済界のドンみたいな人の射殺を依頼されるのですが、ここでのデューク東郷氏のセリフが凄かった。

「それと総武線の時刻表だ」と。

で、当時はまだ113系だった総武快速線「エアポート成田」の2階建てグリーン車からの射殺に成功するわけですが、

その「20年後」に、JR東京駅にこんなどでかいデューク東郷氏の広告看板がデーンと(;゚Д゚)

↑しかもこの時は手前の錦糸町駅で下車して逃亡に成功する、というオチも(爆)

で、果たして「ゴルゴ13」、どこまで続くんだろう。御年83歳のさいとう・たかを大先生が亡くなっても優秀なスタッフおよびシナリオライターさんに恵まれれば、それこそ藤子・F・不二雄先生の「ドラえもん」みたいに原作者の先生が亡くなっても(むしろ先生本人の執筆年数を超えても)続きそうな気がしてならん。私が仮に天寿を全うできたらその頃には「250巻」「300巻」にもなってたりしてな。紙媒体がとっくになくなってたりして(苦笑)。

※あ、そうそううちのブログのカテゴリーに「ゴルゴ13」を追加しました。今後ともどうぞよろしくです(笑)

▼ランキングに参加してます。クリックよろしくおねがいします。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへにほんブログ村 野球ブログ プロ野球へにほんブログ村 ニュースブログへ