・井口ロッテ データ改革に2億円投資 来季「チーム戦略部」新設(スポニチ)
昨日の記事の続きになりますが…いや、こりゃ本格的だわ。井口監督を思いっきり助けてやってほしい。
ロッテの山室晋也球団社長(58)は球団仕事納めの26日、来季のチーム強化へアストロズの「フライボール革命」をモデルにした「チーム戦略部」を新設することを明らかにした。2年目を迎える井口資仁監督(44)が要望し、2億円を投入した日本一の「データ野球」を目指していく。
ロッテは変わった。球団創設50年目で初の黒字は約7億円になる見通しだと語った山室社長は、その資金を来季のチーム強化へとつなげると約束した。「球団経営が黒字化し、来年から攻めに転じます。2億円を投資し、目指すのはフライボール革命を成功させたアストロズです」
強化の目玉の一つは「チーム戦略部」の新設だ。「フライボール革命」とはシフトが進化し、速い打球のゴロが守備の網にかかることから、内野を越す飛球の方が安打の確率が高くなる理論。アストロズはこの「データ野球」を基に、17年にワールドシリーズを制した。
一方、ロッテのデータ部門は、今季までスコアラーと打撃投手が兼務など専門家が不在だった。新たな部署は19人体制。楽天のチーム戦略室スコアラーグループマネジャーだった行木(なめき)茂満氏ら他球団の専門家4人を含む6人を新たに雇用。アナリスト(分析官)6人体制であらゆる情報を分析する。
新たな部署は選手起用から守備位置に至るまでデータを提供し、井口監督ら首脳陣との協議でチームの戦略が決まる。グラウンドだけではなく育成、外国人選手の獲得、トレード、ドラフトなどもビッグデータではじき出す。「最終的に決めるのは井口監督だが、意見を出せる場所があることは大事」と山室社長は展望を語った。
球界では当たり前だった高性能弾道測定器「トラックマン」を今季ようやく導入するなど、データ部門は最後発だったロッテ。12球団トップのデータ野球を目指す戦いが、年明けから始まる。
「分析官・アナリスト」って肩書が凄いなあ。球団事務所の一室か、ZOZOマリンのどこかに情報分析室とかを作るんだろうなあ、きっと。
と同時に思ったのは、昨年戦力外通告を受け引退し、最終的には(ドラフト指名前に内定をもらってた縁で改めて誘われた)三井物産に入社した「京大くん」と呼ばれていた田中英祐投手にロッテ球団から「打診」してたのは実はこれを作る計画があったからかもしれないね。いや、改めてこういうセクションができたことによって、もしかしたら三井物産が改めて「野球経験者」であり「ロッテOB」の田中氏を派遣してロッテ球団と何か大きなビジネスをするきっかけになったりもしてね。
しかしロッテ球団も変わったなあって感じ。記事の最後に書いてある「トラックマン」などのデータシステムも「カネがない」「興味ない」って頑なに導入を拒んでいて、最後はどうしようもなくなって泥縄式に導入してた昨年・今年を思えば…ねえ(苦笑)
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甲府も2-5千万円ぐらいで「チーム戦略部」作ったらどう?
一方でうちのブログ的には千葉ロッテ同様、メインコンテンツとなっている(?)ヴァンフォーレ甲府の話も…。
・積極補強の千葉、MF堀米勇輝を完全移籍で獲得…再び甲府に別れ「凄く悩みましたが…」(GOAL)
昨年、「ミスターヴァンフォーレ」石原克哉の背番号7を継いだ堀米勇輝がまさか1年で移籍するとは(;゚Д゚)
ジェフユナイテッド千葉は27日、ヴァンフォーレ甲府よりMF堀米勇輝を完全移籍で獲得したと発表した。
甲府ユース出身の堀米は現在26歳。U-18に所属していた10年に2種登録されると、11年にトップチームデビュー。13年途中からはロアッソ熊本、14年より愛媛FCへ期限付き移籍した。15年に甲府へ復帰した後、翌年に京都サンガF.C.へ完全移籍したが、1年で甲府へ復帰していた。今季の明治安田生命J2リーグでは27試合で5得点をマークしている。
千葉加入にあたり堀米は「ジェフ千葉の皆さん、今回完全移籍で加入することになりました堀米勇輝です。サポーターの皆さんに1日でもはやく認めてもらえるよう努力し、チームの目標が達成できるよう一生懸命取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします」と、コメントしている。
甲府を通じては「今回、ジェフ千葉に完全移籍する事になりました。 自分を見つめ直し、シンプルにサッカー選手として考えた結果、凄く悩みましたがこの決断に至りました。甲府に復帰してからの2年間たくさんの応援をいただき、ありがとうございました」と、感謝の言葉を記した。
えーと、甲府ならびにサッカーに詳しくない(特に)ロッテファンに説明すると、
・千葉ロッテの福浦和也と、ヴァンフォーレ甲府の石原克哉の「物凄い共通点」とは。(2016/12/18付)
こちらでも紹介したことがあるんですが、昨年引退した石原克哉という選手が山梨県出身の甲府一筋17年という「レジェンド」で、千葉ロッテでいえば千葉県出身の千葉ロッテ一筋25年の福浦和也のような選手が去年までプレーをしていた…ということがありまして(一方で、移籍組で現役の半分以上をロッテor甲府で過ごしてる(過ごしてた)という選手としては、ロッテの井口資仁監督と、甲府の山本英臣キャプテンが対比できる存在ではあるのですが…)。
その石原克哉から背番号7を引き継いだのが、やはり山梨県出身の、甲府の育成世代のチームから入団したこの堀米勇輝という選手だったんですね。ま、実際はこの堀米選手は甲府でデビューしたとはいえ、なかなか出場機会に恵まれず愛媛とか京都とかでレンタルされたりもしてた…んですけども、改めて石原克哉の7番を引き継いで2年目に入ろうとするこの時点で「おい、移籍かよ」と、甲府サポを唖然とさせた次第でした。
まあ千葉ロッテで例えれば…この数年後にレギュラーに定着し、ロッテを代表する選手に成長してやっと井口監督から背番号6を貰うことができた「若武者」平沢大河があっさりと翌年に楽天やオリックスなどにFA移籍するようなもんで(爆)。「大河、そりゃねえよー」ってなりますわな。いくら同じ若武者には後輩の安田くんと藤原くんがいるといったって。
そういう意味では、プロ野球と違い移籍が物凄い多いJリーグと単純比較はできないのですが、「選手起用から守備位置に至るまでデータを提供し、監督ら首脳陣との協議でチームの戦略が決まる。グラウンドだけではなく育成、外国人選手の獲得、トレード、ドラフトなどもビッグデータではじき出す。」という「チーム戦略部」は千葉ロッテにも必要だけど、
ここまで行き当たりばったりで来ている甲府のほうが必要なんじゃね?
と強く思うんですよね。ここ数年の「外国人ガチャ」も然り、今年なんかは監督の途中交代もありましたし。
もっともサッカーには野球でいうとこの「セイバーメトリクス」のような主に統計学を用いた情報分析方法は私自身は聞いたことはない…のですが(ただ「ない」とは思わないんですけどね。野球とは統計学のアプローチ方法が違うだけで…)、やっとこ今年初めて球団単体で黒字を出せた千葉ロッテのように2億円…とは言わないけど、どうにか5千万円、無理だったらロッテの10分の1の2千万円ぐらい「投資」して、甲府にも「チーム戦略室」を作って、現在の「分析担当コーチ」の人数か、その権限を更に増やしたり、営業担当や業務担当の面々と今後の短期・長期のチームプランの練り直しのひとつぐらいはした方がいいと思いますね。で、それをチームを動かす「権限」がある佐久間GMや海野会長などに「遠慮なく意見を言い合えるような協議する席」を作ったりとか。
さすがに近年のJ2が、J1経験チームが半分を占める時代になり今のJ1以上に「魔境」になってるだけに、そう簡単にはJ1に戻れるほど甘くないリーグだからなあ。甲府もそうだけど、同じ地方にチームを置く徳島とか山形、山口あたりも似たような戦略室を作ったら更に活用できておもしろくなりそうな気がするんですけどね。
※もっとも堀米勇輝も、なんやかんやで来年あたりに「千葉での起用方法に納得がいかねえ」とかであっさりと甲府に戻ってきたりしてな(苦笑)。
そして、「あの」ピーター・ウタカが甲府へやってくる(汗)
・ピーター・ウタカ、甲府へ完全移籍…今季途中加入の徳島で18戦6得点(サッカーキング)
で、まさかのピーター・ウタカが甲府にやってくるとは(;゚Д゚)
徳島ヴォルティスに所属するナイジェリア人FWピーター・ウタカが、ヴァンフォーレ甲府へ完全移籍で加入することが決まった。27日に両クラブが発表している。
P・ウタカは1984年生まれの34歳。2003年にベルギー3部リーグのマースメヘレンでキャリアをスタートさせ、翌年には同1部のKVCウェステルローに加入した。以後、ロイヤル・アントワープFCで2部リーグ得点王を獲得すると、デンマークのオーデンセBKで4シーズンに渡ってプレー。2009年にはナイジェリア代表として2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ アフリカ予選にも参加した。
2012年に中国スーパーリーグの大連実徳へ移籍すると、初年度から20得点を記録。2013年はシーズン途中に北京国安へ移籍し、2014年シーズンの途中には上海申キンへレンタル移籍で加入した。そして2015年、清水エスパルスへ加入。2016年は期限付き移籍先のサンフレッチェ広島で明治安田生命J1リーグで33試合に出場し、19得点を挙げて得点王に輝いた(ヴィッセル神戸のブラジル人FWレアンドロと同時受賞)。昨季開幕前にはサンフレッチェ広島へ完全移籍で加入したうえで、FC東京へ期限付き移籍。J1リーグ戦25試合に出場して8得点を記録した。
FC東京への期限付き移籍を終え、広島との契約満了に伴って日本を後にしたP・ウタカ。今季はデンマーク2部のヴァイレBKでプレーしていたが、今年6月14日に徳島への加入が決定した。今季は明治安田生命J2リーグで18試合出場6得点を記録している。
完全移籍にあたり、P・ウタカは徳島の公式HPにて以下のようにコメントしている。
「徳島ヴォルティスに関わる皆様、このたびヴァンフォーレ甲府への移籍を決めました。徳島ではたくさんの方々にとても良くしていただきましたし、これは簡単な決断ではありませんでした。ただ、様々なことを考えたうえで、自分にとってこの決断をしないといけませんでした。徳島ヴォルティスで応援してくれた皆様のことは、いつも僕の心の中にいますし、これからも徳島ヴォルティスのことをずっと応援しています。また会いましょう!短い間でしたが、本当にありがとうございました」
また、加入する甲府の公式HPでは以下のようにコメントしている。
「来季からヴァンフォーレ甲府でプレーできることが決まり、とても嬉しく幸せに思っています。チームの勝利にゴールやアシストで貢献し、実りあるシーズンを送れるよう、頑張ります!新しいチームメイト、そして素晴らしいサポーターの皆さんにお会いできることを楽しみしています!」
「獲った」からにはちゃんと「使いこなせ」よ?
以上です。
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