・元ロッテのぺルドモがナショナルズとマイナー契約 昨季はパ・リーグ最優秀中継ぎ投手賞を獲得(Baseball King)
昨季は本当に千葉ロッテで頑張ってくれました。たぶん「来季は絶対にMLBに戻る」って気持ちで頑張ってたのかもしれないな、ペルドモ先生…。
◆ 元ロッテのぺルドモがナショナルズとマイナー契約
現地時間8日、元ロッテのルイス・ぺルドモ投手がワシントン・ナショナルズとのマイナー契約に合意したことをロバート・マレー記者が自身のX(旧Twitter)で報じた。契約にはスプリングトレーニングへの招待選手としての参加が含まれているとされている。
ぺルドモは昨季ロッテへ加入しセットアッパーとして53試合に登板、防御率2.13、41ホールドの好成績を収めパ・リーグの最優秀中継ぎ投手賞を獲得。『マイナビオールスターゲーム2023』にも出場した。昨年12月1日公示の契約保留者名簿から外れ、自由契約となっていた。
しかし昨季はあれだけの安定したピッチングをして、しかもタイトルまで取ったのだからロッテとの再契約はもとより、ソフバンや巨人、もしかしたらオリックスあたりがロッテのン倍もの契約金や年俸を提示してそっちに移籍してもおかしくない投手だっただけに(ま、ソフバンに行ったオスナ氏なんかもそうでしたね)。
とりあえず最初はマイナー契約から始まるけど、ひとまずチームのスプリングトレーニング(調べたら、あっちでは日本で言うとこの「春季キャンプ」と「練習試合・オープン戦」の時期を足してこう言うそうです)でどーにか結果を出して、ひとつずつ高みに上り詰められるように頑張ってほしいなと願ってますです。いやーあんだけ緻密なデータ野球で、しかもアメリカよりも酷暑の夏を乗り越えてきたんだからペルドモ先生だったらどーにかなるんじゃないかと(笑)
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「ミスターマリーンズ」初芝清氏の連載記事がおもしろすぎて。
・「今年は優勝したいよね」→「なんで勝てないんだろう」が当時のロッテの体質だった【初芝清 笑いと涙の17年】#14(日刊ゲンダイ)
「Mr.マリーンズ」初芝清氏の連載記事より。いやーボビー・バレンタイン氏の「劇薬」がものすごく効いてたんだなと(^_^;)
【ミスターマリーンズ初芝清 笑いと涙の17年】#14
2003年にロッテはホセ・フェルナンデスという三塁手の新外国人を獲得した。
これがドラフトで若い三塁手が入ってくるなら「負けないよ」と闘志に火がつくのだが、助っ人の場合は、起用が前提の獲得だ。つまり、私は「レギュラーではない」と言われたようなもの。案の定、代打が中心になった。プロとして考え方を変えようと言い聞かせるしかなかった。ただ、もっと難しかったのは「瞬間湯沸かし器」の山本功児監督である。
試合が始まったばかりの序盤にベンチで目が合うと「なんで代打の準備をしていないんだ!」と一喝された。“まだ二回じゃないか”と戸惑いつつ、そう言われたら仕方がない。
次から試合開始と同時にベンチ裏に体を動かしに行くと、今度は「なんでベンチにいないんだ!」と怒られた。コーチに聞いても「うまくやって」と言うばかり。
どうしたらいいのか、本気で悩んだ。結局、1999年から03年までの山本監督在任中、チームは一度もAクラスに入ることができなかった。
98年の18連敗の時もそうだったが、エースの黒木知宏、野手は福浦和也など選手は揃いつつあったのに、ロッテの独特の雰囲気も足を引っ張っていた。95年に引退した森田芳彦さんが言っていたことが、当時のチームをよく表していた。
「まず、開幕当初は『今年は優勝したいよね』と言い合う。しかし、途中で負けが込み始めると『なんで勝てないんだろう』と首をひねり始める。それでも、危機感を持つ選手や、敗因を分析して立て直そうという人が、このチームには少ないんだ」
それが当時のロッテの気質というか、私も含めて、選手が負けることに慣れてしまっていた。だから、03年オフにボビー・バレンタイン監督の復帰が決まった時の歓迎ムードは、凄まじいものがあった。
そもそも95年にロッテを2位に導きながら、ウマが合わなかった広岡達朗GMによって、わずか1年で解任されてしまった。
■「ライバルは東京ディズニーランド」
ロッテはその後、低迷。対照的にボビーはメッツの監督となり、ワールドシリーズに進出する大監督になっていた。そんなカリスマが復帰するのだからファンは大喜び。95年を知る私や小宮山悟さん、堀幸一も喜んだ。
そして、復帰2年目の05年に日本一を達成するのは、この連載で述べた通り。この時、ボビーは名言を残していた。
「我々のライバルは西武じゃないし、ソフトバンクでもない。東京ディズニーランドです」
我々の本拠地と同じJR京葉線沿線にある「夢の国」をライバルだと宣言。実際、「いかに舞浜駅から海浜幕張駅までお客さんを連れて来るか」と、千葉マリンスタジアムの「ボールパーク化」を推し進めた。
山本イズム氏、意外に無茶な御方だったんすね(苦笑)。
にしてもボビー氏の「我々のライバルは西武じゃないし、ソフトバンクでもない。東京ディズニーランドです」は至言っすわー。彼の時に現役最終年の吉井監督や、MLB帰りの井口前監督をロッテに招聘できた事も考えると、あれから約20年で「千葉ロッテも変わったんだな」と思いますねえ。で、初芝大先生はいつ千葉ロッテの首脳陣に入閣されるんでしょうかと(以下略)
以上です。
18連敗の真実 なぜ千葉ロッテマリ-ンズは負け続けたのか?/竹書房/萩原晴一郎
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