・ロッテ・中村奨吾「いろんなことを試してみようと思ってやっています」~30日のZOZOマリン秋季練習~(Baseball King)
今、千葉ロッテの選手たちは今日まで宮崎のフェニックス・リーグに行ってたり、ZOZOマリンや浦和球場で秋季練習したりと分散してるわけですが…いずれにしても中村奨吾キャプテンは今年はハードかつ忸怩たる思いが強い一年だったろうなと。
ロッテの秋季練習が30日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
ウォーミングアップを行ったあと、投手陣はZOZOマリンスタジアム一塁側スタンドの階段を使い階段トレーニング、キャッチボールなどで汗を流し、野手は打撃練習、走塁練習、守備練習などでみっちり汗を流した。
中村奨吾キャプテンは、村田修一打撃コーチがケージ裏で見守る中での打撃練習。この日は様々な構えを試して打っているように見えた(ここ最近はスタンドから練習を見ていることが多く、久しぶりに一塁カメラ席から打撃練習を見ていたので、この日だけでなく、他の日も様々な構えで打っている可能性あり)。中村本人に練習後、確認すると「構えが変わったというか、いろんなことを試してみようと思ってやっています」とのこと。
その中でも、右足を突っ立ち気味にリラックスした構えで打っているのが印象的だった。中村は「そういう風に打ったり、オープンにして打ったり、試合がないのでいろんなことを試しながらやっています」と教えてくれた。
今季は137試合に出場して打率.220、11本塁打、48打点と悔しいシーズンに終わり、10月24日の取材では「打撃の状態があまり上がってこない中で、本当にチームに迷惑をかけることが多かった」と話していた。来季、“打”で貢献するための準備が早くも始まっている。
今季はどんな調子が悪くてもほとんどスタメンを外れることはなく、見方を変えれば「吉井監督以下ロッテ首脳陣が意固地になるぐらい使いまくった」とも言えますし、逆に「どんなに調子が悪くてもスタメンを外してくれなかった(=2軍再調整等を認めてくれなかった)」というシーズンでしたね。ゆえにネット方面では度を越すような批判にも晒されてましたので。時折渋いナイスバッティングやナイス守備も見せてくれてたんスけどね。
まあ複数年契約だとどうしても初年度や契約最終年以外の年のどこかで「気が緩む」こともあるし「逆に自分がチームを引っ張らなきゃというプレッシャーに苛まれて通常の実力が出づらい」ってこともあるでしょうし。更に長期離脱するほどの怪我や持病などではないけれどもベストコンディションには程遠いorビミョーに遠い調子でなかなか本人としては辛い1シーズンだったと思うと、できれば中村奨吾の代わりになるようなバックアップメンバーをしっかり作り上げて、本人にとってもいい刺激のあるライバル・後輩とかが出てくるとまた戦い方や調子のキープの仕方なども変わるんではないかなと思う次第です。
で、実際に二塁も守れるのは誰あたりなんだろう。平沢大河とか茶谷健太とか小川龍成とか池田来翔とかになるんだろうか。2年ぐらい前にまだ井口監督だった年の春のZOZOマリンでのオープン戦で中村奨吾ではなく平沢大河が二塁を守ってた試合を見たことがあるんですが「なるほど二塁手ってのはこういうバックアップやフォーメーションがあるのか」と2階席から眺めていて結構興味深かったし見ていておもしろかったのが今でも印象に残ってますね。
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近年のトレード戦略は「概ね当たってる」のは本当に何より(笑)
んで記事の続きに戻りますが、今季もトレードで他球団からロッテに来た選手には本当にお世話になりました(多謝)
◆ 西村「1年間投げられる体を作れるか見直してそこを詰めています」
今季目標にしていた50試合登板達成が叶わず、トレード前の日本ハム時代に約束していた“加藤賞”を逃すも、トレードをきっかけにシーズン自己最多となる44試合、4勝0敗14ホールド、防御率1.25の成績を残した西村天裕は「ファイターズだったら僕の印象があったと思うので、なかなかそこを変えるのは難しいと思うんですよね。吉井さんは僕のことを知っているけど、フラットな状態で見てくれた結果、最後はいいところで投げさせてもらうことができたのかなと思います」と活躍した要因を振り返った。
移籍組はマリーンズで活躍するケースが多く、今季も西村をはじめ、石川慎吾、澤田圭佑、坂本光士郎と他球団からやってきた選手たちが活躍した。西村は「どこの球団もそうだと思うんですけど、きた人に対してやりやすく最初やってくれて、わからないことは丁寧に教えてくれる。そこで馴染んで行けてそのままいい感じで、自分のやりたいことをやっていきながら入っていけるんじゃないかなと思います」と自身の見解を述べた。
西村には今季だけでなく、来季以降もマリーンズのブルペン陣の一角として活躍してほしいところ。この秋は「来季に向けての目標をしっかり立て直して、そこに向けてどうやっていくか具体的な練習メニューを考えていくというのと、その中で怪我してしまったのがあったので、どうやったらそこの怪我を防げたのか、どういうふうに1年間投げられる体を作れるか見直してそこを詰めています。そこでやっていく中で、投球で出た課題というのを明確にして潰していくというところですかね」と説明した。
元気者の大下誠一郎はもとより、坂本光士郎、西村天裕、石川慎吾、更に澤田圭佑などなど、本当にここ数年で他球団から移籍してきた(トレードにしろ自由契約による移籍にしろ)選手たちに今年も助けられました。勿論、澤村拓一もそうですし、シーズン最終盤に投げてくれた国吉佑樹もそうでしたしね。
あれも思えばロッテ側は「本当に欲しい戦力」をしっかり見定めて、なおかつ彼らが移籍してきても外様とか言われて萎縮しないようにしっかり気遣いもしたりして「実力をノビノビ出せるように」しているのもいいですね。今はそうでもないんですが20年ぐらい前の巨人はそれはそれは凄かったらしいですし(あれは日ハムから来た小笠原道大、ダイエーから無償トレードで来た小久保裕紀の両選手が変えてくれたそうですね。西武から来た清原選手がいた頃はなかなかきつかったようですし(苦笑))。その点は現役時代から国内外問わずいろんなチームを渡り歩いた井口前監督や今の吉井監督の影響も大きいのかも知れないですね。むしろ現役・引退後含めてロッテ一筋ってのが福浦御大ぐらいでこちらが少数派で逆に珍しいってのもあるのかもしれませぬ(^_^;)
ところでドラフト会議後の「第2次戦力外通告」ってあるんだろうなーそのうち。宮崎のフェニックスリーグが今日までらしいんで、下手すると明日辺りからまた動き出すやもしれないっすね。以上です。
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