・ヤクルトが7選手に戦力外通告…現役ドラフトでロッテから加入した成田翔は現役続行を希望「まだできる」(スポニチ)
10月に入ったのでプロ野球の各チームも戦力外通告の話が出てくる時期なのですが…しかしロッテを戦力外喰らってヤクルトに「拾われて」移籍したわけではなく、去年から始まった「現役ドラフト」でヤクルトに選ばれて移籍した成田翔がわずか1年でそれを通達されるとは。
ヤクルトは2日、東京都内の球団事務所で大下佑馬投手(31)、久保拓真投手(27)、杉山晃基投手(26)、成田翔投手(25)、市川悠太投手(22)、育成選手の松井聖捕手(28)、鈴木裕太投手(23)の7選手に対し、来季の契約を結ばないことを通達した。また、佐藤真一2軍外野守備走塁コーチ(58)が任期満了で退団する。
成田は2022年にスタートした現役ドラフトでロッテから加入。1軍登板は3試合のみで防御率5・40の成績だった。今後については「自分ではまだできると思っているので現役続行を希望して頑張りたい」と強調。1シーズンでチームを去ることになったが「ロッテとヤクルトを経験できたことは今後につながると思う」と語った。
2018年のドラフト2位右腕・大下は現役引退を表明。6年間のプロ生活を振り返り「やれることはやりました。活躍できずに申し訳ないなっていう気持ちはありますけど、僕自身はもうやれることはやりきったので、後悔なく辞められます」と話した。
久保と市川は現役続行を希望しており、杉山と松井、鈴木の今後は未定。
まあプロの世界故に「戦力にならん」とか「ドラフト会議でそれなりの選手を補強できる目処がたった」などでこのように戦力外通告をされることもあるでしょうし、サラリーマンの「クビ」とは違い個人事業主ゆえに、そこのチームと相性が良くなくて他のチームに拾われて更に開眼するってパターンもあるので一概に悲しい話とは言い切れないのですが…しかしそれでも現役ドラフトで獲得した選手を1年で切るってこともありうるんだなというのに軽くびっくりしてますです(苦笑)。
もっともこのNPBの現役ドラフトはMLBの「ルール・ファイブ・ドラフト」という飼い殺しを防ぐために始まった制度を参考にしてるそうですが、そのMLBの方も下手するとキャンプ中、更にシーズン中に解雇されたりマイナー落ちなどをすることも珍しくないですので、日本の方はまだまだこれからの制度とはいえ、実際に移籍先でキャリアハイの成績を残した選手(阪神の大竹耕太郎とか)や、オリックスからロッテにやってきて(古巣のオリックスファンはもとより)移籍先のロッテファンにも非常に愛されている大下誠一郎みたいな例もありますし、まあいろいろなんでしょうね、これも。この制度を何年か続けて行って、いろんなパターンの選手が更に出てくるんだろうなーと見てますです。
スポンサーリンク
成田翔も、平沢大河とかと同期で入団して8年が経過するんだな…。
・戦力外通告の季節到来 SNSでファンもしんみり 現役ドラフト入団のヤクルト・成田には「おい嘘だろ」(スポニチ)
同じスポニチさんではこんな記事も。
プロ野球の戦力外通告期間が2日から始まった。
ヤクルトは2日、大下佑馬投手(31)、久保拓真投手(27)、杉山晃基投手(26)、成田翔投手(25)、市川悠太投手(22)、育成の松井聖捕手(28)、鈴木裕太投手(23)に来季の契約を結ばないことを通達した。大下は現役を引退する。久保、成田、市川は現役続行を希望。杉山、松井、鈴木は未定。
非情な季節到来に、野球ファンも複雑な心境。SNSでは様々な声が挙がり、X(旧ツイッター)では「戦力外通告」がトレンドワード入りした。
ファンからは「戦力外通告の時期がやってきたか、、、」「ヤクルトさんからか… 結構、バッサリいったように見えますが、厳しいですね」などの声が挙がり、特に名前が出たのが成田だった。
成田は秋田商から2016年に、ドラフト3位でロッテに入団。現役ドラフト1年目となった昨年、ロッテからヤクルトに移籍し、移籍会見では「(秋田商の)大先輩の石川さんがいるヤクルトに声をかけていもらってすごくうれしい。投手陣はすごく安定しているけど、自分も1年目からその中に入ってどのポジションでもいいからつかみ取りたい」と抱負を明かしていた。今季は3試合に登板。0勝0敗で防御率は5.40だった。
そんな成田に対しては「成田 おい嘘だろ」「成田くんどこかで頑張って欲しい」「成田くんなんてこの前来たばかりで楽しみだったのになぁ」など、驚きや激励の声も続々。また、「杉山くんの頑張る姿をもっと観たい! ぜひ現役続行で頑張ってほしい!」「大下引退か寂しい」などの声も挙がっていた。
で、成田翔。なんやかんやで年俸を出すのはシブチンな割には、意外にも(?)面倒見が良い千葉ロッテ球団がほっとかないような気がしますね。現役のまま育成契約で再獲得に乗り出してもう1年ラストチャンスを与えるとか、もしこのまま引退するとしても将来的な幹部スタッフにするのを前提に打撃投手とかスコアラーとか営業担当とかで契約を結ぶかもしれないしで(まあロッテ2軍が今季は散々たる成績なわけで戦力は足りてないようですし)。
しかしそれを考えると、成田翔のドラフト同期はもう平沢大河と東條大樹しか残ってないのを思うと…まあ隔世の感だなあ。ま、東條大樹はともかく、平沢大河は個人的にはそろそろロッテ以外のチームで、それこそ「河岸(かし)を変える」じゃないけど環境を変えた方がいいのかもしれないなーと思う今日この頃ですね。できればセ・リーグのチームあたりで…いっそ中日or横浜orヤクルトさんあたりが声かけてくれないっすかねー。
で、最初の年俸は安く&出来高でいいから、育て上手の打撃系の名コーチがいれば(多少ハードな練習を課しても見た目よりもかなりタフな選手なんでたぶん壊れないと思うので)、たぶん即キャリアハイな成績を残せそうな気がするのですが。
以上です。
▼ランキングに参加してます。クリックよろしくおねがいします。