・ロッテ・吉井監督「力の差感じた」 3番手・横山のまれた…2死から一挙6失点(スポニチ)
というわけで昨日はオリックスの胴上げを目の前で見ることに。なんつーかとことん負けねえ強さが凄まじいな、という感じで。
◇パ・リーグ ロッテ2-6オリックス(2023年9月20日 京セラD)
ロッテは2点リードの7回、3番手・横山の2死からゴンザレスへの死球をきっかけに、6安打などで一挙6失点で逆転負け。オリックス戦5連敗で、目前胴上げを阻止することはできなかった。
「横山はあの死球から球場の雰囲気にのまれてしまった」と吉井監督。「力の差は昨日と今日で感じた。ただ、リーグ優勝は逃したけど、まだ、やり返すチャンスがあるので、気持ちを切り替えてやっていきたい」と前を向いた。
というよりも、中村奨吾キャプテンが昨日は3回も得点圏でのチャンスで打てずに…というのも痛かったですね。そのチャンスを逃したあとにオリックスにほぼワンチャンスで大逆転されてるわけですから。
あの選手は打てるときとそうでないときのギャップが激しいのは前からよくよくわかってて、たぶんクレバーな選手がゆえに「駄目なときのいの一番に諦めるような雰囲気」もある選手で(それでも怪我が少なく年間トータルではそこそこ打てて守れてるので首脳陣の評価は思ってる以上に高くて駄目でも外せないらしいんですけども)、伊東監督の頃からそこらへんの「ベンチのムード」を考えると、この人は「やはり野におけ蓮華草」なタイプで意外に下位打線に置いといてもうひとつのクリーンナップを構成するぐらいのお気楽さがいいのかもしれないね、もちろん平安藤原トリオや山口航輝などの若手がブレイクしきれない、それを育てるノウハウもメソッドもないというのもロッテの弱点のひとつではあるのですが。
とりあえず若手育成と打撃理論がしっかりした打撃系コーチは取ったほうがいいぞロッテ。しかも超長期的な育成メソッドを残してもらえるような人をね。
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オリックスが優勝しても道頓堀で馬鹿騒ぎにならないのがいいね(笑)
・オリ・中嶋監督 上田利治監督の「勇者の遺伝子」受け継ぎV3 熱く語りかけたあの試合から好転した(スポニチ)
しかしオリックス、なんであんなに負けないんだろうな。
◇パ・リーグ オリックス6-2ロッテ(2023年9月20日 京セラD)
オリックスが20日のロッテ戦を6―2で制し、3年連続15度目のリーグ優勝を果たした。14日に一足早くセ・リーグ優勝を決めていた阪神に続いて頂点に立ち、1964年の阪神、南海以来59年ぶりの関西2球団によるセパ制覇を達成した。パ3連覇以上は5連覇した94年西武以来8度目で、球団では4連覇した78年以来3度目。オリックスでは初となった。中嶋聡監督(54)は有観客の本拠地で、5度、宙に舞った。
ぶっちぎりの独走で頂点に立った。パ・リーグ3連覇は90~94年に5連覇し黄金時代を築いた西武以来。令和の常勝軍団をつくり上げた中嶋監督は3年目で初めて大観衆の本拠地でオリックスの優勝回数と同じ5度、宙を舞った。
「最高です。何とかここで胴上げしたいと思っていた。本当にうれしい。何とか逆転してくれて選手は凄いなと思った。苦しい戦いばかりだったが、選手が頑張って目の前の試合を勝ってくれた」
今年も「全員が戦力」と言い続け、相手や選手の調子を見極めながら日替わりベストオーダーを組んだ。その数は130試合で123通り。全員で戦う覚悟は西武との開幕戦のオーダーに表れていた。開幕投手に高卒3年目で1軍初登板の山下を抜てき。育成ドラフト4位の茶野を「8番・右翼」で起用し「1番・遊撃」野口、「9番・左翼」来田も初の開幕スタメンだった。新鮮な顔触れで延長戦を制した。
一方で2年連続で130試合以上出場の紅林は2軍スタート。21年の本塁打王・杉本も計3度、2軍での再調整を命じた。選手に刺激を与え続けてチームを活性化。抜てきした選手がことごとく結果を出し、主砲・吉田の抜けた穴を感じさせなかった。
開幕以降、1軍登録された人数は12球団最多の延べ130人。1軍の試合前には自ら2軍戦の中継をくまなくチェックし、目にとまる者は遠征先でもカード途中でも呼んで、すぐに起用した。勤続疲労と故障のリスクを徹底的に排除し、野手で100試合以上の出場は中川圭、頓宮、宗、紅林の4人。投手の50試合以上登板は山崎颯のみで、3日以上の連投は一度もなかった。先発起用の投手16人も12球団最多。選手を育て、守り、そして勝つ、新時代の全員野球をさらに進化させた。
コーチ陣の風通しの良さも強み。毎試合開かれるコーチ会議では自由に意見を出し合う。時には2軍担当のコーチも出席し、問題があればその日のうちに解決。次の日に持ち越さない。先を見るのは指導者で選手には目の前の試合に集中できる環境を提供し続けた。
球団では阪急時代の75~78年に4連覇して以来となる快挙。86年ドラフトで「阪急ブレーブス」に入団。4年目までは4連覇時の指揮官でもあった上田利治監督に師事した。88年、阪急としての最終戦では「阪急最後の本塁打」も放った。
熱く激しい上田監督とは対照的に、冷静でシャイで穏やかなイメージの中嶋監督だが、3連敗を喫し、2位ロッテに2ゲーム差に迫られて迎えた7月29日の日本ハム戦では試合前の円陣で熱い口調でナインを鼓舞した。
「先の先まで見過ぎるなよ、この試合、この打席、この一球、集中していこう。ベンチにいるやつも、いつ行くか分からんで。全員が全員でやることやっていくぞ。そろそろエンジンかけろよ」
この試合を制したチームは10試合を8勝2敗の快進撃で独走態勢を固めた。勇者の遺伝子は確かに受け継がれた。
優勝インタビューでは西武の5連覇への挑戦を問われ「まだまだ強くなれるチーム。とてつもない数字だけど、チャレンジできるチームだと思う」と締めくくった。
で、ひとつ気になったのは「道頓堀でダイブした莫迦ってオリックスや近鉄のときは聞かねえな」ということで調べてみましたら、
・【オリックス】V3!そのとき道頓堀は?警察官は虎3000人→オリ2人「応援する気持ち阪神に負けない」(スポーツ報知)
全くなかったようです(爆)。巡回警備してる警察官が2人だけってのもスゲー(^_^;)
◆パ・リーグ オリックス6―2ロッテ(20日・京セラドーム大阪)
オリックスがパ・リーグ3連覇を達成したこの日、大阪・道頓堀川では、静かにレプリカユニホーム姿のバファローズ・ファンが喜びを嚙み締めた。
14日の阪神優勝時には、試合前から戎橋が見えないように高さ2メートルのビニールシートで目隠しや、警察関係車両がずらりと御堂筋に並んだ。大阪府警察も約3000人を投入し、道頓堀川への“ダイブ”によるケガや事故を防ぐため超厳戒態勢を敷いた。
だが、この日は2人の警察官が巡回するのみ。橋の欄干付近では路上ミュージシャンの演奏が行われ、グリコ前では外国人観光客らがグリコポーズで写真撮影を楽しむなど、普段通りの光景が広がった。
優勝の瞬間を道頓堀川で迎えた大阪府在住の男子高校生は「7回裏まで来ようか迷っていたけど、来たらオリックスファンの友人ができました」と、初対面の男子大学生と喜びを共有した。2人とも関西ダービーでの日本シリーズを願っており「一人ひとりの応援する気持ちは、阪神に負けていない。京セラドームをオリックスファンで埋めたい」と笑顔。道頓堀川にも「飛び込みません。ビールかけを見たいので」と、足早に戎橋を去った。
確かにロッテが日本シリーズで優勝して、幕張の海に飛び込む莫迦ってのは聞いたことないですしね。1998年に横浜が優勝した時に近くの関内川に飛び込んで氏んだ奴のニュースは見た記憶はありますが(失笑)。たぶん日本シリーズはそのまま阪神とオリックスということになるんでしょうが…まあCSも付け入る隙はなさそう。
以上です。
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