元ロッテの清田育宏氏、訴訟を取り下げて「球団と和解」したそうです。

元ロッテの清田育宏氏 契約解除巡る球団との訴訟 円満和解を報告「こちらが訴訟を取り下げ、裁判外で和解しました」(デイリー)

遠征先の札幌でプチ・クラスタ状態になった際に「不倫相手と会っていた」ことを報告せずに球団への虚偽報告で無期限謹慎、更に更にフライデーされて契約解除となった清田氏が球団と和解になったそうで…。というかまだやってたんだな、この裁判(苦笑)。

元ロッテの清田育宏氏(36)が8日、自身のインスタグラムを更新し、自身の契約解除を巡って、ロッテを提訴していた件について、和解したことを報告した。清田氏がつづった全文は次の通り。

 「【ご報告】この度は、僕の行動により多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

 一昨年11月から始まった千葉ロッテマリーンズ球団との裁判は、両者にとって円満に和解する形で終わることができました。

 こちらが訴訟を取り下げ、裁判外で和解しました。

 今一度自分をしっかり見つめ直し、これまでお世話になった方々に恩返しができるよう、また多くの方々の力になれるよう、色々なことをやっていきたいと考えています。

 より一層精進して参ります。

 今後とも清田育宏を宜しくお願いいたします。 清田育宏」

 清田氏は20年秋の札幌遠征中に新型コロナウイルス対策で設けられていた球団ルールを違反。一般女性と会食したことを球団に虚偽報告していたことも判明し、21年1月に無期限の謹慎処分を受けた。処分が解けた直後の同年5月には別の女性との不倫密会が一部週刊誌の報道で判明。球団側は事態を重く見て、契約解除に踏み切った。

 清田氏側は一方的な契約の解除は「解雇権の乱用」と主張し、同年秋に球団を提訴。球団選手としての地位確認と約9700万円の損害賠償を求めていた。

いずれにしても今年で38歳(大卒→社会人経由での入団なんで、同期の荻野貴司と同い年になります。しかも荻野貴司は現在チーム最年長でもありますので)、さすがに現役復帰は無理だろうと考えて「和解」を選択したんでしょうね、これは。

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球団側にも「契約の不備」のようなもの、があったんでしょうな。

で、個人的には清田氏の「契約解除=解雇」に関しては、

「遠征先の札幌での(ロッテ球団がプチ・クラスタ状態になってしまった際の不倫相手と会っていた件の)虚偽報告→こちらは無期限謹慎」「謹慎解除直後にまた不倫の件をフライデーにすっぱ抜かれた→こちらで契約解除」という流れだったんですが、これはサッカー(ラグビーでもいいんですが)の試合で言えば、

イエローカード2枚で退場

のようなもんでしょうから、「個人事業主とはいえ、チームにあれだけ迷惑かけてもお前、まだ懲りてなかったんかい」という側面では「反省の色ナシ」と見られてしまっても仕方ないでしょうし、この時点でおそらく清田氏にとっては年長者の現役選手はほとんどおらず、「ほとんどが年下の後輩の選手たちばかり」で、「あの大先輩の清田がそこまでやっちゃったら、もうチームとしても庇えない」って意味で契約解除したというのは、それ自体は妥当な処分だったと私は思っております。

…ただ、それはそれとしても、契約する上において契約解除された側の清田氏(ならびに清田氏についた担当弁護士)から見れば「契約書の内容的に、ちょっと重箱の隅をつつく」余地があったんだろうな、とも思うわけですね。例えば(虚偽報告がバレて)無期限謹慎処分を食らう前に契約更改した「複数年契約」の話とかも。これが実は書面ではなく口頭で交わされた、つまりは「口約束」に過ぎず、ロッテ球団は「そんなもんは契約書で交わした記憶はない」と主張したのかもしれませんし、清田氏からすれば(いくら非が自分側にあるとはいえ)「複数年契約の話はどーなったんすか?」と主張する”余地”があった…のかもしれないですね。

というのは、ロッテ球団の「査定担当」が、この清田氏の一件の後に↓こんなことを言ってしまった話もあったんですね。

下交渉の時点で主に若手の1軍半から2軍でプレーしてた選手たちに「(チームは2位だったけど、コロナ禍でうちらの経営が厳しいから)一律25%ダウン」だぞ、と。

まあ最終的にはこれも球団側は清田氏の複数年契約同様(?)「言った覚えはない」としらを切りつつも、最終的には引け目もあったのか、そこで「予告」されてたよりかは少し甘めの査定で文字通りの25%ダウンを喰らった選手は殆どいなかったんですけどね。結局、これも球団の経営的な側面からすれば、コロナ禍で経営が厳しいんだったら四の五の言わずに保留者続出を覚悟で契約更改の場で削っていけばいいものの、査定担当とかがマヌケにも下交渉の時点で脅すようなことを言ってしまったが為に「(仮に一律25%ダウンが球団上層部の決定事項だったとしても、マヌケな査定担当とかの舌禍のせいで)ダウンしたくてもできなくなって、結局、自分らの首を占める羽目になった」ということもありましたので。

それゆえに「あー、こんなことを言う愚かな査定担当とかが居るチームだから、まあクビになった清田が裁判起こして言いたいことを言う気持ちはまあわからんではないな。」とも個人的には思ってましたね。もちろん、清田氏が契約解除になったこと自体は「社会的にも、チームのイメージを既存した意味でも極めて妥当」だとは思ってますが、それはそれとして、球団がアホなやり方をやってれば突っつかれるのは当然でしょうからね。

となると千葉ロッテ球団としては、

チームスタッフの上層部の方も「プロ」としてしっかりやれ。

としか言いようがないわけで。

まあ清田氏が和解金でどんぐらいロッテ球団からもらうことになるのかは知ったことはないですが、今後は「そうならないように」、例えば親会社の法務部の全面協力を得て、まずは選手との契約書を「少なくても口頭だけではなく書面に残して」万全にするとか(何かあった際の細部の部分までしっかり明記して、トラブル起こした選手側がグウの音も出ないぐらいにしっかりやるとか)、さらに査定担当のような「えらい人」が選手たちにうかつなことを言ってトラブったり言質を取られたりしないように、そこらへんもしっかりと仕事しろ。と書いておきましょうかね、ええ(苦笑)。

しかし清田氏、セカンドキャリアはどうすんだろうな。本当にどうしようもない事で何年も棒に振ることになるとは…。ま、いっか(←をい)。

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