千葉ロッテも箱根駅伝の青学の…まあ片道の復路優勝ぐらい(?)の選手層の厚さを目指そうな(苦笑)

【箱根駅伝】青学大優勝メンバー喜びの声 4区・飯田「力示せた」9区・中村「結果出て良かった」(スポニチ)

ロッテの井口監督が母校でもある青学の箱根駅伝優勝にコメントを。まあ登録メンバー16名全員が1万m28分台という選手層の厚さにはかなわんかもしれないが、片道ぐらいの選手層の厚さは目指そう(苦笑)

◇第98回東京箱根間往復大学駅伝 復路(2022年1月3日 神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ)

 ▼1区・志貴 初舞台で緊張したが、その中でも楽しくレースができた。去年の負けからこの1年間練習を積んで絶対勝つんだという気持ちでやってきた。

 ▼2区・近藤 本当に強いエースたちが集まっている中で、最低限の走りができてホッとしている。素直にうれしい。

 ▼3区・太田 近藤選手が良い位置で持ってきてくれた。東京国際大の選手に自分は付いていっただけ。運も味方してくれた。

 ▼4区・飯田 1年間何があっても崩れないチームを目標にしてきた。全区・間でしっかり選手が走ってくれた。圧倒的な力を示すことができた。

 ▼5区・若林 率直にうれしいし、こんな貴重な体験を1年からできることは本当にありがたい。

 ▼6区・高橋 後ろとの差を広げないといけないところを縮められて負担をかけた。(仲間たちが)帳消しにしてくれて感謝してる。

 ▼7区・岸本 結果的に区間賞も獲れた。4年生を勝たせて卒業させられたので良かった。

 ▼8区・佐藤 本当に7区までに2位とかなり差をあけてくださったので気楽に走れた。総合Vで大会新ということは光栄。来年もさらに大会記録を更新したい。

 ▼9区・中村 1~8区の人が良い流れで来てくれた。区間賞と区間新を狙いたいと思っていた。結果が出て良かった。

 ▼10区・中倉 自分までの区間で大きな差をつくってきてくれたので安心して行けた。狙っていた大会記録も達成できた。1年間やってきたので優勝できて良かったです。

 《OBのロッテ・井口監督「刺激受けた」》青学大OBのロッテ・井口監督は球団を通じ「総合優勝おめでとうございます。今年もテレビ観戦をさせていただきました。チーム全員で勝つ戦い方を共有しながら、昨年の悔しさを胸に走っているように見えました」とコメント。19年の12月には相模原キャンパスで偶然、原監督と対面したこともある指揮官は「新年早々、強く刺激を受けました。マリーンズもチーム一丸、束になって優勝を目指して突き進む一年とします」とも誓った。

 ▼ホラン千秋(タレント、青学大OG) 総合優勝おめでとうございます!去年の悔し涙がうれし涙に変わり、皆さんの努力が報われた瞬間に胸を打たれました。箱根駅伝に携わった全ての関係者の方々、大変な時代の中で、見ている私たちに勇気をくださり、ありがとうございました!

それにしても改めて思ったのは「出雲駅伝・全日本大学駅伝と、箱根駅伝は全く別物のレースなんだなあ」と。全区間で20キロ以上という距離適性、競馬で言えば、皐月賞(2000m)・日本ダービー(2400m)…の後の3000mの菊花賞を全ての3歳馬が目指してるようなもんで。しかも体調管理が難しい寒さの厳しい正月に、そこにピークを持ってこなきゃならんとこに、びしっとほぼフルメンバーを揃えてくるあのチームとしての調整能力。もっとも20-30年前に比べれば、そこらへんの育成・調整メソッドがしっかりと確立してきたからこそ東京国際大や創価大といった新鋭がシード権圏内や優勝争いにも絡めてきているのも事実なわけで。

そういう意味では井口監督、せっかくコメントをくれたわけだしどこかで青学対談と称して原監督に「一シーズン乗り越えるにはどーすりゃいいんすかね」とか「あんだけ豊富な選手層をどうやってまとめて育ててるんスか?」ぐらいの事は聞く機会があったら今後のためにも聞いたほうがいいかもしれないな。そこらへん、千葉ロッテの機関紙(?)でもあるスポニチさん、コメント取れるんだから、開幕前にどこかでうまくセッティングしてくれませんか? それでうまくいったら今年の末あたりには青学の復路級の選手層はどーにかなるかもしれないな、と(^_^;)

※むしろ青学の原監督には、レギュラーメンバーの扱い方よりも、1.5軍から2軍あたりの「4年間で1回、3大駅伝のいずれかに出れるかどうか」ぐらいの中間層の選手たちのモチベーションとかのキープの方法やその育て方をじっくり井口監督にアドバイスしてほしいような。

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とりあえずまずは先発投手陣から。

ロッテ、直近5年で複数人の二桁勝利はなし リーグVへ勝ち頭の存在は必須(ベースボールキング)

今年はやっとこ、種市、西野が怪我から復活してくると思うんで、佐々木朗希の台頭と共に先発陣の充実をヨロシク。

◆ 優勝へ重要になる勝ち頭

 ロッテは今季も1974年以来の勝率1位でのリーグ優勝を目指す。先発投手に目を向けると、昨季は小島和哉が自身初の規定投球回に到達し、二桁10勝を挙げた。小島以外に規定投球回到達、二桁勝利を達成した投手はおらず、チーム先発防御率はリーグ5位の3.93、先発投手の指標のひとつにあたるクオリティ・スタート(6回以上3自責点以内)もリーグ5位の65。昨季は前半が岩下大輝、後半に小島、佐々木朗希が安定した投球を見せるも、シーズン通して“勝ち頭”、“エース”と呼べる存在がいなかった。

 リーグ優勝を達成するためには“柱”になる先発投手、二桁勝利を達成する投手が複数人出てきてほしい。

▼ 直近5年でリーグ優勝した球団の二桁勝利達成者
2017年 ソフトバンク
東浜 巨 16勝5敗 防2.64
千賀滉大 13勝4敗 防2.64
バンデンハーク 13勝7敗 防3.24

2018年 西武
多和田真三郎 16勝5敗 防3.81(貯金11)
菊池 雄星  14勝4敗 防3.08(貯金10)
榎田 大樹  11勝4敗 防3.32

2019年 西武
ニール  12勝1敗 防2.87(貯金11)
高橋光成 10勝6敗 防4.51

2020年 ソフトバンク
石川柊太 11勝3敗 防2.42
千賀滉大 11勝6敗 防2.16

2021年 オリックス
山本由伸 18勝5敗 防1.39(貯金11)
宮城大弥 13勝4敗 防2.51

 上記の成績を見てもわかるように、直近5年のパ・リーグを制したチームの先発陣は必ず2人以上は二桁勝利を挙げた投手がいる。また、新型コロナウイルス感染拡大により120試合に試合数が減少した2020年を除いて、必ず1人で貯金10以上作る先発投手がいた。

 チーム防御率リーグ最下位ながら18年と19年にリーグ連覇を達成した西武でも、18年に多和田真三郎と菊池雄星、19年にニールと1人で貯金を「10」個以上作った。昨年25年ぶりにリーグ優勝したオリックスもエース・山本由伸が1人で貯金「11」だった。

 ロッテがリーグ優勝するためにも、“複数人の二桁勝利”、“1人で貯金を10個”作る先発投手が出てくる必要がある。

◆ ロッテの先発事情

 文字にすると簡単そうに見えるが、実際はかなり難しい。ロッテで、1人で貯金「10」個作った先発投手は18年に13勝2敗のボルシンガーがいるが、二桁勝利を2人以上挙げたシーズンは直近5年間で1度もなく、石川歩が14勝、涌井秀章が10勝をマークした2016年まで遡る。

 18年はボルシンガーが1人で貯金を「11」個作ったが、石川歩が9勝8敗、涌井が7勝9敗、有吉優樹が6勝5敗、二木康太が4勝7敗と、大きく貯金を作れた投手、二桁勝利を達成した投手がいなかった。チームもリーグ5位に終わった。

 また、近年のロッテ先発事情を見ると、チーム最多勝利投手がシーズンによって異なり、複数年連続で安定して勝ち星を伸ばせる投手がいない。昨季チーム最多勝の小島、昨季後半の防御率が1.22だった佐々木朗希はまだ若く、今季は昨季以上の勝ち星を挙げる可能性を秘めている。

 小島は2年連続でシーズン通して先発ローテーションで投げ、後半戦は2度の完封勝利を記録するなど3度完投勝利を達成。後半戦だけに限れば、5勝1敗、防御率は2.67と安定しており、この投球を今季は開幕から披露できれば、2年連続二桁勝利、1人で貯金10個作ることに期待がもてそうだ。

 佐々木朗希も東京五輪明けの後半戦は、6試合・37イニングを投げて、イニング数を上回る44奪三振、2勝0敗、防御率1.22と、打線の援護に恵まれない試合が多かったため勝ち星は2勝にとどまったが、圧巻の投球内容だった。昨季は中10日以上あけたなかでの先発が多く、中6日で先発したときにどれだけのパフォーマンスを見せるか、シーズン通して投げたときに大きな波を作らず投げきれるかという課題はあるものの、持っている能力からすれば二桁勝利、貯金10も夢ではない。

 そのほかに先発候補は石川歩、美馬学、ロメロ、岩下大輝、河村説人、二木康太、本前郁也、森遼大朗、さらには故障から復活を目指す種市篤暉などがおり、先発の層は厚くなってきている。調子の良い投手をうまく一、二軍で入れ替えていけば、5勝~8勝できる投手は複数人でてくるだろう。

 ただ、優勝するためには、このなかから“柱”となる投手が出てくる必要がある。昨年の後半戦の投球だけを見れば小島、佐々木朗が“柱”の候補に挙げられるが、ベテランの美馬と石川に、故障明けの種市も任された先発機会で10勝0敗する力を持っている投手だ。リーグ優勝するために先発の“柱”となる投手が出てくることに期待したい。

▼ 直近5年のロッテチーム最多勝利投手
2017年
二木康太 7勝9敗 防3.39

2018年
ボルシンガー 13勝2敗 防3.06

2019年
石川 歩 8勝5敗 防3.64
種市篤暉 8勝2敗 防3.24

2020年
美馬学 10勝4敗 防3.95

2021年
小島和哉 10勝4敗 防3.76

もっとも2017-9年は先発投手が7-8回まで好投してたのに、中継ぎ・抑えが痛打されて勝ち星が消えてしまった例がやたらと多かったんで、そこは吉井氏のコーディネートっぷりと、木村龍治新コーチ(←そういえばこの人も青学OBですな(笑))のやりくりっぷりと、どこまで先発陣を我慢して見届けられるかでしょうね、井口監督が。

以上です。

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