・甲子園出場の可能性ゼロだったロッテ和田康士朗 聖地で4安打2盗塁と躍動(日刊スポーツ)
一昨日からエキシビジョンマッチと称して甲子園球場の阪神戦がやっております。晩飯時にCSでちょろっと見てましたが…そういえば和田康士朗は高校時代、野球部ではなかったんだったけねえ。
<エキシビションマッチ:阪神2-9ロッテ>◇28日◇甲子園
高校時代は甲子園出場の可能性が「0」だったロッテ和田康士朗外野手(22)が、甲子園で躍動した。
「9番右翼」でスタメン出場し、2回1死二、三塁。阪神伊藤将との左対左の対決でしっかり振り抜き、左翼への先制適時打を放った。連日の適時打にチームも勢いづき、この回一挙6点を挙げた。「去年は左投手を全然打てなかったので、いろいろファームで打席立たせてもらったりしたので、結果が出てきたのかなと」と振り返った。
第3打席でしっかり振り抜いて右前打を放つと、第4打席は当たり損ねながら俊足で内野安打に。9回の第5打席でも痛烈な右前打を放った。前半戦は61試合に出場したが14打席のみ。打ち込みでフォームを固めた。「打席に立てたとしても1打席とかだったので、こうして中断期間で打席に立てるのはありがたいと思います」と話す。
甲子園の土を力強く駆け抜け、二盗も2つ決めた。右翼守備では緑の芝を縦横無尽に駆けた。「人工芝の方が走りやすいですね」と笑いながらも、甲子園の空間を存分に味わった。
道なき道を自力で開いた。中学でケガを機に野球から離れた。進学した埼玉・小川高では陸上部に入部。走り幅跳びに励んだ。しかし、野球部で練習する友人の姿がまぶしい。陸上部を退部し、高2時からクラブチームで本格的に野球を再開した。高校の硬式野球部ではない。甲子園には出場資格さえなかった。「僕からしたら、甲子園は無縁の場所でした」。
前例の少ない道でプロを目指し「心が折れそうになったこともあります」としながら、BCリーグ富山に夢を託した。腕を磨き、抜群の俊足とフルスイングが見初められ、ロッテへ。育成選手での下積みを経て、スピードスターになりつつある今がある。「あの時に野球部を選ばずに、クラブチームを選んだことで、今ここに来てプレーできていると思うので」。切り開いた道に胸を張る。
昨季は23盗塁、今季は前半戦で17盗塁。井口資仁監督(46)も「調子が上がれば、マーティンがDHの時のライトも含めて、というのも考えているので」と、後半戦の起用イメージを膨らませる。和田も「とにかく塁に出て走ることが僕の仕事なので。盗塁の数を伸ばすにはスタメンで出ることが一番なので」と燃え、夏を駆け抜ける。
ある意味で前例が極めて少ない「道なき道」を歩み続けているってのは凄いの一言に尽きますね。千葉ロッテの先輩で言えば、ロッテオリオンズ時代に東京五輪・メキシコ五輪に出場した100メートル走の日本記録保持者だった飯島秀雄選手を「代走専門」でドラフト指名してプロ入りさせたこともありましたし、近年では最初は独立リーグでプロ人生を始めて、そこからロッテにドラフト下位で指名されて数年後に首位打者を取った角中勝也という大先輩もいますけども。そこらへんがある意味で「ロッテらしい」という位言い方もできますし、担当スカウトの目の付け所というか勝負所なのかもしれないね。
もっとも、そろそろ和田康士朗も「代走(ないし守備固め)オンリー」だけではなく、次のステップも…といきたいとこなんでしょうね。ただまあ、井口監督、オープン戦と公式戦で建前と本音を使い分けるからなあ。それがチーム方針なのか単純に選手への好き嫌いなのかはあえて言及を避けますが(苦笑)。
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種市投手とソフトボールの上野投手にこんなエピソードが。
・ソフト金の上野由岐子を祝福!ロッテ種市「復帰目指してさらに頑張ろうと」(日刊スポーツ)
トミー・ジョン手術を受けた後リハビリ中の種市投手にこんなエピソードも。へー。
ロッテ種市篤暉投手(22)が、東京オリンピック(五輪)で金メダルを獲得したソフトボール上野由岐子投手(39)に祝福のコメントを寄せた。
20年1月に福岡県内で合同自主トレを行っていた縁がある。決勝をテレビ観戦したという種市はこの日、球団を通じて「本当に感動をしました」と祝福し「まるで自分も一緒にプレーをしているかのように、熱く観戦をさせていただきました。上野さんは僕が千賀さんと自主トレをさせていただくことになった際に、自主トレ先にいらっしゃっていて、いろいろとアドバイスをいただきました。フォームのこと、メンタル的なこと。そのアドバイスの数々は今でもノートに書き留めています」と思い出を振り返った。
種市は昨年9月、右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季終盤以降の実戦復帰を目指してリハビリに励んでいる。「自分はまだリハビリ中ですが、復帰を目指してさらに頑張ろうという気持ちにさせていただきました。そしてまた自分がマウンドに戻った時に、上野さんのように見ている人に感動をしてもらえるようなピッチングをしたいとあらためて思いました」と大きな刺激になったようだ。
ソフバンの千賀投手との自主トレに出かけたら、ソフトボールの上野投手もそこにいた、というのはなんとも凄い話だ(^_^;)
で、種市投手、手術を受けたのが昨年9月ということは、たぶん実戦復帰は早くても来季からだとは思うんですけども、いやー来季が楽しみですわ。どんぐらい速球や球威が戻ってくるかはわからないけど、できる限りの筋トレとかそういうのはやってると思うんで先発ローテの一角に戻ってきてくれると本当にありがたい限りですね。
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