【千葉ロッテ】いつも辛口な日刊ゲンダイさんが「なんとも温かい」記事を(苦笑)


Lenora CagleによるPixabayからの画像

ロッテ佐々木朗希の一軍キャンプ“禁止3箇条”を先輩選手が説く(日刊ゲンダイ)

いつも辛口、ひどい時はえらく激辛な(笑)、夕刊紙の日刊ゲンダイさんが珍しく(?)物凄く温かみのある記事を載せていてびっくりした。いやー、そういう事もたまにやるんすね。ちょっと見直しましたわ(^_^;)

「上(一軍)でスタートします。吉井投手コーチとフォーム固めをしっかりやってもらいたいというのはある。まずは一軍のレベルでやってほしいし、その環境の中で、彼(佐々木)のペースでやらせようと思っています」

 22日、ロッテのコーチ会議が行われ、井口監督は佐々木朗希(大船渡)の一軍キャンプスタートを明言。育成ドラフト指名の選手を除き、新人全員が一軍スタートとなる。

 佐々木は2月1日からの石垣島キャンプに備え、一昨年のドラ1である藤原恭大らとともに26日から現地へ先乗りして自主トレを行う。

 その佐々木は、会議前に行われたこの日の新人合同自主トレの全体練習後に、自主練習で約120本のノックを受け、「キャンプではフィールディングで足を引っ張らないように、今のうちから慣れた方がいいと思った。石垣島は暖かいのでその分、今より強度を上げた運動ができるかなと思う。慣れない環境で初めての人が多い中で、不安というか、慣れないといけないし、頑張っていかなきゃいけないと思います」と意気込んだ。

 佐々木にとって人生初のキャンプが一軍。一軍本隊は2月13日に沖縄本島に移動するが、それ以降も一軍に帯同する可能性はある。入団前から大きな注目を集める黄金ルーキーは、キャンプをどのように過ごしたらいいのか。この日、埼玉・浦和の二軍施設で練習していた先輩選手に話を聞いた。

とまあ、冒頭を読み始めて、どうせ「事情通」いわくとか「在京マスコミの記者」いわく…的な辛口満載な記事が始まるのかと思ったら。

スポンサーリンク

今季、「捲土重来」を期す3選手に聞いてるのがいいねえ(笑)

で、ここからがいつもの「日刊ゲンダイさんらしからぬ(?)」中身が展開されていきまして…。

1位選手の仕事

 仙台育英高から2015年ドラフト1位で入団したプロ5年目野手の平沢大河(22)は、甲子園やU18など大舞台での実績もあり、佐々木と同様、入団当初から注目を集めた。キャンプは一軍スタートで、3月のオープン戦途中まで一軍に帯同した。

「僕自身は、右も左も分からない中で、がむしゃらにやっていました」

 と、平沢はこう続ける。

「先輩がいろいろ話しかけてくださったり、気にかけてくださり、やりやすかったです。(一方で)常にメディアやファンに注目されることは、大変だと思います。僕自身、注目してもらえることを徐々に前向きに感じられるようになりましたが、入団当初は練習で目立つようなことをしていなくても、毎日のように取材を受けて、正直、今日は話したくないなと思ったこともあります(笑い)。でも、そのうち慣れてくると思いますし、1位で入ってきた選手の仕事でもあると思う。それが今年は佐々木だと。練習は思ったように、自分がやりたいように取り組むのがいいかもしれません。まだ分からないことが多いと思いますが、周りが騒いでいるからと気負わず、考え過ぎず、やればいいのかなと思います」

 周囲の動向と注目に踊らされるなということだ。

 佐々木と同じく、県立高校(川崎工業高)から03年ドラフト1位で入団したベテラン右腕の内竜也(34)はこう話す。

「1年目なので、一日一日を楽しむという感じでいいんじゃないですかね。まずは勉強とまでは言わないですが、いろんな経験をしながら、ケガなく過ごせたらと思います。僕が新人の時は、そこまで多くの人がいなかったですから、ある意味、のんびりやっていたところはありましたけど、とにかくついていくだけで必死でした。佐々木の印象? 今の段階では、いずれはチームを引っ張っていくんだろうな、という感じですかね」

 プロ1年目に4試合に先発、ファームの最優秀救援投手に選ばれたものの、その後はケガなどもあって伸び悩んだ。“遅咲き”のリリーフ投手は度重なる手術を克服しているだけに、何より「ケガ」を避けろと言いたいのだろう。

たぶんこれを書いた記者氏(日刊ゲンダイの記者なのか、他紙の記者がアルバイトで日刊ゲンダイに記事を書いたのかはさだかではないんですが)が、取材で行った浦和球場にいたのが「同じドラフト1位入団」だった平沢大河と内竜也の2選手だった、という事になると思うんですが…。

それにしても思うのは、個人的には、「この二人をチョイスした」というセンスの良さと、「今年ブレイクしないとさすがにやばい」平沢大河、そして「怪我で伸び悩み長年苦労してきた」内竜也の両選手のコメントを引き合いに出したってのが、「あー、佐々木朗希の事を心配してくれてるんだなあ」って気持ちが嬉しいですね(逆に言えば、取材しに行った浦和球場で、たまたまドラフト1位入団の選手がこの両名しかいなかったとしたら、それもまた「ものすごい配剤」という説も(笑))。

いや、日刊ゲンダイさんのことだから「本当にロッテ、佐々木朗希を育てられるんか?」ぐらいの辛辣なことを書いてもまったくおかしくない流れですしね(苦笑)

で、更に嬉しかったのが、この両選手と共に記事に出てきたのが、

■無理をし過ぎない

 九州三菱自動車を経て、16年ドラフト5位で入団した右腕の有吉優樹(28)は1年目、一軍キャンプスタート。「年上の人しかいないから、気を使うと思いますが……」と、こう助言する。

「もし、どこかに違和感や痛みが出た時に無理し過ぎないことでしょうね。一軍だと周りは凄い人ばかりだなと思うかもしれませんが、でもまあ、佐々木君ほどの速い球を投げる人はいませんよ(笑い)。ロッテのキャンプについては、自分のやりたいことができる環境だし、(首脳陣は)やりやすい雰囲気をつくってくれると思います。キャンプでは結局、自分のやるべきことをやるしかないですから。僕自身、個別で自分のことに取り組む時間は多かった。疲れがたまっているようなら、その個別の時間を休養に充ててもいいと思います」

 決して無理はせず、一軍選手とは張り合わない。休むのも練習のうちだと割り切って、積極的に休養を取る。そのうえで自分の課題は自分で解消すべし、ということだ。

 佐々木は先輩たちのアドバイスを参考にした方がいい。

去年は怪我などで2試合の登板だけでパッとしなかったんですが、3年前にドラフト5位で入団して、初年度にいきなり1軍で中継ぎ・抑えで大活躍(16ホールドはすごいですわ…この年は中継ぎ・抑えの内と益田がいまいちだっただけに)、去年の2年目は先発に回って15試合も先発した有吉投手だったんですね。

その有吉投手にもちゃんと話を聞いて、平沢大河・内竜也のコメントとはまた別の角度で佐々木朗希の事を聞きつつ、経験談を「引き出して」るのは大したもんだなあと思いますね。この記事。

たまには「千葉魂」みたいな記事を書くんだねえ、日刊ゲンダイさんも(感涙)

いやーなんつーか、いつもの日刊ゲンダイさんの記事が辛辣で、しかも「それ、ちゃんと取材して記事書いてるのか?」というネタも結構少なくない(ま、ちゃんとした記事もあるんですけどね、辛口ですけど…)中、ここまで温かみのある記事を書かれちゃうとねえ。

ヤンキーと捨てられてる子犬の法則

のごとく(?)、なんかいいなあって気持ちになるじゃないすか(笑)。いやいやいや、それが日刊ゲンダイさん一流の(?)「上げて落とす」ならぬ「下げまくってるとこにあえて持ち上げる」というマスコミのセオリーの逆をついた「うまい」やり方だったとしたら既に手のひらの上で踊らされているという説も(以下略)。

ちなみにこの日刊ゲンダイさんの記事に登場した、平沢大河・内竜也・有吉優樹の3選手は、2月1日からの春季キャンプではいずれも2軍スタートが発表されてまして…ま、内竜也と有吉優樹は怪我明けなんで無理はできないんでしょうけども、いずれも「捲土重来(けんどちょうらい)」、これは「一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すこと」を指す言葉なんですが、昨年のシーズンが不本意に終わってしまった3選手だけに。

またチャンスがあったら「あの時の3選手はどうなった?」という記事もどうぞよろしくです…あ、辛口ではなくお手柔らかに(^_^;)

▼ランキングに参加してます。クリックよろしくおねがいします。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへにほんブログ村 野球ブログ プロ野球へにほんブログ村 ニュースブログへ