【千葉ロッテ】順天堂大と24時間体制で医療サポート提携と…時代も変わったなあ。

・【ロッテ】佐々木に朗報！　順大と医療サポート提携、２４時間体制で最先端(スポーツ報知)

確かにドラフト会議の直後の時にどこぞの医大と医療サポート提携を結ぶ準備がある、という話はあったんだが、まさか今年中にこのような医療サポート提携を結ぶことになるとは。ロッテ球団も変わったなあ(苦笑)

ロッテが２０２０年から順大医学部付属医院、付属浦安病院と医療サポート提携することが５日、明らかになった。これまでチームトレーナー主導で選手をサポートしていたが、同大の医療スタッフ指導の下で医学的な側面から選手をバックアップすることが可能となる。
　ドラフト１位指名の大船渡高・佐々木朗希投手（１８）にとっても朗報だ。整形外科、コンディショニング、栄養管理などを中心に各分野の名医たちがチームドクターとして管理体制を整え、年５回のメディカルチェックを義務化。血液、唾液検査を通しての健康管理も行う。また、万が一けがを負った場合も、２４時間体制で最先端医療を駆使してリハビリプランが作り出される。
　ルーキーたちは１月の合同自主トレ期間中にＭＲＩ検査や骨密度検査も同病院施設で行う予定で、骨や筋肉の成長過程を正確に把握した上で、年間のウェートトレーニングメニューを作成することになるという。佐々木は細部にわたるコンディショニングチェックのため、ブルペン入りはさせない方針で、まずは力量分析が優先事項となりそうだ。怪物右腕は“追い風”を受けてどんな成長曲線を描くか。

近年、大学ラグビー界で最強を誇っている帝京大学のラグビー部も、自分の大学の医学部と提携して血液検査等で体調管理をやったり、トレーニング方法とかもアドバイスしたりして「すごい時代になったもんだ」とびっくりしたのが数年前だったんすけどね、ついでに書けば、大学選手権の決勝の時は同じ帝京大出身の元ロッテの里崎智也氏がスタンドで観戦してるのをよくテレビとかスポーツ紙に写真で出てたりしてますが(苦笑)。

たぶんNPBも西武とかソフバンあたりは早々とこういうのを導入してそうな(しかも練習場や選手寮も新築しましたし)感じなんですが、ロッテに関しては2年前に「トラックマン」のシステムを他球団が導入して出遅れてぶっちぎりの最下位だった時にも「うちのチームにはカネがないから導入する気はない。よそはよそ、うちはうち」とか堂々と発言してたチームですしね(結局、その年のシーズン終盤に渋々導入してましたようですけど)。そういう意味では…良い方向に変わったねえ(笑)。

で、デビュー時からやたりと怪我がちな荻野貴司(今年初めて規定打席に達して3割打者になったぐらいですし)や内竜也が若手の頃から導入してやってれば少しは…ねえ。

※しかも順天堂大はもともとは江戸時代に佐倉藩の殿様が作らせた蘭方医学塾が起源で、今でも看護学科は浦安に、スポーツ系の学部も酒々井町だったか旧印旛村の印西市のとこだったかにありますしね。そういう意味では地元・千葉にご縁が深いとこつながりで。

しっかりとプロジェクトを構築して育てて欲しいね。

・ロッテ　佐々木に新人自主トレでブルペン入りさせず　井口監督「体調管理は課題」(スポニチ)

で、こちらはスポニチの記事です。同じ医療サポート提携の記事なんですが、自主トレの話なんかも。

ロッテがドラフトで1位指名した大船渡・佐々木朗希投手（18）を来年1月の新人合同自主トレでブルペン入りさせないことが5日、分かった。「（佐々木は）投げてもキャッチボール程度になる」と球団関係者が明かした。
　「徹底解剖」を優先させる。佐々木の入団と時を同じくして、順大医学部付属順天堂医院、同浦安病院と提携。来年1月は2つの病院でMRI（磁気共鳴画像装置）や骨密度の検査を行い、骨や筋肉の強度を測定。成長過程を完全に把握し、1年間のメニューの作成などに重点を置く。
　シーズン中は年5回のメディカルチェック。唾液検査などで栄養の偏りを改善し、電子カルテでは体温、脈拍をiPad（アイパッド）に入力させ、24時間サポートしていく。
　「選手の体調管理はこれまで課題だった。食事も含めたサポートをしてもらえるし、力になると思う」と井口監督。世界に羽ばたかせたいスーパールーキーだ。来年1月は慎重を期し、2月の石垣島キャンプでその「ブルペン」を解禁する。

いきなりプロの実戦登板をさせる…よりかは、その160キロを超える球速を安定して投げられるように至るまでに、体力をつけたり筋力をつけたりと2-3年はじっくりと「育てて」行く方針なんでしょうね。そこは今年あたりに大ブレイクした岩下や種市などと全く同じで、怪我をさせないように筋トレや走り込みなどで少しずつプロに慣れていくのが肝要なんでしょうね。

そういえば今年の秋季キャンプは、

#鴨川秋季キャンプ第2クール初日の練習メニューです！#chibalotte pic.twitter.com/wExPDYm8F9
— 千葉ロッテマリーンズ公式アカウント (@Chiba_Lotte) November 5, 2019

若手の平沢大河と藤原恭大が共に怪我で不参加で、アジャ井上もキャンプ開始直後に怪我して離脱したうえに、

松田進選手が11/4(月・休)の練習中に急性腰痛を発症したため鴨川キャンプを離れ明日7(木)よりロッテ浦和球場にてリハビリを行うことになりましたのでお知らせします。全治は約2週間です。#chibalotte
— 千葉ロッテマリーンズ公式アカウント (@Chiba_Lotte) November 6, 2019