【千葉ロッテ】若武者・平沢大河いわく「今年も内外野どこでもOK」と。

去年は大卒・社会人経由のルーキーだった藤岡裕大との激しい正遊撃手争いの末に、なんやかんやで一塁や外野も守るようになって気づけば112試合も出てた「若武者」平沢大河だったんですが…今年は外野も結構壮絶なポジション争いが(汗)

「競争に勝つ！マリーンズが勝つ！」と平沢選手。今年に賭ける思いは強いです！(広報) #chibalotte pic.twitter.com/cQ8L7AuCjD
— 千葉ロッテマリーンズ公式アカウント (@Chiba_Lotte) January 20, 2019

ロッテ・平沢がロッテ浦和球場で練習を公開。本職は遊撃手だが、昨季は外野手での出場が大半で４年目の今季も「試合に出られればどこでもいい」と内外野をこなす考えを示した。
　昨季は自己最多の１１２試合に出場し、打率・２１３、５本塁打と開花の兆しを見せた。遊撃は藤岡、外野は角中らライバルがひしめくが「競争に勝てるように準備していく。最低でも昨年の数字を超えないといけない」と意気込んだ。

今年はドラフト1位で入ってきた藤原恭大がいるし、角中を始めとして、荻野(貴)や清田、加藤翔平…などなど外野手の諸先輩方もいるし…で、むしろ去年よりも大変なんじゃね?って気もするんですが(^_^;)

それにしても去年何度も見せた大河の外野からの肩の強さやその返球速度に加えて、元来の野球センスの凄さはあれは、他のロッテの外野手に引けを取らないものであるのは間違いないので、今季はぜひとも打率を2割8分ぐらいまで上げて(3割2分ぐらい打てる良い時の角中ぐらいに…とまではさすがに言わないんで、3割をキープできる鈴木大地ぐらいに安定した打率が目標ですかね?)、折角ホームランテラスもできることだし、いっそクリーンナップが出てくる前に一仕事できる2番打者か、逆に相手投手に一息つかせない9番打者で「パ・リーグ最強の9番打者」の異名を目指して(?)頑張って欲しいですね、はい。

※ま、そういう意味では清田のトークショーの発言ぢゃないけど、大河も内心では「広島から丸が来なくてよかった」とは思ってるだろうな(苦笑)

と思ったら、井口監督が甲府の地でこんなことを。

・ロッテ井口監督、超攻撃型２番を公募「左で引っ張れる打者」(スポニチ)

…と思ってたら、同じスポニチさんにて、井口監督が甲府の少年野球教室でこんな事も言ってましたよ?と。

ロッテ・井口監督が甲府市内で少年野球教室を行い、超攻撃型構想へキーマンとなる２番打者を「公募」した。
　「（２番は）左で引っ張れる打者。競争だし、どんどん若手に出てきてもらいたい」
　昨季１１６試合任された藤岡は、リーグ最多２６犠打と手堅いプレーで貢献したが、今季は１６年本塁打王レアード、メジャー通算３５本塁打でプエルトリコのウインターリーグＭＶＰのバルガスが加入。１番・荻野が出塁すれば、犠打でなく強攻策で「無死一、三塁」を狙う。長打力をより生かす展開を狙う。
　現時点で最右翼は角中だが、定位置は白紙のままキャンプインする考えだ。藤岡、平沢らの若手から、鈴木といった中堅まで、争いは激しさを増しそうだ。

去年は藤岡裕大が2番に入ることが多かったような記憶があります。荻野貴司が絶好調で1番打者として非常にいい仕事をしてたんですが、死球を喰らって指を骨折してしまいシーズンが終わるまで戻ってこれなかった…という事があってからは、藤岡裕大が1番に入ったり、平沢大河が1番に入ったり、両者が2番に入って1-2番打者をやってたり…と。

ただ、前に塁に出ると安全策を優先してバントってのが多かったのも事実で(で、8番に入るキャッチャー田村がバントの失敗が多くてこれも困ったもんで…(苦笑))。

右・左・右…などと打順を組めるかもしれないね。

なので本当に平沢大河の打撃面の成長次第では2番起用ってのも「ある」かもしれませんね。しかしレアードやバルガスの加入でクリーンナップからところてん方式に前か後ろに追い出された角中が2番にいる、というのもなんつーかロッテにしては贅沢な打線だ(笑)。となると、下位打線でもうひとつクリーンナップを作るような打線の組み方とかもするのかなあ、って予感もありますね。例えば平沢大河や藤岡裕大を7番・9番で起用して、その上で、8番に田村を入れれば左・右・左でジグザグになりますし、たぶん1番は右打者の荻野貴司だろうと思うので、7番の藤岡裕大or平沢大河から2番の角中まで左・右・左・右・左って続くでしょう。

ついでに書くと、レアードは右打ち、バルガスは…というと実はスイッチヒッターらしいんですねこれが(大汗)。近年、やたらと千葉ロッテは右投げ左打ちの野手が多いなあとは感じてましたが、そこらへんも結構考えて獲得してんのかもしれないなあ、と。意外にアジャ井上を6番に下げて4番よりかはのびのびと打たせる策に出たりしてね。

いずれにしても鈴木大地選手会長ですらうかうかしてるとスタメンから外されかねないぐらいの激しいチーム内競争で、チームが活性化してくれることを心から祈ってます。それが一番強くなる地味だけど最短距離な方法だと思うんすね、はい。