あーあ、また浦和サポが狼藉を…ほんとにダメだな、こいつら。

しかし常日頃のべつまくなしに相手チームを煽ってるくせに、いざ試合に負けて相手チームに煽られてキレて大暴れなんて…こいつらもう駄目かもしれないね。

2日夜、名古屋市のサッカー場で行われた天皇杯の名古屋グランパス対浦和レッズの試合後にサポーターの一部が騒動を起こし警察や消防が出動する事態となりました。今のところ、けが人はいないということです。
2日夜、名古屋市港区にあるサッカー場で天皇杯4回戦の名古屋グランパス対浦和レッズのJ1のチームどうしの試合が行われ、名古屋グランパスが3対0で勝ちました。
消防によりますと、試合が終わった後の午後9時15分ごろ、サッカー場の関係者から「サポーターどうしの取っ組み合いが起きている」などと通報があり警察も出動しました。
サッカー場の係員がサポーターに押されて転倒したという情報もあったということですが、今のところけが人はいないということです。
フェンスを越えてグラウンド内に立ち入り
天皇杯の試合が行われたサッカー場で試合を観戦した人が撮影した映像では、一部のサポーターと見られる人がフェンスを越えてグラウンド内に立ち入り、係員とみられる人ともみ合っている様子が見られます。
またサイレンの音も聞こえています。
観客「恐怖感じた」「試合が終わって気持ちよく帰りたかった」
サッカーのメインスタンドで試合を観戦していた男性は「20人か30人以上いたと思う。すごい勢いで警察や消防が来てこれはやばいと思い、恐怖を感じた」と話していました。
また別の観客の男性は「私はメインスタンドで見ていたが、急にサポーターが一気に流れ込んだから危ないと思って見ていた。本当なら試合が終わって気持ちよく帰りたかった。ゴール裏の人は恐怖だったと思う」と話していました。

あんだけチームに迷惑かけてても「サポーター」とはこれ如何に。ちっともチームをサポートしてねえじゃんこいつら。

もう浦和レッズは「私設応援団を全部排除」するしかないね。しないと思うけど。

…と見出しのとこには書きましたが、往々にして浦和レッズの場合は元々が「クレーム隠しでおなじみの三菱自動車」が親会社の頃からこういう事に関しては事なかれ主義でもあり、観客動員力やコアサポの熱さに対応してきれてないとこが多々あったような気がしますね。

ちなみに私は2009年までは浦和をメインに応援してたんですが、当時のフィンケ監督のサッカーのやり方が「どうもつまんねえ」と思い、その年からサブで応援してた当時J2のヴァンフォーレ甲府にメインで応援するチームを切り替えた、という経緯がありますです。それでも浦和対甲府戦は「いやーこれはどっちにも肩入れはできねえな」と正座して中継を見入っててどっちのサッカーもよく知ってるのでどっちの良さも悪さも含めて中立っぽい見方をするようになって今に至ってます。

ただ、この「一部のサポーター」の自浄作用のなさは、これはもう趣味とかそういうのを通り越していて、おそらく浦和レッズのチーム自体が自浄作用を期待して、良く言えば「性善説」、悪く言えば「事なかれでなあなあ」でやらざるを得ないんでしょうし、おそらく浦和のフロントの人たち(特に今の親会社の三菱重工から出向という形で来ているえらい人たち)にとっては「もうどうしようもない」レベルまで来てるんだろうな、と推測している今日この頃です。

もう対応策としては、少し前にプロ野球の中日とか阪神、巨人あたりが実際にやった「主要な私設応援団を排除する」ような事をしないともう無理でしょうね。あえて「コアサポ集団」とは書かずに「私設応援団」という書き方をさせてもらいますが。

・中日私設応援団２団体に応援活動禁止命令(日刊スポーツ/2008年3月29日付)

試しに検索したらこの15年前ぐらいの記事がひっかかったので参考としてどうぞ。

プロ野球暴力団等排除対策協議会が中日の私設応援団である２団体（全国竜心連合、名古屋白龍会）に対し、応援活動禁止を命じたことが２７日わかった。２団体は暴力団と関係している疑いがあるとされ、名古屋白龍会には球場への出入りが認められない排除命令。全国竜心連合には応援団活動のために必要となる特別応援許可を出さないことが通達された。
この日、名古屋市内の球団事務所に同協議会から通達書が届いた。西川順之助球団社長（７４）は「球団としては決定に従うしかない。ただ（応援団の中の）未成年者については観戦だけでもできるよう努力したい」と話した。同協議会は０３年１２月に発足。０６年シーズンから私設応援団を毎年、許可制としている。

この当時までは私設応援団=反社的な人が少なくなかったから、という事情もあったようなんですね。ダフ行為とか威力業務妨害もおおっぴらにやってたり、そのカネが暴力団とかに流れてる例も少なくなかったそうですので。ちなみに上記の中日の私設応援団は裁判沙汰にまで発展しまして、最終的には最高裁まで争われて私設応援団側の全面敗訴になったとのことです。で、現在は12球団それぞれのとこに申請書を出して当該球団の許可を得て応援するシステムになってます。ちなみに、確かその頃には巨人あたりは「球団公認の私設応援団のメンバー募集」みたいな話がスポーツ紙の記事になってまして「私設応援団なのに球団公認とは不思議な話だ」と苦笑いしたのをよく覚えてますです(汗)

まあそれでも「浦和レッズのチームの上層部の人たち」はそれなりの覚悟と煩雑さと更にハードルの高さも求められてるわけで…。きっと本音としては「また罰金ン千万円取られるんだろうけど、うちはJリーグナンバー1の観客動員力で毎年何十億円の収益あげてるし、私設応援団排除とかのめんどくさい事やるんだったらン千万円の罰金払ってる方がいいや♪」って思ってるんだろうなあ。ただ無観客試合はその対戦相手の人たち(選手・スタッフもそうですし、その試合を見に行って応援したいサポーターの皆さん)にも迷惑をかけますからね。

果たして本当に「世間を騒がすような事件」、もっといえば、(当然、出ないに越したことはないのは言うまでもありませんが)一部のバカがキレての小競り合いとかで死傷者でも出ない限り、もう変わらないし動かないんだろうね。