・【ロッテ】種市篤暉「リハビリの日々が自然と思い出され…」620日ぶり公式戦マウンドに感慨(日刊スポーツ)
佐々木朗希が台頭する前までは二木康太・岩下大輝と共に「将来のロッテのエース三本柱」として鬼のようなピッチングをするんだろうなと思っていた種市篤暉が遂に2軍で復活投球ですか。これは1軍登場が楽しみで仕方がない…。
<イースタン・リーグ:ロッテ4-2巨人>◇13日◇ロッテ浦和
20年9月にトミー・ジョン手術を受けたロッテ種市篤暉投手(23)が、620日ぶりに公式戦のマウンドに上がった。
2軍巨人戦で7回に2番手として登板し、15球を投げ、3者凡退に抑えた。11球投じた直球の平均球速は約150・2キロ。香月からは内角152キロで見逃し三振を奪った。
試合後は球団広報を通じ「マウンドに上がった時に、これまでのリハビリの日々が自然と思い出されました。正直、苦しかったです。当時、肘がパンパンにはれ上がっていたことを考えると、よく投げるまでになったと自分でも思いますし、ここまで支えてくださった皆様に感謝です。ものすごくうれしいです。これからしっかりと投げていけたらと思います」とコメントを寄せた。
手術を受けたのは20年9月14日。21年の石垣島キャンプでネットスローを再開し、強度を少しずつ高めながら、同年7月に対人のキャッチボール、9月にブルペン投球という形で進めていた。冬の契約更改では「苦しい1年だったですけれど、濃い1年でした」と振り返っていた。
さすがに同じ肘の手術でも、「ネズミ」と呼ばれている肘周辺の骨を除去して3ヶ月程度で復活できた五右衛門とは全く状況が別で、トミー・ジョン手術つまりは腕の別の箇所から靭帯を持ってきて移植する手術はやはりリハビリも1年ないし1年半、長いと2年ちょっとかかる選手も少なくないらしいですね。
ちなみに野手でも肘を痛めて手術を受ける選手はいるそうで野手の場合は投手ほどはリハビリ期間はかからないとかで。ロッテだと昨年夏に支配下登録された植田将太捕手はプロに入る前の慶應義塾大の時にスローイングが届かないぐらい肘の痛みが悪化してこの手術を受けたそうです。
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昨日、2年半ぶりの勝利投手になった西野投手が種市投手の事を言ってました。
・【ロッテ】西野勇士がトミー・ジョン手術から復活白星「あいつを勇気づけることができたら」(日刊スポーツ)
そして同じ手術を受けて一足先に復帰し、昨日約2年半ぶりの勝利投手になった西野勇士投手の記事でこんな話が。
<ソフトバンク0-3ロッテ>◇12日◇長崎
ロッテ西野勇士投手(31)が948日ぶりの勝利投手になった。
7回無失点だった先発ロメロの後を受け、8回に2番手で登板。3人からきっちりアウトを取ると、味方が9回に3得点。「勝ちがついたのは野手が打ってくれたおかげなので。本当に、野手に感謝したいです」と丁寧に話した。
右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリなどで2年間、公式戦登板がなかった。約2年7カ月ぶりの白星。率直な心境は。
「いやぁ、なんか、なんとも。うれしいはうれしいですけど、もちろん」
今季すでに5試合目のリリーフ登板。井口監督も「今年に関してはリリーフで行くと思います」と明言している。タフな場面はこれまでも、これからも。自身の白星よりも、チームの勝利を求めている。
淡々と振り返るものの、自身の直後に同じトミー・ジョン手術を受け、復活を目指している種市篤暉投手(23)の話題になると、言葉の情感が強まった。
「自分の3カ月後にあいつが手術して、本当に僕と同じような症状をたどりながらリハビリしてるんで。あいつのつらいことも分かりますし、うまくいかないこともあるっていうのは分かるんですけど。僕も治るのかなと思いながらやっていましたけど、こうやって治って投げられているので、自分のこの姿を見てもらって、あいつを勇気づけることができたらいいなと思っています」
そのためにも、しっかりと腕を振り続ける。この日も140キロ台終盤をそろえ、球場表示で「152」と出た直球もあった。
これはたぶん前夜に中継見ていて種市投手も大いに励みになったんでしょうね。西野投手も一時期は抑えで投げていてそこから先発に戻った途端に肘の怪我・手術を経て今があるわけですから。
で、種市投手の話しに戻りますが…それにしても11球とは言え平均球速が150キロを超えるとは。ゆくゆくは1軍の先発ローテ枠に戻ってくるんでしょうけど、それでも焦らず無理せずしっかりトレーニングとケアをやっていって、ロッテ投手陣の大黒柱を支えていってほしいですね。本当に楽しみで仕方ないっすわ。
特に今年は10数試合終えた時点ではありますが先発陣がいずれも6-7イニングを3失点以内に抑えているほど出てくる投手のほとんどが凄いピッチングをしていて、そこに打線が火がつけば本当に言うことがないチーム戦力になっていくと思うんですけど、何はともあれ、怪我して大いに回り道した分の「経験」はきっと戦線復帰した後にきつい時の「本当に馬力」になってくれる筈ですので。
そして種市も戻ってきた後にやはり手術明け(こちらは五右衛門と同じ肘関節のクリーニング手術なので全治3ヶ月程度だそうですが)の岩下まで戻ってきてそれこそ去年の五右衛門のようなV字回復っぷりを見せてくれたとしたら、井口監督や木村投手コーチあたりをしても「さて誰を使うか」で悩ませるぐらいの投手王国っぷりになる事を祈ってますです。下手すると6人の投手が2桁勝利を達成した2005年みたいな事になるかもしれないね。
以上です。
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