【千葉ロッテ】右肩の手術したばかりの五右衛門は戦力外通告→育成契約からの出直しということに。

・ロッテ石川歩、来季は育成契約へ　10年目初1軍登板なしで戦力外通告…24日に右肩手術(Full-Count)

結局今季は開幕投手を予定してたにも関わらず1軍登板がなく右肩の手術に踏み切った五右衛門は戦力外通告→育成契約ということになるようですね。

本日10/31(火)、#石川歩投手に来季の契約を結ばない旨を通知しましたのでお知らせします。
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— 千葉ロッテマリーンズ (@chibalotte) October 31, 2023

2013年ドラフト1位で入団、新人から3年連続2桁勝利
　ロッテは31日、石川歩投手に来季の契約を行わない旨を通知したと発表した。24日に横浜市内の病院で右肩の手術を受けたことが発表されていた。球団は育成契約を打診する見込みとなっている。
　石川歩は2013年ドラフト1位で入団。新人だった2014年から3年連続2桁勝利を挙げ、2016年には最優秀防御率のタイトルを獲得するなど先発の柱として長くチームを支えていた。しかし今季は故障に苦しみ、10年目で初めて1軍登板なし。24日に右肩ベネット骨棘切除術および後方関節包解離術および関節唇クリーニング術を受けた。投球練習再開は3～4か月後の予定。35歳は復活に向け、背番号3桁から再スタートを切る。
　ロッテは3日に菅野剛士外野手ら9選手と、11日には福田秀平外野手と来季の契約を行わない旨を通知したと発表。この日は江村直也捕手と三木亮内野手が今季限りで現役を引退することを発表している。

「右肩ベネット骨棘」というのは文字通り、長年の肩の酷使によって骨がトゲ(棘)のように刺さってしまって投球時に思いっきり痛みが走ったりする症状なんだそうですね。

まあ確かに五右衛門、おそらく少年野球からずーっと野球をやってて、少年野球→中学→高校→大学→社会人…とほとんどの期間をエース投手として投げまくってたんでしょうから、現在35歳だと実働30年弱。たぶん手術がこの10月末にまでずれ込んでしまったのは、とにかく「なんかおかしい」のに病院ではレントゲンではわからん原因で通常の検査ではほとんどわからず、どーにか調整やリハビリで乗り切ろうとしてもそれも無理で、たぶんMRIとかCTスキャンみたいな精密検査まで行って「実はこれでした」ってのがわかった可能性もありますしね。いやー井口監督時代の順天堂大学医学部附属浦安病院との提携とかはどーなってんだと(以下略)。

あとは「本当に通常時まで戻るのかわからん」ってのもあるんでしょうね。下手したら来年もこのままで現役引退へ…という可能性も否定はしきれないぐらい、この怪我が重く、なおなつリハビリ等での治癒が簡単ではないという判断もあるのかもしれませぬ。

それと同時に思ったのは…五右衛門、ドラフト会議で巨人との1対1でくじが当たってから10年が経過するのか、と。ちなみにハズレた巨人が代わりに1位指名したのが小林誠司捕手で、日本生命ではアジャ井上と同僚だったそうですけどね。つーか、小林誠司もあれだけいい選手なのに使われることが少ないのがなんかもったいねえなあ…まあそれはともかく。果たしてロッテが2分の1を外して五右衛門は巨人に行ってたらどんぐらい活躍してたのだろう。数年早く澤村拓一とか石川慎吾とかと同僚になってたのかもしれないな、とか余計なことを考えちゃったり(をい)。いずれにしてもお大事に。

※しかしNPBもこういう場合の戦力外通告や育成契約打診に関してはMLBみたいに別枠で「故障者リスト」とか作ればいいのにな。野球に疎い人たちから見れば「え、けが人なのにクビにするの?」って勘違いされるだろうに。

で、和田康士朗も左肘のクリーニング手術を。

・ロッテ・和田康士朗が左肘関節鏡視下手術　キャッチボール、打撃練習の再開は1カ月後を予定(Baseball King)

こちらもまさに職業病というか。治るんだったら今のうちにやっといた方がいいよね、的な感じですな。

ロッテは31日、和田康士朗外野手が左肘関節鏡視下手術（クリーニング手術）を行ったと発表した。
　和田は30日に横浜市内の病院で左肘関節鏡視下手術（クリーニング手術）。キャッチボール、打撃練習は1カ月後に再開を予定している。
　　和田は今季開幕二軍スタートだったものの、ファームでスタメン出場し打席数を確保。5月2日に今季初昇格を果たすと、一度もファームに落ちることなく80試合に出場して、プロ初本塁打を含む3本塁打、9打点、打率.265。シーズン終盤の9・10月には打率.423（26－11）、2本塁打、5打点の活躍を見せた。走っても2年ぶりに20盗塁をマークした。24日から始まった秋季練習にも参加していた。

そういえばこのクリーニング手術は近年、ロッテの選手が何人もやってましたね。右利きの平沢大河も右肘のその手術を一昨年のシーズン終盤にやってたような記憶があります。まあ投手ほどではないにしろ、遠投の繰り返しで肘を酷使する仕事ですからね。とりあえずこの1ヶ月間、いつもはできないようなことをやるような意外に充実した1ヶ月になることを祈ってますです。

以上です。