・中日・加藤匠馬捕手とロッテ・加藤翔平外野手が交換トレード “加藤同士”…中日は得点力アップを期待(中日スポーツ)
昨日のロッテ有吉・DeNA国吉の両投手の交換トレードも「やけに名前が似てる者同士だなあ」とは思ったんですが…、
今度は「加藤選手」同士の交換トレードとは(苦笑)
中日・加藤匠馬捕手とロッテ・加藤翔平外野手が交換トレード “加藤同士”…中日は得点力アップを期待#npb #プロ野球https://t.co/sO0Z6IjY0h
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) June 15, 2021
中日の加藤匠馬捕手(29)とロッテの加藤翔平外野手(30)のトレードが15日、成立した。近く両球団から発表される。
交流戦を貯金2で終えたドラゴンズが、リーグ戦再開を前に動いた。開幕からの課題は得点力不足。そこで白羽の矢が立ったのがロッテの加藤だ。春日部東高、上武大を経て2013年にロッテに入団。俊足と巧打が武器のスイッチヒッターで守備力にも定評があり、広いバンテリンドームナゴヤの野球にもフィットする。
加藤は13日の巨人との交流戦(ZOZOマリン)に「8番・中堅」で先発出場し、3打数無安打だった。今季は20試合、打率2割2分、1本塁打、2打点にとどまるが、イースタン・リーグでは34試合、打率3割6分9厘、4本塁打、18打点と結果を残している。通算491試合1231打数303安打、打率2割4分6厘、14本塁打、83打点だった。
加藤匠は三重高、青山学院大からドラフト5位で15年に中日入団。球界トップクラスの強肩が売りの7年目。今季は1軍出場はなく、ウエスタン・リーグで37試合、2割3分4厘、0本塁打、3打点。通算126試合、打率2割1分3厘、0本塁打、14打点だった。
ちなみに年齢的には加藤翔平選手の方が1歳年上なんですが実は91年の早生まれで、加藤匠馬選手は92年4月生まれなので学年的には2つ違うそうですが…考えてみれば、昨日の有吉・国吉の両投手(こちらは共に91年の3月・4月生まれで、やはり学年が1つ違うそうです)と共に、29-30歳となってチームとしては中堅クラス、ともすればここで芽が出ないと戦力外通告・引退も考えねばならないという年齢でもありますし。
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大正時代の「加藤にあらずんば加藤」を思い出しますな(をい)
で、この記事を読んで思い出したのが、大正時代に、原敬総理が東京駅で暗殺されて、その後、高橋是清総理が内閣を立ち上げたもののわずか半年が総辞職を余儀なくされた際に、次の内閣総理大臣候補として立ったのが元外務大臣の加藤高明と、元海軍大臣の加藤友三郎という2人の人物でした。この際に、当時は天皇の補助を行い次の内閣総理大臣を推薦していた元老会議から出された結論が、「加藤友三郎が辞退した場合には、加藤高明を後継総理とする」ということで、すなわちこの「加藤にあらずんば加藤」という珍言(?)だった…という事がありました。いやーまさに別の意味での「加藤にあらずんば加藤」がこの100年後に(←をい)
なおこの時は加藤友三郎元海軍大臣が辞退をせずに、正確には「辞退するつもりだった」加藤友三郎氏を所属先の政党(立憲政友会)が説得して翻意させて受諾させて、そのまま内閣を組閣した…という結末でもありました。で、もうひとりの加藤である加藤高明氏はその3年後に改めて選挙で勝利して内閣総理大臣に就任することになるのですけどね。あと余談としてはこのふたりの加藤首相、共に内閣総理大臣の現職のまま病気で亡くなってしまうというある意味で「残念な」共通点もあるんですがまあそれはいいとしても(←よくないわw)
※ついでに書くと、この加藤友三郎総理が病気で亡くなってその一週間後に、あの「関東大震災」が発生してまして、後継総理を決めなきゃならん総理不在の中、えらいゴタゴタが発生したという後日談もあったりします。
そして野球の話に戻しますが(^_^;)
…で、話を野球に戻しますと、まあ千葉ロッテの加藤翔平選手に関しては「2軍では実にいいプレーをするんだけど、1軍ではなかなか出場機会やチャンスに恵まれない」感じがここ数年強かった(たぶんこれは井口監督の起用法、さらに監督との相性の問題が大きいんでしょうね)だけに、2-3年ぐらい前から「いっそ、トレードで新しいチームに出たほうが、むしろ彼のためなんじゃないのかな」と、それは正直いって思ってましたね。
そこは「飼い殺し」にするだけが能じゃない、というのは昨年の巨人からロッテにやってきた澤村投手の例を挙げるまでもなく、使わないのであれば、後々のことも考えて面倒を見るなり決断はしろよ…とは前々から思っていたので、「あー、これはお互いにとっていいトレードになるといいな」と。何しろ中日は前監督の伊東勤氏がヘッドコーチでいるわけですから、一番彼の使い方を心得てるでしょうから。いっぽうで中日の加藤捕手も今季は1軍出場はないそうですし、現時点ではロッテは田村捕手が怪我で離脱中(2軍でのトレーニングは再開したそうですが)、控え捕手が、柿沼・江村・佐藤(都)・吉田…の各捕手が一長一短で田村捕手の穴を埋めるにはちょっと物足りなく、ここに更に1人、捕手のポジション争いが加われば更に切磋琢磨してレベルが上っていくのであれば、と思いますね。何しろ強肩が持ち主らしいので、パ・リーグのどんどん走ってくるスピードスターの各選手を刺すことができれば、予想以上に出番は増えるやもしれないですしね。
で、トレードされて千葉ロッテやってきた国吉投手と加藤捕手のバッテリーがいきなり1軍に登場、みたいなことも井口監督、展開次第ではやりそーな感じもしますし(笑)。いずれにしても両選手とも、相手チームから呼ばれていくわけですし、新天地で心機一転がんばってほしいな、と思いますです。
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