・巨人・池田と楽天ウィーラーが交換トレード 両球団で合意(スポニチ)
個人的にはびっくり仰天なニュースが。あれだけロッテ戦も含めてパ・リーグで打ちまくってた主砲・ウィーラーを手放すとは…東北楽天も思いきったことをしたもんだ、と。
楽天・石井GM ウィーラーと池田の電撃トレード経緯を説明、必要とされる新たな環境模索― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/d3VeWuLBYl
— スポニチ野球記者 (@SponichiYakyu) June 25, 2020
巨人の池田駿投手(27)と楽天のゼラス・ウィーラー内野手(33)を交換トレードすることで両球団が合意したことが25日、分かった。
池田は今季4年目の左腕。1年目は33試合に登板し、防御率3・35の成績を残すも以降は1軍での登板数が減少。昨季は自己最少となる2試合に終わり、オフには背番号が48から68へ変更となっていた。ウィーラーは来日6年目。陽気な性格で知られており、17年には142試合で打率・271、31本塁打、82打点の活躍をマーク。昨季は117試合で打率・243、19本塁打、67打点だった。
今年はかなりの選手がロッテ→楽天にやってきて少なからずチームの雰囲気も変わったんかもな…なんて思ってたら、ウィーラーをトレードで放出するとは思わなかった。
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そうか、外国人枠の都合もあったのか…。
・楽天・石井GM ウィーラーと池田の電撃トレード経緯を説明、必要とされる新たな環境模索(スポニチ)
楽天の石井GMがその「経緯」を説明してました。
楽天の石井一久GMが25日、ゼラス・ウィーラー内野手と巨人・池田駿投手の交換トレードに合意したことを報告した。オンラインで報道陣の取材に応じ、トレード成立までの経緯などについて説明した。
まずは獲得した池田について「彼の長所は140キロ以上の直球を投げられるし、右打者へのチェンジアップ、左打者への逃げていくスライダーもある。左投手は僕たちにとって手薄なスポット。シーズンで1軍で活躍してくれることを期待している」と狙いを説明した。先発も中継ぎも経験していることから「可能性は狭く考えていない。先発も含めてリリーフも、自分の目で見て、彼の適材適所、活躍できる場を探してあげたい」とした。15年から楽天でプレーしてきたウィーラーについては「外国人選手(の枠から)あふれることがある中で、ウィーラー選手のようにキャリアを積んできた選手が1軍の舞台でプレー出来ないというのは、僕としても心苦しかった。ウィーラー選手も出場機会を求めていた。プレーする環境がほしいという話もあったので、こちらからプレーする環境を探していたというのが今回の経緯です」と明かした。
石井GM自身も海を渡ってプレーした経験があり、異国の地で活躍の場を求める選手の気持ちは十分に理解している。だからこそバックアップという立場ではなく、必要とされる新たな環境を前向きに模索した。「出場機会があることがプロ野球選手にとって大切。それは日本人選手だけでなく、外国人選手も同じ。ウィーラー選手は楽天でキャリアを積んで、みんなに勇気を希望を与えてきた。そういう選手に“2軍だけにいてくれ”とは言えない。彼がまた1軍で活躍してくれるこが大事だと思う」と強調した。
現在、チームにはブラッシュ、ロメロ、ブセニッツ、シャギワ、宋家豪の5人の外国人選手がいる。助っ人の力は大きいが、あくまでもチーム方針の基本軸は日本人の若手選手の育成と台頭だ。「ブラッシュやロメロに何かあった時、ブレークし始めている若い選手が補ってくれる戦力になってくれると思う。彼らのやる気に期待したい。今いる選手が育っていくことでイーグルスが強くなっていくと思っている」と石井GM。中長期的な視点で、今後もチームの強化を進めていく。
あ、オリックスの主砲・ロメロ選手を獲得してたのか。それで外国人枠の都合でウィーラーがなかなか出れなかった、と。
で、代わりに巨人→楽天に移籍する池田投手に関しても思うのは、実は今年、鈴木大地のFA補償でロッテに移籍してきた小野郁がワンポイントで1軍の公式戦で何度も投げてまして…開幕戦のソフバン戦ではサヨナラ打を打たれたとはいえ、その後の数試合のピッチングを見てると「なんでこんなにいい投手、楽天はプロテクトかけなかったんだろう」と思うぐらいで。それと昨日はロッテ→楽天に移籍後、初先発初勝利を達成したわくわくさんが活躍してたように、外から入ってきて一念発起したら気持ちよく頑張れる環境が楽天のチームの雰囲気としてはある…のかもしれませんし。
だからこそここでチャンスを掴んでほしいと思いますね。「俺はあの主砲のウィーラーの代わりに楽天に呼ばれて、むしろ自分も救われたんだ」と後から言えるように。
・巨人移籍のウィーラー「新天地で機会をいただき感謝。東北での時間忘れない」(スポニチ)
で、そのウィーラー選手のコメントが。
楽天のゼラス・ウィーラー内野手(33)と巨人の池田駿投手(27)の交換トレードが25日、両球団から発表された。
ウィーラーは楽天を通じて以下の通りコメントを発表した。今回、このような形で新天地でプレーする機会をいただいた球団に感謝しております。
楽天野球団とファンの方々には、イーグルスの一員として日本でプレーする機会をいただいたことに感謝してもしきれません。東北で5年半プレーできたことは、私や私の家族の人生に大きな変化をもたらしてくれました。イーグルスのメンバーとしての東北での時間を忘れません。
ただ、私にはプレーヤーとしてまだやらなければならないことがあります。心から愛するイーグルスのチームメート、全員の活躍を願っています。本当にありがとうございました!また会いましょう。
ま、比較的陽気で温厚な選手らしいですし、「巨人軍は紳士たれ」で他チームよりもいろいろと慣例やらしきたりやらがうるさそう(ただし元木大介ヘッドコーチのおかげで選手たちも比較的ノビノビとプレーしてるような気もしますけどね)だけど、すぐに順応して東京ドームでホームランをかっ飛ばすような選手になってくれるんじゃないでしょうかね。単純に米国とか他国から引っ張ってきて、日本に慣れることが先決…な選手に比べると、5年も東北・仙台でプレーしてきて完全に慣れ親しんでる(下手すると生活に困らない程度は日本語がわかるレベルまで達してるかもしれないし)でしょうし。
特にこのウィーラー選手だったら、もし巨人と水が合わなくても、他球団(例えばオリックスとか日ハムとか)からも引く手あまたになるんじゃないでしょうかね。少し前のカブレラ(西武→オリックス→ソフバン)とかオーティズ(オリックス→ロッテ→ソフバン→西武)のような他球団を渡り歩いて日本の野球ファンからも愛される選手になれると思いますね。
ロッテの益田と顔の雰囲気が似てた印象も(笑)
ま、それはそれとして個人的には、
楽天のウィーラーとロッテの益田直也の顔の雰囲気がちょっと似てるなあ…と思ってただけに、この両投手の対戦がほとんどなくなってしまうのがちょっと残念なような(苦笑)。頑張れよー東京でも。むしろすぐに馴染んじゃって打撃タイトルを取るほど大活躍しちゃうもね。そして石井GM,本当によく動くねえ…。
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