・福田加入でロッテ藤原「勝ち抜く」外野定位置争い(日刊スポーツ)
まだまだ今年の高卒ルーキーで来年は2年目の藤原恭大あたりは焦る必要はないとは思うけど、藤原恭大も含めて「ちゃんと適材適所で、ポジション争いをさせる気はあるのか?」は、井口監督に軽く問い詰めたいような気はする(苦笑)
福田加入でロッテ藤原「勝ち抜く」外野定位置争い #藤原恭大 #chibalotte #marines #検見川小 https://t.co/p1wisMROcg
— 日刊スポーツ (@nikkansports) December 16, 2019
ロッテ藤原恭大外野手が児童の声援を背に定位置取りを誓った。千葉・検見川小で行われた算数ドリル贈呈式に参加。15日にはソフトバンクから国内FA権を行使した福田秀が加入した。
「福田さんに限らず外野手があふれているので、ここで勝ち抜かないといけない」。今オフの契約更改では現状維持だったが、他の選手が大幅アップを勝ち取る姿に「焦りがある。プロはいつ終わるかわからない。まずは開幕1軍でスタメンを目標にやっていきたい」と力を込めた。
おそらく福田秀平の加入、そしてマーティン様の残留で一番焦ってるのは、清田・角中あたりではないかと想像するんですけど、井口監督いわく「清田と角中にはファーストミットも用意してもらう」だそうで、つまりは「一塁も含めて」結構なポジション争いをするようにも思えるんだけども…。
ただ、去年はオープン戦から開幕にかけて絶不調だったアジャ井上を起用したがゆえに、(三塁のポジションをレアード様に取られたまんまだった)鈴木大地の連続試合出場をストップさせちゃって、おまけにそれ以降も首脳陣は「便利屋」みたいな使い方をして最終的には大地はFAで楽天に移籍してしまいましたし。そりゃ「使う側」は上の方であれやこれやとグラウンドでの実際の練習シーンとかを度外視して、監督室とかで簡単に話し合ってスタメン固定とかを決めるのは勝手だけど、困るのは現場もその個々の伸びしろなどもろくすっぽ見てくれないまま、「競争もなく使われもしない」その他の選手の方で。
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これで一気にレギュラー争いが激しくなってきた(のか?)
・福田秀平の加入が巻き起こすロッテ外野手陣の激しいレギュラー争い(ベースボールキング)
「ベースボールキング」さんの今日の午後の記事にこういうタイムリーな話が(笑)
◆ 実績十分の選手たちに期待の若手から外国人まで
美馬学(前楽天)に続き、同じく今オフに国内FA権を行使していた福田秀平(前ソフトバンク)をロッテが獲得した。
12月15日の入団会見で明かされた背番号は「7」。ふたりと同様に今オフに国内FA権を行使しロッテから楽天へ移籍した鈴木大地が今季までつけていた番号だ。主将や選手会長を歴任した鈴木の他、過去には西岡剛(現BCリーグ栃木)など「ロッテの顔」が背負ってきた番号だけに、チームが福田にかける期待の高さがうかがえる。
その福田の加入が引き起こすのが、外野手の熾烈なレギュラー争いだ。ロッテの外野手には、角中勝也、荻野貴司、清田育宏ら、十分に実績を積んできた選手も多い。彼らより年下の世代となると、岡大海や加藤翔平、菅野剛士らの名が挙げられる。
また、一軍でしっかり結果を出すにはまだ時間がかかるかもしれないが、将来的には、2018年ドラフト1位の藤原恭大もレギュラー争いに必ず参戦してくるだろう。さらには、今年7月に加入し、14本塁打と結果を残したマーティンの残留も決まった。
今年は左翼に入ることもあった鈴木は楽天に移籍したものの、鈴木は基本的には内野手。やはり、外野手のレギュラー争いの厳しさは増していると見られる。
…と考えると、よくぞ鈴木大地はあれほどの熾烈な外野手争いを繰り広げてる中で、レフトに入ってそれこそ「ソツなく」守備をこなしてたなあ、と驚きを隠せないですね。ちなみに福田秀平も外野手と一塁手を守れるんだそうで、そういう意味では来季は清田・角中から見れば「ガチンコ」でのポジション争いになるんでは…と、自主トレから目の色を変えて身体をいじめまくってきそうな気がしますね。できれば角中と清田が揃って、オープン戦・開幕から手を付けられないぐらい絶好調だった…時の井口監督の顔が見てみたい(笑)
本来は「誰も」がうかうかできないぐらいがいいんだけど。
記事の続きに戻りますと。
◆ 頭ひとつ抜けた荻野貴司
下記は、今季一度でも外野手としてスタメン出場を果たしたロッテの選手たちの今季成績である。
【ロッテ外野手の2019年成績】
荻野貴司:125試 打率.315 出塁率.371 10本 46打点 28盗
清田育宏:117試 打率.253 出塁率.325 10本 57打点 1盗
角中勝也:108試 打率.258 出塁率.359 8本 48打点 2盗
岡 大海: 95試 打率.227 出塁率.330 6本 16打点 13盗
加藤翔平: 60試 打率.202 出塁率.263 4本 9打点 4盗
マーティン:52試 打率.232 出塁率.342 14本 39打点 3盗
細谷 圭: 29試 打率.158 出塁率.200 0本 1打点 0盗
菅野剛士: 28試 打率.197 出塁率.274 3本 7打点 0盗
三家和真: 25試 打率.286 出塁率.318 1本 5打点 0盗
藤原恭大: 6試 打率.105 出塁率.105 0本 2打点 0盗今季、頭ひとつ抜けた成績を残したのが荻野だ。例年、ケガに悩まされることが多い荻野だが、今季は開幕スタメンこそ逃したものの、シーズンを通して活躍。プロ10年目にしてはじめて規定打席に到達してキャリアハイの成績を残した。
また、35二塁打、7三塁打はいずれもリーグトップ。33歳で迎えた今季も俊足は健在で、リーグ4位の28盗塁をマークしており、チームの切り込み隊長として暴れ回った他、ゴールデングラブ賞とベストナインも初受賞。走攻守すべてにおいてリーグトップクラスの成績を残した。
また、ロッテの外野手における「本塁打王」はマーティン。シーズン途中の7月に加入し、出場は52試合にとどまっているが、守備面での貢献に加え、限られた打席のなかで14本塁打をマーク。打率は.232と高くはないものの、日本の野球に慣れたうえで迎える来季は、その数字も上げてくることが期待される。
ちなみに、福田の今季成績は、80試合、166打数43安打、打率.259、出塁率.302、9本、26打点、9盗塁、11四球。井口資仁監督は、福田を2番に起用し、1番・荻野と快速コンビを組ませるプランを明かしているが、角中、マーティン、清田らに加えて、岡や加藤らも控えている。
指名打者や一塁へのコンバートなどを組み合わせても、熾烈なポジション争いは必須。場合によっては角中や清田らが、レアード、井上、安田らと、指名打者やファーストの枠を争う可能性も出てくるだろう。
もちろん、福田を獲得した以上、ここで挙げた選手たちのなかにも美馬の獲得に伴う人的補償のプロテクトリストから漏れている選手が含まれていることも十分に考えられる。また、チームの将来を見据えれば、藤原ら若手にしっかり経験を積ませながら、シーズンを戦うことも重要だろう。いずれにせよ、来季のロッテ首脳陣は、外野手の起用法に頭を悩ませることになる。
ただ、それすらもファンからすれば大きな楽しみとなるはずだ。今オフ、いつになく積極的な補強に動いているロッテ。福田の加入による化学反応にも期待でき、来季に対するファンの期待感はどんどん高まっているだろう。
いやー、できれば以前も書きましたが、二塁の中村奨吾と、遊撃の藤岡裕大も競争に晒して(?)、理想的な話を言えば通年で荻野貴司とマーティン様・レアード様が活躍できれば言うことはないんだけども、彼らとて調子の波はあるだろうからそこでぽっかりと空いたとこに、猛烈なチーム内競争をしている誰かがスコーンと入ってきて「こいつはどうしても外せねえや。外したら何言われるかわかんねえよ」みたいな感じになってくれれば本当にありがたいんですけどね…。
たぶん福田秀平はFA移籍初年だからできる限りスタメン起用はしていくんでしょうけど、常に虎視眈々と平沢大河・安田尚憲・藤原恭大の高卒ドラフト1位で入ってきた若手3人が「生き馬の目を抜く」かのように、「いつでも準備はOKっす、どこの打順でも打席に立つどこでも守りますし」とスタンバイするようになってくれれば、他の選手、特に昨年は2割台そこそこなのに、または怪我がち、または好不調の波が激しすぎるのに、「あっさりと」スタメンを確保されてるような選手(まあ語弊があるんで誰とは書きませんけどね(失笑))が下手こいたら、控え選手はおろか、1軍にも居場所は無いぞ?ぐらいの緊張感をもって、ポジション争いに参入する選手たちがそういう空気づくりもしてくれるとありがたいですね。
ぶっちゃけて言えば、楽天に移籍した鈴木大地が来年のロッテ戦で、対戦相手のベンチの雰囲気を見て「あっぶねー、やっぱし俺、残留しなくてよかった。もし残留してたら今年は1軍ですらやばかったかも」と胸をなでおろすぐらいの激しいポジション争い(井口監督以下の起用法は別にしても)になってるといいですね。
いやーそういう意味では、各選手とも集中力を切らさないように自主トレの体作りからもう命がけだろうなあ(^_^;)
以上です。
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