「1人で42件も体罰を繰り返してた」熊本の小学校教諭(60歳)、当然の事ながら懲戒免職処分に。

熊本の中1自殺、小6時の担任を「不適切な指導」と指摘し懲戒免職…5年間で体罰や暴言42件(読売新聞)

少し前の記事の話の続きになりますが…。

っかし熊本市教委、1人で42件も体罰をやってた先生を「昨日まで」教壇に立たせてたとは…。

2022年11月17日

そりゃ懲戒免職にもなるだろうな、としか。むしろよく学校も教委も「やりたい放題」を黙認してたよな?と。

2019年4月に熊本市立中学1年の男子生徒が自殺した問題で、市教育委員会は2日、小学6年時の担任で、自殺の原因を調査した第三者委員会から不適切な指導があったと指摘された市立力合西小の教諭(60)を、懲戒免職処分にした。5年間で体罰や暴言などを42件繰り返したことを問題視した。市教委は今後、教諭の当時の上司らを処分する方針。

 市教委は2日、熊本市役所で記者会見を開き、教諭が14~18年度、自殺した生徒が通った市立小で、42件の体罰や暴言などを行ったと説明した。体罰は6件あり、このうち自殺した生徒とは別の児童の胸ぐらをつかんだとされる1件で、熊本区検に書類送検されて不起訴(起訴猶予)となっている。

 不適切な言動は28件あった。頭痛を訴えて保健室にいた児童を教室に戻したり、特定の児童をほかの児童に批判させたりした。自殺した生徒が対象となった事案も含まれており、周囲へのこうした教諭の言動により恐怖を感じ、学校を休みがちになったことなど2件が認定された。

 教諭は市教委の聞き取りに「自殺した生徒のことは一日も忘れたことはない」と述べる一方、体罰や不適切な言動の一部については「覚えていない」「体罰という認識はなかった」と話しているという。

 教諭は前任校でも体罰で処分を受けるなど、長期にわたって不適切な指導を繰り返していたが、先月17日まで教壇に立っていた。生徒が自殺する前の19年3月には、処分を求める保護者らの嘆願書も市教委に提出されていた。

 早期に対応すれば自殺は防げたとの指摘に対し、市教委は「しっかり管理すれば校内で活動できると判断した」と釈明。遠藤洋路教育長は「多くの子どもや保護者に深い傷を負わせ、消えることのない痛みを残した」と謝罪した。

 自殺した生徒の両親もこの日、市教委の後に市役所で記者会見した。母親は懲戒免職処分について、「被害の重大さを考えると当然の結果。教諭は後悔しているなら、息子の霊前で謝罪してほしい」と訴えた。

っかし、定年直前に懲戒免職か…退職金がパーじゃないすか。まあ口も手も早い先生(?)らしいんでこうなったら懲戒免職は不当だとか言って民事裁判を起こして和解して少しは貰えるんでしょうけどね。これから過去の件で改めて刑事告訴されて刑事事件で有罪とかならなきゃね。

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で、クラファンやってました。この先生。

ちなみに朝日新聞の記事では実名報道されてまして、どうも調べてみるとこの先生は

たった16人の吹奏楽バンド五福風流街ウインズの全国大会出場を応援してください!!

というクラウドファンディングをやっておりました。ま、正確にはこの先生、吹奏楽の地域バンドの顧問をしてたようなんですが…(一応、子供さんたちには罪はないのでここで写真の転載等は遠慮しておきますが)。

…で、なんか「妙に腑に落ちた」感じになったのは「なるほど、吹奏楽部の顧問の先生でしたか」と。

というのは私も小5-6の頃に小学校の吹奏楽部に入っててトランペットを吹いてました(下手でしたが)。で、ここの学校も市のコンクールに出たり、NHKの合唱コンクールの地方予選とかに出たりと、その時の吹奏楽部の先生(女性でした)が実に熱心な人だったので…。

ところが、この先生、いつもは全校集会などで歌のコーナーとかをやる際には体育館の舞台の上でそれこそミュージカル女優のようにきびきびと児童たちをリードして率先して歌ったり指揮をとったり時には踊りとかも…と「凄いなあ、この先生、何でもできるんじゃん」と感心しつつ、自分が吹奏楽部に入れる学年になったらこの先生に教わりたい…と友達と一緒に入ったんですね。そしたら、

そしたら吹奏楽部の練習では鬼のように怖いのなんのって(爆)

まあ一言で言えば「エキセントリック」、ビジュアル的にわかりやすくいえばヴァイオリニストの高嶋ちさ子を若くしたような風貌(ゆえに美人な先生でした。しかしテレビとかであの人を見ると本当にこの吹奏楽部の練習を思い出す始末で…)。

今でもびっくりした思い出が忘れられないのは、隣のクラスで何か帰り会が終わるのが遅れたせいで隣のクラスの部員さんたちが15分ぐらい遅れてきただけで鬼の形相で怒鳴り散らして「やる気が無いんだったら辞めなさい、今すぐに!!」と言ってのけて、本当に隣のクラスの人達の3分の2ぐらいが辞めてしまった時には「うへー」と思ったもんでしたね。もう35年以上も前の出来事なのにあれほど衝撃的かつ理不尽な話もねえやな、と。

※あ、殴ったりしなかった先生だったのは幸いでした。もっとも夏休み中の40度近い灼熱の音楽室で3時間ぐらい立ちっぱなしで合唱コンクールの練習をさせられた時は「殴ってやろうか?」とは思いましたが一瞬だけ(苦笑)

そういうのを見てるのでまあ常日頃の言動もアレだったかもしれませんが、吹奏楽部の先生って「のめり込むともう歯止めが効かねえ」って先生を何人か見てきたので「そういうタイプの先生だったんかもしれないな」と。

しかしだからといって数十件の体罰に加えて命を絶つとこまで児童を追い込む権利はないし、まあ残念だけど日和見主義の学校や教育委員会が死ななくてもよい児童をこやつのせいで…ってのは否めないですね。仮にこの人が腕利きの指導力があって、クラファンでものすごい募金金額が集まるような「その吹奏楽の世界では名指導者」だったとしても。そういうのはせめて昭和の元号の頃でやめとけ、って誰が言わなかったもんなんすかねえ。

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