っかし熊本市教委、1人で42件も体罰をやってた先生を「昨日まで」教壇に立たせてたとは…。

【中学生自殺問題】元担任 体罰など「1人で42件」も『校長・市教委は きのうまで教壇に立たせる』(熊本放送)

しかしこれはよくわからない。こんだけ「おおっぴら」に体罰しまくっていて(たぶん「バレただけでも」42件なんでしょうね、これ)、しかも生徒を自殺まで追い込んだ先生を昨日までお咎めなしで教壇に立たせてたってのは。何か強烈なコネでもあったんだろうか、とか。

小学校時代の担任による不適切な指導が熊本市の男子中学生の自殺に影響したとされる問題で、熊本市教育委員会は、きょう11月17日からこの男性教諭を現場勤務から外すことにしました。

■自殺した中学1年生の元担任
熊本市教育委員会によりますと、男性教諭は3年前、熊本市で自殺した中学1年生の小学校時代の担任をしていた人物です。

■他の児童にも
熊本市教育委員会は、この男性教諭について熊本市の小学校に勤務していた際、自殺した生徒とは別の児童に対して身勝手な発声指導を行ったり卒業式などの練習で大きな声を出せない児童に強く指導したりしたということです。

■1人で42件の体罰など
男性教諭については、これまで今回の2件を含め体罰や不適切な行為などについて42件が認定されています(この42件を含め、この教諭についてはこれまでに157件が審議されている)。

■ようやくきょうから対応も「当面の間?」
市教育委員会はきょうから男性教諭を当面の間、現場での勤務を控えさせるということです。

「体罰も愛のある指導だ」みたいな言い訳が通用した昭和の頃ならばまだしも、平成も終わって令和の時代に入ったのに「これ」かよと。

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しかも「前科」もあったのにねえ。

自殺した中1の小6時担任、自殺前に別の児童に暴行し書類送検…市教委も把握(読売新聞)

つーか、「書類送検」までされてる「前科」があって、それを市教委はしっかり把握してるのに野放ししてたってことはどんだけ教委とか市の上層部とのコネがあったりして「アンタッチャブル」な存在だったのか。もしくは市教委じたいが体質的に全てにおいて「事なかれ主義」だったのか。

2019年4月に自殺した熊本市立中学1年の男子生徒の小学6年時の担任で、原因を調査した市の第三者委員会に不適切な指導があったと指摘された男性教諭が、生徒の自殺前に別の男子児童に暴行したとして、熊本区検に書類送検されていたことがわかった。区検は18年9月に不起訴(起訴猶予)とし、市教委も把握していた。市教委は男性教諭を年内にも処分する方針。

 市教委などによると、教諭は小6の担任だった18年4月、入学式の準備中に私語をしたとして、自殺した生徒とは別の児童の胸ぐらをつかんで引っ張り、後に謝罪した。児童は「用具入れに打ち付けられた」と訴えた。

 児童は同月、全治1週間の首の打撲などと診断され、保護者は熊本県警に暴行容疑で被害届を出した。教諭は書類送検され、保護者によると、区検から9月21日付で起訴猶予にしたことを知らせる通知文が届いた。

 自殺した生徒はこの児童と同じクラスだった。第三者委の報告書によると、教諭の指導を目撃し、自身も直接叱られてストレスがかかっていた。自殺の一因になったとする重篤な抑うつ状態を引き起こしたのも、「不適切な指導が影響した蓋然性が高い」としている。

 市教委はすでに、書類送検された事案も含め、教諭の体罰や暴言などが40件あったと認定した。検察の処分についても教諭から聞き取っていたが、「複数の保護者から、ほかの事案とまとめて処分してほしいとの要望があり、処分を決めていなかった」としている。

 児童の母親と他の保護者は19年3月、教諭の処分を求める嘆願書を市教委に提出したが、教諭は現在も別の市立校で勤務している。

 母親は15日、報道陣の取材に応じ、「教諭は前任校でも体罰が問題になっていた。市教委や学校にもっと早く対応してほしかった」と訴えた。市教委の担当者は取材に対し、「もっと早く止めていれば、生徒の自殺を防げたかもしれない」と謝罪の言葉を述べた。

昭和50-60年代に小学生だった頃は、今の基準でいえば「そりゃ無茶苦茶だな」と思うような体罰や暴力をふるう教師は何人かいましたね(もちろん全員ではないです)。

個人的な思い出で実に「凄まじかった」のは、小学校の時に1学年したのクラス担任で放送委員会の顧問をしてた若い男性教諭で放送委員が何か読み上げてるのを言いよどんだか言い間違えたかで、直後にマイクに「ゴン」という明らかに殴りつけたような音を出してた奴もいましたから。ちなみにこの教師は同僚の女性教師と結婚して別の小学校に転勤になった後に転勤先で同じく体罰事件を起こして懲戒免職になったという「おめー、凝りてねえな」という凄まじい御方でもありましたが(大汗)。

あとは中学校の時に生活指導をしてた体育教師が体罰しまくりでひどい時は「機嫌が悪い時に目が合うだけでビンタが飛んでくる」という「てめーは高崎山のサルか」みたいな奴も。この先生は私が中3の時に別の中学に転勤になったんですが、その20年ぐらい後(今から10年ぐらい前)に母校の隣の学区の中学校で生徒同士で事件が起きてそのマスコミ向けに矢面に立たされる教頭先生として名前が新聞記事に出た時には「あのバカ、クビにならねえで教頭先生になるまで出世したのか」と「あんな高崎山のサルでも教頭試験って受かるもんなんだな」と半ば呆れ返った思い出もあったりしますです。こっちの先生はもしかしたら今やどこぞの校長先生でもやってるのかもしれませんが。

まあそこまでロコツな事はしなくても、今だったらことが大事になればそれこそ停職・依願退職・懲戒免職まで達してもおかしくないご時世ですので、そんな中「よくこんな事を繰り返してたな、こいつ」としか。とりあえずこういうのは教委がクズで自浄作用のひとつもないんだったら知り合いでも地元の法テラスあたりで紹介してもらった弁護士さんに相談して、そのまま警察になって被害届のひとつでも出したほうがいいんでしょうね。事なかれ主義はおおむね「外圧」には弱いですから。

しかし(バレただけでも)42件もやっといて、しかも教え子を自殺にまで追い込んでも、教委はいけしゃーしゃーと昨日まで教壇に立たせてたとは。下手すると「書類送検」とか「不起訴」とかになると、強力なコネがあるとしたらやっぱり事なかれ主義の熊本市教委、この教師がゴネてやっぱりいけしゃーしゃーと今まで通りのやり方を繰り返すんでしょうね(民事訴訟にでもなってこの教師本人が実名報道されてやぶ蛇になる可能性もあるんすけどね(苦笑))。

それにしたっていくら現場が教員不足かもしれないけどそういうのは野放しにするのはかなり違うとは思うんスけどね。教委が現場を知らん奴らで構成されてる可能性もなくはないだけに(失笑)