なんつーか今回の「櫻井敦司氏を偲ぶ会の献花入場券」の「転売ヤー」はただの鬼畜だなあとしか思えん。

「BUCK―TICK」櫻井敦司さん偲ぶ会 献花券の転売横行、価格10倍超も…ファン激怒「許せない」(スポニチ)

以前、生前の立川談志師匠が「俺の落語会に10万円も出して転売屋から買うバカがいやがるなんて」って激怒してたエピソードを思い出す始末で…しかしこんな「偲ぶ会」にも手を出す転売ヤーいるんだな、本当に。

5人組ロックバンド「BUCK―TICK(バクチク)」のボーカルで10月19日に57歳で死去した櫻井敦司さんを偲ぶ会「THE CEREMONY-櫻井敦司へ―」のチケットが高額で転売されるケースが続出しており、ファンが怒りの声を挙げている。

 会は12月8、9日にZepp Hanedaで予定されており、1500円の献花入場券が各回1人2枚までの制限付きで発売された。しかし、チケットは即完売。取引サイトでは10倍以上となる2万円超で出品されているものもあった。

 通常のライブではなく、偲ぶ会ということもあって「このチケットを高額転売する人って酷くないですか?」「最期のお別れなんだから、なおのこと高額転売は本当に許せないです」「大好きなボーカリストさんの死で商売をしている。本当によく転売ができますよね」「そんなの買ってまで行こうとしてるヤツ BUCK-TICKの櫻井敦司さんのファンでも何でもないですからね!」などと転売を厳しく批判するコメントが相次いだ。

 櫻井さんは10月19日午後11時9分に脳幹出血のため死去。葬儀は近親者で執り行った。19日夜、横浜市内でのライブ中に体調不良を訴え、救急搬送された病院で息を引き取った。あまりにも衝撃的で突然の別れに、音楽仲間、ファンに悲しみが広がった。

 櫻井さんの所属事務所はバンドの公式サイトで「57歳というあまりに早すぎる旅立ちでした。いまだ信じられない思いがいっぱいで気持ちが混乱しており、メンバー、スタッフ共に言葉に表すことができないほどの深い悲しみです」とした。

 1984年、今井寿ら群馬・藤岡高の同級生とバンド「非難GO―GO」を結成。85年にBUCK―TICKに改名した。同じ群馬出身の「BOOWY」の後継として、87年にメジャーデビュー。88年のシングル「JUST ONE MORE KISS」のヒットでブレークし、89年12月に東京ドーム公演を成功させた。最大のヒットは90年の「悪の華」。「LUNA SEA」と一緒にツアーを行うなど、その後のビジュアル系ブームで活躍した多くのバンドマンに影響を与えた。

ま、一番効果的な方法は「こういう転売ヤーからは絶対に買わない」ってことなんでしょうが…しかし今回のような「大好きな歌手の人が亡くなって、最後のお別れのチャンス」だと言って言葉は悪いけど”いくら払ってでも”行きたいという本当に熱心なファンがいるとしたら、私自身はそういう買う側の人たちを悪く言う気にはならないなあ。せめてファン仲間同士でうまくやりくりして適正価格以内の良心的な金額の出費で済むといいのだけどね。

いやー本来は、政治家さんの「国葬」みたいに日本武道館みたいなどえらく広いとこ借りて誰もが献花できるようにしてあげたいんだけど…日程的費用的にもいろいろと難しいんでしょうね、きっと。それと談志師匠のお別れ会はホテルニューオータニの2千人入れる大広間で行われてましたね、もう13回忌ですか早いもんだ。

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いっぽう別の一件でなんか難しいことになってる話も…。

布袋寅泰スタッフ「目に余る」グッズ高額転売に異例の対応も…再販決定後に購入者激怒→再販中止発表、謝罪(スポニチ)

しかしメルカリとかもそうだが、この手の現物を売る方も多少の「対策」はした方がいい時代に入ってるのかも知れないね。

歌手の布袋寅泰(61)の公式サイトが9日に更新され、今年台数限定で発売を開始したオリジナルマルチエフェクター「HOTEI Signature G-STAGE Multi-effects System」の再販を中止すると発表した。同商品を巡っては、高額転売が問題視されていた。

 布袋の「俺たちのサウンドを残していきたい」という思いから誕生した「G-STAGE」。シリアルナンバーが記載された布袋直筆のサイン入り認定証と、「G-STAGE」限定デザインのピックが付属され、全世界300台限定生産モデルとして、今年5月に販売を開始した。

 その後、公式から見ても「目に余る高額転売が行われている状況」であり、再販売を望む声も多かったことから、再販を検討。その結果、「本当に入手困難なNOSパーツをフリーザトーン社が改めて探し、奇跡的に調達が可能」となったため、再販することを告知していた。

 だが、購入者から「限定品と告知し販売した商品を再販売することは景品表示法に抵触し得る」という指摘が上がり、「消費者庁へ通報した」という連絡を受けたという。

 公式はこれらの声を踏まえ、「消費者庁にも相談の上、転売防止目的での再販売の趣旨と限定品をご購入いただいた方々への配慮とを考慮しつつ、限定品の優位性を損なわないよう、『本体意匠の変更』や『梱包仕様の変更』、『アーティストサイン入りの認定書を付属しない』などの案を検討しておりました」というが、「限定品と同等の商品であるとの認識を皆様に抱かせてしまうことにより景品表示法違反となる可能性も拭えないため、今回の再販売は中止せざるをえない状況となりました」と説明。再販中止の決断に至り、「再販売の告知を喜んでいただいた皆様には、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 公式は、「今回『G-STAGE』の再販売は叶いませんでしたが、すでにご使用いただいている方よりの感想もいただいており、『G-STAGE』はまだまだ進化できると私達は確信しております。『G-STAGE』の企画から販売までの道のりは4年という歳月を費やしており、後継機の実現にはそれなりのお時間をいただくことになるかもしれませんが、必ず『G-STAGE』の後継機を企画することをここに宣言させていただきます」と宣言。「最後に『HOTEI Signature G-STAGE Multi-effects System』が高額転売されている現状は、私達の本意ではございません。皆様には高額転売されている『G-STAGE』のの購入を控えて頂きますようお願い申し上げます」と注意を促した。

ここらへんなんかも歌手側が「よかれと思って」再販しようとしたら怒られちゃってねえ…法律はともかく気の毒な面もあるなあ、と。

ま、そこらへんは「受注販売」がいいのかもしれないね。売る側も売れ残るリスクもそんなにないし、注文受けた分ほぼ確実に買う側もゲットできるしで。グッズ系は今後はそれが主流にするようにした方がいい時代なんだろうなー。布袋氏も気の毒に。

以上です。