本日、我が家の7年半にも及んだ「老人介護」が終わりました。

今日の午前4時前に、一緒に住んでいたうちのじいさん(妻の父)が老衰による多臓器不全などで87歳の生涯を閉じました。これにより5年前に亡くなった妻の母ともども、トータルで7年半にも及ぶ我が家での「老人介護」の生活が幕を閉じた…という事がありました。

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しかし午前3時の緊急電話は本当に怖いっす…(ノД`)シクシク

うちのじいさんは軽い認知症に加えてもともと心臓に難がありまして、50代なかばまでチェーンスモーカーだった影響で肺の水がたまりやすく、それだけの喫煙によるダメージを負っていたという症状もありました。なので年々体が弱っていって、最初はよろよろながらも問題なく歩けたんですが、それが杖になり、歩行器になり、最後は家の中も車椅子で…という状況になって、今月上旬に月一回の血液検査・レントゲン、そしてお医者さんの診察をした際に、お医者さんがじいさんを見た瞬間に「今すぐ入院してください」と言うほどに悪化していたのでした。

その後、一週間、二週間経過してもやはり状況は変わらず(いつもだと利尿剤で肺の水を取り、病院食でむしろ元気になるパターンだったんですけどね)、むしろ状況が少しずつ悪化していきまして、先週の金曜日あたりからは「いつ亡くなってもおかしくない」とのお医者さんの話になりまして、うちの家族が交互にお見舞いや付添をしてた…のですが、折しも世間は新型コロナ禍。実は面会が一切できずに病状が悪化してる患者さんに関しては原則15分以内、そうでない場合はPCR検査を、という事になってまして、図らずともうちの妻は土曜日の夕方に呼び出しを受けてPCR検査を受けて陰性で2時間ほど付添をできた反面、帰り際にPCR検査代を5千円請求されて財布に手持ちがなくて慌ててカードで支払った、という妙な逸話(?)もあったりしました。

それと、我が家には息子が先天的な発達障害を持つ障害児もいて、私と妻のどちらかが息子を見てないといけないため、妻が付き添ってPCR検査まで受けた際には病院の隣にあるイトーヨーカドーのフードコートで待機してたり、

多少のお買い物をした後に、しばし立体駐車場で暖房がかかった車の中で待機してました。いやーこのカーナビ、まさかBluetoothでスマホの音楽が聞けるとは…で、過去の「伊集院光 深夜の馬鹿力」を聞いてたりと(←をいw)

そして今朝方、完全に寝てた午前3時を過ぎた頃に電話が鳴りまして、やはり大いにびっくりすると共に「…遂に来たか」と。電話に出るとやはり病棟の看護師さんで「血圧が急激に低下しているので非常に危険な状態です。誰か看取られるご家族を」とのことでした。

実は5年前に妻の母を亡くした時は、前日までほとんど何ともなかったのに朝6時半にいきなりお腹が痛いと言い始め、慌てて119番をして救急隊が来たのと同時ぐらいに心肺停止状態になり、朝の8時半にERで臨終が宣告された時には看取った家族は救急車に付き添って乗った私だけだったんですね。これは軽い認知症気味のじいさんと、当時2歳半の息子がいたからで「いや、まさか亡くなるとは。そして実の息子ではない娘の夫の私が看取るとは」という事になりまして…。

かつてそういう経緯があったんで今回は妻に「ここはぜひあなたが行ってください。じいさんの時はあなたが看取るほうがきっと喜ぶと思いますよ」と告げて、総合病院の緊急外来のすぐ横に車をつけて送り出したのでした。ちなみにこの時にカーラジオで流れていたのはNHKラジオ第一の「ラジオ深夜便」の「にっぽんの歌こころの歌」。さらに妻を車から送り出した時にかかってたのはサザンオールスターズの「いとしのエリー」でした。

これはなかなか忘れられないシチュエーションになりましたな、これ。いやー桑田御大…(ノД`)シクシク

で、私は後部座席に寝ている息子がいるんでいったん家に帰って、息子を布団に再び寝かせて自室で待機することに。もし帰る途中に妻からLINEで連絡があったら葬儀屋さんにも連絡して病院から葬儀屋の霊安室に運んでもらわないとならないもので…と思ったら、帰る途中に妻からLINEが来てまして、病院に着いて5分後に亡くなった、という連絡が入っておりました。

なんかいつもの数倍ぐらい疲れた一日でした。

その訃報の連絡があった後、自宅の電話からご近所の葬儀屋さんに電話を寝台車で葬儀屋さんの霊安室に送ってもらうことになりました。なお入院の為にパジャマとかの用具がたっぷりあったので妻は車に一緒に乗せてもらって(ま、その間にもいろいろと死亡診断書を作ってもらったり、看護師さんが身体をきれいに拭いてくれたりといろいろとやってもらってたそうです)、葬儀屋で連絡を受けて駆けつけた妻の兄と合流してそちらの車で自宅に戻ってきました。

一方、自宅で待機してた私は…というと、なんとなくテレビをつけてまして、

いやー、午前4時半にテレビ見てるだなんて、大学時代の20数年ぶりだなこりゃ…と。

結局、なんとなく妻とLINEで連絡を取り合い、6時にはひとりでそそくさ朝飯を食べ、息子の朝食などの準備やお世話とかもし、更にそれでも寝ようにも寝付けず、妻と義兄の帰りを待つことになりました。結局7時前には帰宅してました。

その後、8時過ぎに息子を車で特別支援学校へ…ま、本当は休ませてもよかったんですが、金曜日に「万が一」に備えて学校を休ませてたので学校が物凄く楽しい(らしい)うちの息子は金・土・日と実に退屈そうに過ごしていたのが申し訳なくて、「ま、外孫だから大丈夫だろ。告別式の日は忌引で休ませるけど」…と送迎してきました。ついでに当座の必要経費もかかるだろうと、息子を送り届けた後、学校近くのイオンモールでATMコーナーの開店と同時にお金を引き下ろそうとしたら、

お目当ての西武信用金庫(←私のメインバンク(泣))のATMだけこんな感じに(爆)。ま、仕方ないんで待ちましたけどね。最終的には10分遅れぐらいでATMが稼働して無事に下ろせたんでよかったんですけども。

更に9時過ぎから葬儀屋さんが我が家に来て妻と義兄が、さすがにこのご時世ですので「家族葬」程度の、火葬場もついている地元の斎場での通夜・告別式の打ち合わせや見積もりを出してもらう事になってまして、我が家は路地の奥の奥で路駐ができず(ちなみに義兄はお隣さんのお宅の駐車場を借りてました。で、ご近所さんにも報告しに行ってたんですが…)、うちの車を置いてある屋根なしガレージを葬儀屋さんに使ってもらうために時間調整をせねばならず、

隣町にある「快活CLUB」へ。迷うこと無く(?)マッサージチェアの個室を指定して、漫画本もほとんど読まずに、

ヒーターかけて、「極モード」で15分1回のを繰り返しやってもらいつつ、半ば爆睡してました(大汗)。いやーもう緊張感・緊迫感があって背中がバッキバキもいいとこでした。

そして帰りに妻に食料品の買い出しも頼まれてたので地元の西友に行きまして、

義兄の分も含めて6個ほど、ミスドでドーナツを買ったりして帰宅しました。

そしてここで「サンキュ」さんが恐ろしいタイミングで…(^_^;)

それと妻から食料品と共に頼まれてたので購入したのが、

「サンキュ」の最新号でした。しかしまー我が家的にはタイムリー、いやそれ以上に満塁ホームラン級のタイミングだなあとびっくりしたのは、

ちょうどじいさんが亡くなって、通夜・告別式を経て家の片付けが始まるこのタイミングで、

「がんばらなくても片付く家は作れます!!」

という実に嬉しすぎる見出しええ、頑張りませんとも、誰ががんばりますかそんなもん(ノД`)シクシク。

↑レンタルしてる介護ベッドや車椅子、外のスロープなどは今週末に、介護福祉業者さんに返却する予定になってます。

図らずとも妻が息子を妊娠したのとほぼ同じタイミングで、妻の両親がほぼ同時に介護の対象になってしまうという事態から、なんやかんやで7年も及ぶ「老人介護」が今日終わってしまった…ということになりました。そしてまあ私は妻の夫、つまりは婿、もっといえば「マスオさん」なんで通夜・告別式は故人の実子の妻と義兄に丸投げ状態でもあるんですが(大汗)。

まあそれはともかく、ここはその家族葬が終わった後に精一杯、この「サンキュ」のテクニックを丸パクリ…もとい、楽しく参考にさせてもらって(笑)、事後処理の方は妻ともどもほどほどにやっつけていきたいと思いますです。

というわけで今日の千葉ロッテ系の記事は(たぶん)お休みです。いやー午前3時起きでさすがに疲れた…以上です。