ロッテの創業者よ。500億円超も脱税するカネあるならマリーンズに余分に(以下略)

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ロッテ創業者、脱税の疑いで事情聴取 ソウル中央地検:朝日新聞デジタル

企業イメージ的にはなんとも「残念」な話で…。

韓国ロッテグループによる不正資金疑惑をめぐり、ソウル中央地方検察庁は8日、創業者の辛格浩(シンギョクホ)氏(93)=日本名・重光武雄=を脱税の疑いで事情聴取した。辛氏の健康状態を考慮し、ソウル市内にある同氏の事務室で行った。

 同地検は、同氏が日本のロッテホールディングス(HD)の持ち株を長女の辛英子被告(横領罪などで起訴)や事実婚の配偶者、徐美敬(ソミギョン)氏ら3人に贈った際、数千億ウォン規模の贈与税を払わなかった疑いを持っている。

 ロッテ側によれば、辛氏は「時効ではないか。支払った側は罪に問われないのではないのか」と説明する一方、問題があれば納税する考えも示した。

「問題があれば納税する考えはある(=脱税したとは認めてないし払うとも言ってない)」なんですねわかります(意味不明)。

で、ロッテ創業家、去年はお家騒動まで勃発しましてね。創業者の長男と次男が骨肉の争いみたいになっちゃった話がありましたが…。挙句に脱税ですよ。

いやあ「脱税するカネあんなら、少しはこっち(千葉ロッテ)にも回せよって毎度のように書いてますな、私(泣)。

で「贈与税だけで」545億円かー。となると、実際の金額はその何割増しか何倍かはさだかぢゃないけど…そいつにしても正妻ぢゃない事実婚の奥さんに幾らぐらい回ったんだろう。てか、それだけでも千葉ロッテの選手総年俸+運営費の何年分になるんだろう(意味不明)。

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45年以上日本プロ野球界に貢献してくれたけどさ…。

ロッテがもともと日本プロ野球界に関わる事になったのは、もともとここのチームは1950年に2リーグ制になった時は毎日新聞社が持っていた「毎日オリオンズ」というチームだったんですね。最初の日本シリーズでは現在の横浜DeNAベイスターズに繋がる松竹ロビンスというチームを倒して、日本シリーズの初代チャンピオンになっています。

で、後に同じパリーグに所属していた「大映ユニオンズ」という、映画会社の大映が持ってたチームと対等合併して、「東京オリオンズ」というチームになった後、1960年代後半から経営に苦労してた中、当時伸び盛りで新進企業のひとつだったロッテが「業務提携」と言う形で、ここのチームの冠スポンサーになったのがきっかけでした。

※ついでに書くと、「大映ユニオンズ」になる前は戦前期に存在した朝日軍、戦後間もなくの頃に存在した「ゴールドスター→金星スターズ」を吸収合併して「大映スターズ」と名乗ったり、その後更に昭和20年代に存在した「高橋ユニオンズ」を吸収合併して「大映ユニオンズ」と名乗るなど、まあプロ野球史的には「ややこしい」事この上ない話があるチームだったりします。それと、このような既存の球団同士の吸収or対等合併はその後、2004年に近鉄とオリックスが合併するまで一度も行われなかったんだそうですね。

で、「ロッテオリオンズ」というチーム名になり、後に大映からプロ野球チームを買い取って子会社にした、という経緯がありまして。これもまあ広い意味での今でいうとこの「命名権取得(ネーミングライツ)」のはしりのようなものなんですね。改めて考えて見れば。それと、東京オリオンズにロッテを紹介したのは、当時のオーナーの友人だった元総理大臣の岸信介氏だったそうで、現在の安倍晋三総理の祖父にあたる方だったりもします。

後に斜陽産業となってた映画界の影響で大映から「本当にチームを買い取った」んですが、そのロッテが日本プロ野球界に貢献した度合は40数年間、何度か吸収合併や消滅の話も噂にはなったとはいえ、よくぞ一度も手放さずに今に至っているものだ…と感謝している部分ももちろんあります。…が、ただ、もうちょっとカネの使い方は考えろという点がなくもないのは事実なんすよね。

ここにきて、ロッテ球団が球団社長を筆頭にいろんなアイデアを思いついてそれを実行させて観客動員が前年比120%と言うことになって物凄く良くなったという話もあるんですが。できればソフトバンクぐらい協力的な姿勢で運営資金・戦力費を費やせとはまでは言わないけど、さすがに旧態依然のロッテ(この場合は持ち株会社のロッテホールディングス)、つまりは親会社任せになっているのはそろそろ限界かな?って気もするんですけどね…。

てか、545億円も脱税するだけの「資金の余力」があるんであれば(先にも書いた通り実際はもっとかなり多い金額なんでしょうけど)、ロッテホールディングスがケチくせえこと言わねえで年3億円×10年ぐらいで自分自身で千葉マリンの命名権をゲットすればいいだけの話じゃん、と(爆)。

もともとロッテが千葉マリンの命名権取得に消極的だったがゆえに他企業に話がいってQVCさんとの契約になって、今年いきなり解除の話が出て揉め始めたわけでね。少なくても500億円も脱税するだけの「余力」があんなら、たかが10年で30億円の命名権だなんて創業家からすれば屁みたいな金額だろうと(以下略) 。

理想は特定企業に依存しない「市民球団」か…。

ま、できれば千葉ロッテなんかも親会社持ちじゃない、広島東洋カープのような特定の企業に依存しないような独立採算制・市民球団みたいなチームになってほしいと思うんですが、そうなるとロッテ+千葉県内での有力企業(例えば京成グループ、千葉銀行などなど)が出資みたいな資金力と地元のバックアップが必要となると思うんですけど…そうなるにはもう少し時間がかかるんでしょうね。

で、また去年もそうだったんですが「千葉ロッテが連敗」とか「CS直前」の頃にこういうニュースが流れる傾向があるんすよね。ケツに火をつけるようなタイミングで(爆)。ここらへんは伊東監督あたりが「おい親会社、お前らわかってんだろうな」と一発恫喝かましても創業家は怒るかもしれんがきっと世間とプロ野球ファンは許すわ、たぶん(笑)

そいつにしてもロッテの創業家の御家騒動、今後どうなっちゃうんだろう。創業者の93歳のおじいちゃん、最晩年に収監されちゃっておもっきり晩節を汚しちゃうんだろうか…あの世に現世で稼いだお金までは持っていけないってのに(苦笑)