いや、国会議員の方は冗談抜きで入院でもして徹底的に休んだほうがいいわ、水道橋博士氏。

基本的には小選挙区からの当選者ではないから選挙区まわりをする「金帰火来」が必要がない比例区の議員さんとはいえ、一歩間違えると命にすら影響するわけで、それはお医者さんの言う通りにしといた方がいいっすわ、ええ。

れいわ新選組は、水道橋博士参議院議員が体調不良のため当面休職すると発表しました。
ことし7月の参議院選挙で初当選した、れいわ新選組の水道橋博士参議院議員は、1日の参議院内閣委員会で質問する予定でしたが、欠席しました。
山本代表は、記者会見で「先月21日、本人から深刻なうつ状態という旨の連絡を受けた。その後、ドクターストップが出て、年内の仕事は難しいという診断だ。『議員辞職したい』と私に伝えてきたが、医師から『今の状況で判断するのはよくない』と助言を受けて、休職する運びになった。これから先のことは病状次第だ」と説明しました。
水道橋博士氏の事務所は、今後、参議院に対し、速やかに必要な手続きを進めるとしています。

そうか、今日が国会議員としての初質問デビューの日だったのか。これは有権者にものすごーく強いアピールをするチャンスでもあったわけで、それを諦めて休まざるを得ないってのは、かなり精神的に「やばい」状況なんでしょうね。

お医者さんが「議員辞職に一旦は待ったをかけた理由」などを考えるに。

・れいわ・水道橋博士が議員活動休止　山本太郎代表「命より大切な仕事はありません」(東スポ)

あの世界の東スポさんにしては(?)ちゃんとしたまじめな記事になっておりますです(大汗)。

　れいわ新選組の山本太郎代表（47）が1日、不定例記者会見を開き、同党の水道橋博士参院議員（60）がうつ病と診断され、休職していることを明かした。
　博士はこの日、参院内閣委員会で質疑予定だったが、欠席していた。山本氏は「10月21日に博士から私に電話があった。深刻なうつ状態であると連絡を受けた」と明かした。
　博士は今年7月の参院選に同党から比例代表で立候補し、当選。たけし軍団出身者では東国原英夫氏以来、2人目で、選挙戦から政界に新たな風を吹き込んでいた。
　山本氏は「5月に選挙を出ることを決めて、怒とうの選挙戦に突入した。7月に無事、当選したが、最近まで休むことなく激務を務めていた。そればかりでなく、60歳を迎えて転職。そこから国会論戦に挑む大きなプレッシャーもあった。心身に与えた負担がかかっていた」と指摘した。
　博士は過去にも同じ病気で療養していたことを明かしている。「毎日更新する」と宣言していた日記は21日を最後に更新されず。ツイッターも同日の「代表、優しいわ。感謝。」の書き込みが最後で、支援者からは心配の声が上がっていた。
　山本氏は「先週、博士に対して、医師からドクターストップが出た。年内の仕事は難しいと。博士は医師に（議員）辞職したいと直接伝えたそうですが、今の時点で判断しないほうがいいと休職することにした」と話し、博士は一時、議員辞職も検討していたことも明かした。
　山本氏は「おそらく国会議員がうつ病で、休職することにご批判の声が出てくるかもしれない。私は意義のある決断だったと思っている。この国には過労だったり、仕事を原因とした精神疾患、自ら命を絶つ人が多く存在する。国会議員が病気について開示し、休むことで、今苦しまれている方々に対しても希望を与えるものじゃないかと考えます」とコメント。
　続けて「立ち止まれるきっかけになればいい。命より大切な仕事はありませんから」と理解を求め、ネット上で誹謗中傷や行き過ぎた報道がなされないよう願い出た。

ただまあこれは思うに、不祥事とか問題発言(しかも所属政党の支持率すら影響するぐらいの)をした大きな政党の議員さんや、比例区で当選して何かやらかして離党して無所属になっても歳費欲しさか何かは知りませんが「議席にしがみついて」次の選挙で失職するまで粘るに粘っていた…のを見ると、自分から「申し訳ないけど、病気で議員辞職したいんだけど」とそういうとこだけは「あー、この人はしがみついたりはしないんだなあ」とちょっと感心したのも事実だったりします。

もちろん「そんな病気持ち(ただし精神疾患)が議員に立候補して、激職な国会議員になろうとするなんて」という批判は出てしまうのは仕方ないんでしょうが、あのうつ病もムラ、というか本当に波のある病気なんだそうで、たぶん主治医の先生から「辞めるのは少し待った方がいい」と言われたのは「辞めたら辞めたで、それはそれで激務などの「責任」から解放された後に何をするかわからなくなる」というのもあるんでしょうね。故にたぶん主治医の先生が心配しているのは「一気に諸々の状況が解放された時の方がむしろ一番怖い」と。「そして”何が一番怖いことをする”か」というのはあえて書きません。こちらは読み手の皆様のご想像におまかせします。そして「そうなってはもう遅い」と思うので、今の所はひとまずこんな感じでいいんじゃないでしょうか。これが常に国家の危機管理まで握っている政権与党の現役大臣、総理大臣だったらえらい事になりますが…そこはまだまだ少数野党の1年生議員でしょうからねえ。

で、今は臨時国会の最中で(10月3日に始まりました)、まあ本当に「療養して、それでも回復の見込みがなくて周りに迷惑をかけるから議員を辞める」と決断するのは、早ければ来年1月から始まる通常国会が始まる前後になるんじゃないでしょうか。ここらへんは本格的に隔離されて投薬治療も受けるべく然るべき病院に入院した方がいいのかもしれないですね、本当に(そうなると来年1月どころではなくなってしまうかもしれませんが)。

いやはや本当にお大事に。以上です。