【千葉ロッテ】「全ては現場(=1軍首脳陣)の判断だ」と←里崎智也氏よくぞ言ってくれた。

【里崎智也】ロッテは点を取れる時に取らないと…勝負どころ見誤ると首位の背中どんどん遠ざかる(日刊スポーツ)

今日のソフバン戦の話の続きになりますが…。

ロッテ・種市篤暉とソフバン・大津亮介の投手戦が実に凄かった。ま、最後は味方打線の援護の差で…。

2024年6月22日

そして日刊スポーツでは、元ロッテの里崎智也氏が今季ずっとロッテファンの思ってることをほぼ代弁してくれてますです(苦笑)。

<ソフトバンク3-1ロッテ>◇22日◇みずほペイペイドーム

 ロッテに伝えたいのは、まず(点を)取れる時に取らないからこうなってしまう、という常とう句だ。

 初回、岡の二塁打を上田が進塁打で送り、佐藤のタイムリーで先手を取った。大津の立ち上がりを攻め、確実に得点につなげ、ロッテ主導で試合に入れた。

 先発種市も素晴らしかった。6回まで、カウント2-0になったのは2人だけ。いかに制球が良かったかがわかる。ストライク先行で、コース、高さともに完璧だった。

 種市が試合を作っている間に追加点を奪えるか。そこがポイントだったが、チャンスをものにできない。4回無死一、二塁で茶谷が犠打で送れず、リクエストの末、最悪の併殺打に終わった。

 この場面、犠打を失敗すること自体が問題だが、相手があることなので失敗することもあるだろう。だが、送れないなら、せめて併殺を許さない全力疾走が必須だった。だが、茶谷は三塁でアウトになるのを見ながら走っている。

 想像するに「セーフになってくれ」との思いだったのだろう。犠打を失敗した打者心理として理解はできるが、バント失敗に、走者を気にせず全力疾走する義務を怠った。リプレー検証の結果、ギリギリでのアウト。0コンマの微差で併殺になっただけに、最初から走者を見ずに走っていれば…と、考えずにはいられない。

 そういうところだろう。3位とはいえロッテは首位ソフトバンクに大差をつけられている。もはや、勝負は9月などと言ってはいられない。それこそ夏には優勝を決められ、長いCS出場争いという展開も十分にあり得る。

 そうした危機感があれば、左のリリーフの使い所も、もっと考える余地はあったと感じる。周東に勝ち越し弾を浴び、さらに今宮に二塁打を打たれたところで、後続の左打者を考えれば、負けている場面ではあるが、鈴木を投入する判断があっても良かった。坂本がベンチを外れ、左は鈴木のみとはいえ、重要な場面だった。

 ソフトバンクの左打者に打たれていることを踏まえ、3点目は絶対に許さない判断もあり得た。ロッテにとって、ソフトバンクを直接たたけるタイミングは今この時ではないか。勝負どころを見誤ると、首位の背中はどんどん遠ざかる。

 そうしたことを含め、すべては現場の判断だと、最後に付け加えておきたい。

「すべては現場の判断だと」←まさにこれですね。

吉井監督も監督初経験で2年目、おまけに福浦ヘッドと金子参謀ではさすがに…という体たらくなんだろうね。いい時はいいんだけどダメな時は打開策がない。ある意味では現役引退即監督就任の井口前監督の5年間もそうだったんですが、井口氏の場合は人脈が凄かったからソフバンから鳥越ヘッドとか、それこそ日ハムから現監督の吉井コーチとか「いざとなったら監督を諌められる」タイプの年上のコーチを他球団から引っ張ってこれてたんだけどね…。

果たして吉井サンがやめた後に、福浦ヘッドが新監督になった時はロッテOBで固めてそのあたりはちゃんと「組閣」できるのか…そこらへんはバランスは難しい。そして里崎氏はたぶんコーチはやんねえだろうなあ。

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吉井監督「茶谷健太のバント失敗・併殺打が痛かった…」。

【ロッテ】吉井理人監督「1番痛いのはやっぱりバント失敗」先制するも中盤以降は打線つながらず(日刊スポーツ)

「おい吉井監督、8回まで頑張った種市に辛辣なこと言ったら許さんからな」と思いつつどういうコメントを言うのかなーと思ったら種市には労いつつ、4回の茶谷健太のバント失敗併殺打に言及しておりました。

<ソフトバンク3-1ロッテ>◇22日◇みずほペイペイドーム

 ロッテは、初回に佐藤都志也捕手(26)の右前適時打で先制するも、2回以降のチャンスをものにできなかった。

 1-0の4回には先頭打者から連打で無死一、二塁の好機が訪れたが、茶谷健太内野手(26)のバントが投-三-一の併殺になり流れを引き寄せられなかった。吉井理人監督(59)は「1番痛いのはやっぱりバント失敗ですね。ノーアウト一、二塁でダブルプレーが嫌なんでバントしに行ってるんですけど、ダブルプレーになっちゃったので。ああいうのも決められるように、しっかり練習してもらいたい」と促した。

 中盤以降は打線がつながらずソフトバンク先発の大津に8回7安打1失点に抑えられた。指揮官は「力負けというか、うまくかわされた感じだった。いいピッチャーなのでなかなか打てないとは思います」と振り返った。

確かにあの「いただけない」茶谷健太のバント併殺打が試合の流れが混沌としちゃって、更に試合の流れと主導権がソフバン側に流れた=ロッテ側から離れていったターニングポイントだったのは間違いないでしょうね。無論、ソフバンの大津選手の好フィールディングもあったのも事実ですけども。

ではその種市篤暉に対してどういうことを言ってたのか、といえば、

ロッテ・吉井監督、同点のきっかけとなったソフトバンク・山川への1球悔やむ「あれが余計だったと…」(中日スポーツ)

7日裏の山川穂高への1球について言及してました。

◇22日 ソフトバンク3―1ロッテ(みずほペイペイドーム)

 ロッテの吉井理人監督は、1点リードで迎えた7回1死から同点のきっかけとなったソフトバンクの4番・山川への1球を悔やんだ。

 ここまで2打席凡退していた山川に対し、ロッテ先発の種市は変化球を続けて2球で追い込んだが、3球目の148キロ直球は高めに外れる明らかなボール球。その後、ファウルで5球粘られ、11球目が死球となって山川は出塁。続く近藤の二塁打と柳町の犠飛で追い付かれた。

 試合後の吉井監督は7回の場面について「これも想像なんですけど…」と断ったうえで「1―0で終盤来て、やっぱホームランを打たれるのが一番嫌なんで。山川に対しては2ストライクと追い込んで、1球外しましたよね。あれが余計だったと思うんですよ。で、その後も、投げる球が変化球しかないっていうのが分かる配球だったんで。そうなると厳しいところを狙うので。フォアボールになるかなと思ったら、やっぱりデッドボールで出塁だった」と持論を展開した。

 続けて「そこの一球外したところから、ちょっと種市の感情が、気持ちが揺れて、パフォーマンスがちょっと下がったかなっていうふうに感じました。これを本人がどう思ってるか分からないですけど、長年の野球の経験からそう思いました」。投手出身の監督らしく、力投を続けながら白星をつけてあげられなかった右腕を思いやった。

しかしこれは種市に対する「叱責」ではないでしょうね。もし叱責であればバッテリーを組んでいる佐藤都志也の方に言及してるような気がしますし。「いや、あれは残念だったなあ、種市」ってニュアンスだったのは個人的にはちょっとほっとしましたです。

たとえばこれが昨日の小島和哉みたいに完全にノックアウト、しかも3試合連続で大量失点とか喰らってれば(その首脳陣側の投手交代の妙さのひどさを棚上げすれば)「叱責」とかもありかもしれませんが、今季絶好調のソフバン相手に122球も投げて3失点…というのは他のパ・リーグの投手を全て見渡しても「大健闘」に値するでしょう。勿論、種市本人は右のエースたるプレッシャーとか責任感もあってそうは言ってられないでしょうけども。

【ロッテ】種市篤暉が自戒「もっと集中するべきだった」8回続投も周東に被弾など3連打で2失点(日刊スポーツ)

そんな種市は反省しきりのコメントでした。

<ソフトバンク3-1ロッテ>◇22日◇みずほペイペイドーム

 ロッテ先発の種市篤暉投手(25)は6回まで2安打無失点と試合を作った。

 7回1死から山川に11球粘られ死球、直後の近藤には10球粘られ二塁打と続けて出塁を許した。1死二、三塁から柳町に同点犠飛を浴びた。「単純に山川選手はフォアボール(を嫌がって)怖がっていたのでその前に決着をつけられればよかった」と反省した。

 7回終了時点で109球投じていたが、種市は「僕も行きたかったですし、多分(首脳陣も)行ってほしいと思ってたんで。そこに関しては中7日空いてるので120球投げて当たり前」と8回もマウンドにあがった。だが4球で2死を奪った直後、周東に勝ち越し本塁打を浴びるなど3連打で2点を献上した。「不用意だったかなと思います。やっぱりボール先行カウントから、ファウルを飛ばさせるイメージでまっすぐ投げたんですけど、あそこはもっと集中するべきだった」と自戒した。

 吉井理人監督(59)は8回の種市続投について「7回の3回り目の上位に対する種市と、うちのブルペン陣と比べて種市の方がいいかなと思ったし、リリーフも大変なので、種市に任せた。結果的にはちょっと引っ張りすぎたので、もっといい作戦があったかもしれない」と悔やんだ。

とにかくしっかりと試合は作ったし、見ごたえもあるピッチングでもありましたし…で、よく投げてくれました。

特に佐々木朗希が果たして本当に不調なのか、来季MLB入りするためのラクラク再調整で戦線離脱してるのか…はもう知ったこっちゃないですし、正直興味もありませんが、それによって先発ローテの登板間隔とか調整パターンとかを大いに狂わされて影響喰らってるのが、この「1シーズン通して先発ローテを守っている」種市篤暉だったり昨日の小島和哉だったりしてるので、そこらへんはロッテ球団はしっかりと見極めたほうがいいと思いますね。そして今季全てに言えるのは、吉井監督・福浦ヘッド・金子参謀らの選手起用の妥当性とかもね。最初の話に戻っちゃって恐縮ではありますが(^_^;)。

以上です。

 

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