【千葉ロッテ】今年のドラフト指名。高校生・高卒が多いんでロッテ工場見学のパイの実へのリアクションが実に楽しみ(笑)。

【ドラフト会議】ロッテは支配下5、育成5人を指名 吉井監督「プランA#で100点満点」(スポニチ)

くじ引き3連敗の話の続きになりますが…(苦笑)。

終わってみれば比較的、知名度のあるエリート系の即戦力の選手よりも高卒や独立リーグの選手などの「叩き上げ」な選手の指名が多かったのですね。いい傾向だと思いますです。

 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、ロッテは支配下5選手、育成5選手の計10選手を指名し、交渉権を獲得した。

 1位指名では度会隆輝外野手(ENEOS)、草加勝投手(亜大)、細野晴希投手(東洋大)と3連続で重複し、3度とも抽選で外れたものの、大学No・1と評価される上田希由翔内野手(明大)を指名。2位では最速159キロ右腕の大谷輝龍投手(NLB富山)の交渉権を獲得した。内訳は支配下は投手3人、野手2人、育成は投手2人、野手3人とバランスのとれた指名となった。

 吉井監督は「いろいろなプランがあったので。まあ、3つ外してるので、プランAとは言えないですけども、プランA#ぐらいでは100点満点」と成果を口にした。

 2位指名の大谷については「球の速さもそうですし、制球力もあって変化球もあるので(即戦力として)いけるんじゃないかと思ってます」と高く評価。また、3、4位で指名した木村優人投手(霞ヶ浦)、早坂響投手(幕張総合)の2人については「2人とも、すごく良い球を投げてたので、2軍投手コーチは喜ぶんじゃないかなと思います」と話し、特に地元出身の早坂には「ピッチャー始めて、まだ1年と聞いているので、どれだけ伸びるか本当に楽しみだし、地元の選手なので応援もたくさん来てくれるんじゃないかと思います」と期待した。

なんか一気にぐっと平均年齢が下がりそうな…。

ついでに書くと、一番年上が2位指名の独立リーグの富山所属の大谷投手が2000年生まれの23歳で、次が1位指名の明大の上田内野手が2001年生まれの22歳らしいんですね。育成3位の同じく富山所属の高野投手が2004年生まれの19歳(つまりは去年までは高校生)で、残りの全員が高校生なんですね。

それを思うと…4年前に佐々木朗希がドラフトで指名されて翌春に入寮した際には同い年(高校生で指名された)の選手が横山陸人しかいなくて後は同期でも全員大卒の年上ばかり(佐藤都志也・高部瑛斗・福田光輝・本前郁也・植田将太の5選手は全員大卒でした)…だったんだよなーと思い出すのと同時に、来春早々の新人合同自主トレは「ものすごーく」平均年齢がぐーっと下がって若々しい面々ばかりになるんだなーと。勿論、来月か再来月あたりに行われるだろう入団会見の前後に行われるロッテの工場見学で「えー、パイの実って64層もあるんスか?」と驚くある意味のお約束も例年以上に初々しく(以下略)

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そして「独立リーグ」経由ってのが実に興味深い。

【ドラフト】日本海リーグの富山から大谷輝龍・松原快・高野光海の過去最多3人指名(スポーツ報知)

そういえば独立リーグの富山は、和田康士朗がかつて在籍してたチームなんですが、いやー一気に2選手も指名するとは…。

日本海リーグ・富山GRNサンダーバーズからは、過去最多の3選手がドラフト指名された。今季新加入の159キロ右腕、大谷輝龍(23)が、最初にロッテから2位指名を受けると、156キロ右腕、松原快(24)が阪神育成1位、高野光海外野手(19)がロッテ育成3位と続いた。チームの主力選手が抜けることになるが、吉岡雄二監督は「現場で選手の頑張りが指名につながったことが嬉しい。これからの活躍をぜひ応援して欲しい」と喜んだ。

 ロッテに指名された大谷は、社会人2チームを経て、今季から独立リーグに挑戦した苦労人。高校卒業後はJFE東日本に加入したが、制球難にも苦しみ、2年で戦力外に。「どうすればいいかわからず、頭が真っ白になった。なかなか立ち直れなかったが、野球を続けたい思いでした」と伏木海陸運送に移籍。野球に専念したいと、今季から富山に新加入して急成長を果たした。「社会人でもいろいろと経験させてもらった。大谷翔平さんのように、みんなから目標とされる選手になりたい」と意気込んだ。

 156キロ右腕の松原も高校、社会人では芽が出なかったが、独立リーグで大きく成長した。「高校では控え選手、社会人では6、7番手投手だったが、そんな選手でもここまで来れることを知って欲しい」と話す。会見場には母の雅美さんも呼んで、一緒に指名の瞬間を喜び合った。昨季は指名漏れし、今季はラストイヤーと位置づけてプレー。「この1年間、ドラフトの日を常に意識して生活してきた。今日で野球人生が終わるかもしれなかったが、母に立ち会ってもらって良かったです」と笑顔を浮かべた。

 高卒1年目で、初々しい笑顔を見せたのが、強打を誇る高野外野手だ。兵庫県出身で、池田高に進学。北陸で生活するのは初めてで「関西方面から出たことがなかったので不安でした。富山は信号が縦だったり、道路から(融雪の)水が出ていたり、びっくりしました」と苦笑い。将来性を大きく評価されて、育成指名を勝ち取り「支配下登録を目指し、将来はホームラン王になりたいです」と目を輝かせる。北陸の地からNPBの大舞台へ、3選手がさらなる飛躍を目指す。

そうかー、大谷投手は大学に行かないで社会人野球経由で独立リーグを渡り歩いてきた苦労人だったんだねえ…。しかも2年で戦力外になっているとは。ま、ベテランの角中パイセンも元々は四国の独立リーグのチーム経由でドラフト指名されて入ってきましたし。むしろ紆余曲折のようなものがあった方が選手個々の個性は出てきそうな感じはしますね。

そういえばロッテには3年前に現役引退して今は2軍の投手コーチ(チーフコーチだそうです)をやっている大谷智久元投手がいるので、ぜひ制球難なとこも、プロに慣れるための基礎体力からイチから鍛え直すつもりで「大谷が大谷を育てて、できれば”日本の大谷”と呼ばれるような大投手になって」ほしいなと(笑)。

勿論、他の高卒の選手達も、今年2桁勝利をあげることができた種市篤暉、更に同じようにドラフトの中・下位指名で高卒でロッテに入って2軍でイチから鍛え上げて1軍先発ローテの一角まで占めるようになった岩下大輝や二木康太のように「叩き上げをしっかり鍛え上げて、そして一人前に仕上げる」つもりで、ロッテの1-2軍の首脳陣もそうですし、ロッテ球団や親会社も「いよいよオリックスのようにしっかりとした練習環境を整えて、自前の選手を強く育てていく」ように、投手陣の育成メソッドだけではなく、ぜひ打撃陣の育成メソッドもしっかりと確立してやっていってほしいなと願ってます。たぶん「そのつもり」でこのような選手たちを獲得したのだろうと思いますしね(くじ引きで外してしまった部分は別にしても(苦笑))。

と同時にこれで独立リーグ各チームも注目されて盛り上がっていくといいですね。NPBで通用する選手たちを輩出するようになれば絶対に盛り上がっていくでしょうし、逆にNPBでやや実力が発揮できずに「夢破れて」きた選手たちの受け皿になっていけば全体のレベルもあがって更に業界が盛り上がっていくとも思いますので…。ところで千葉ロッテも「第2次戦力外通告」はあるんだろうか。果たしてどのあたりの選手が…と。

以上です。

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