ロッテ0-7日ハム。しかしこの「惨状」、さすがに吉井監督には同情を禁じえないわ。

【ロッテ】今季17度目の完封負けで5年ぶり7連敗…離脱者続出の危機で投打崩壊 打線がわずか4安打 美馬が4回4失点KOで9敗目(TBSニュース)

今日からエスコンフィールドでの日ハム戦が始まりました。いやー発熱者多数で戦力不足甚だしい状況とはいえ、あまりの「惨状」に吉井監督に同情を禁じ得ず。

■プロ野球 日本ハム 7 ー0 ロッテ  (26日・エスコンF)

昨日4位転落したロッテは日本ハムに敗れ2018年9月以来5年ぶりの7連敗。63勝65敗5分で4月4日以来の借金2となった。

この日新たに国吉佑樹が、特例2023の対象選手として出場選手登録を抹消された。これで23日からの4日間で8人が離脱という危機的状況となっている。

打線も昨日から4人を入れ替え、1番・センターに藤原、2番・レフトに角中が入った。さらにこの日昇格の池田が8番・ファーストで昇格即スタメンとなった。

先発の美馬は今季17度目の登板で、3勝8敗、防御率4.55。9月は好調で2勝1敗、防御率1.42と安定した投球を続けている。

日本ハム先発のポンセ(29)に対し初回、2死からブロッソーが二塁打で出塁しチャンスをつくるも4番・ポランコは続かず無得点。

美馬は初回、いきなり1番・万波に25号先頭打者本塁打を浴び先制を許す。後続は打ち取るもいきなり追いかける展開に。

しかし打線は2回に茶谷が相手のエラーで出塁して以降、4回までランナーすら出せず苦戦。

美馬は3回、細川に内野安打を許すも、先ほど本塁打の万波を三ゴロ併殺に打ちとるなど追加点は許さず立ち直ったかにみえた。

しかし4回清宮、野村を打ち取り2死とするもここから日本ハム打線の猛攻を受ける。5番・加藤豪に中安を浴びると、マルティネス、松本剛、清水、細川に5連打を浴び0-3。さらに万波に押し出しの四球を与え0-4と大きく点差を広げられる。

反撃したい打線は直後の5回に、1死から茶谷が右安、田村は三振で2死となるも池田が四球を選ぶ。さらにパスボール間に二・三塁となるも和田康は三ゴロで得点ならず。

美馬は4回75球8安打4失点(自責4)で降板し、5回からは2番手で高野脩汰が登板。先頭清宮に中安を許すも、後続を打ち取り無失点。

6回からは3番手で岩下が登板。先頭松本剛の打球をブロッソーがエラーで出塁を許すと、清水に二塁打を浴び0-5。さらに細川に1号2ランを浴び0-7。

7回の攻撃は先頭の中村奨がレフトフェンス直撃の二塁打も、茶谷が三振、代打・佐藤都は一ゴロ、池田は三邪飛でまたも無得点でポンセを攻略できず。

8回は2番手・福田俊に対し三者凡退に抑えられる。8回裏は7回から登板の横山陸人が回跨ぎ。先頭に四球を与えるも、万波、田宮、清宮を三者連続三振に打ち取り2回を無失点。

9回は3番手・山本拓実に対し、ブロッソーが空振り三振、ポランコ四球も、中村奨が三ゴロ併殺でゲームセット。

先発の美馬が4回75球8安打4失点(自責4)で9敗目を喫した。

もはや「体をなしてない」というか、ボクシングでいえばファイティングポーズでグローブを構えてられない、大相撲で言えば蹲踞(そんきょ)もできてなければ手をつくこともできてない…という状況に等しくて「これは吉井監督じゃなくても、他の監督でも無理だろう」としか言いようがない次第でした。たぶんロッテベンチは非常に重苦しい雰囲気なんだろうな、きっと。

※まあ大相撲だったら昨日の時点で休場決めて不戦敗して「さ、ゆっくり治して、来場所頑張ろ」となってるとこでしょうよ。

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この現状、どんな「名監督」「名軍師」が率いても無理だわな。

ロッテ今季最悪7連敗で0・5差の4位…主力の大量離脱にネット「この戦力じゃ阪神の岡田監督でも無理」(スポニチ)

スポニチさんの記事の言う通りで、阪神の岡田監督でも無理でしょうな、今日のロッテでは。

◇パ・リーグ ロッテ0―7日本ハム(2023年9月26日 エスコンフィールド)

 ロッテが今季ワースト更新する7連敗で、試合のなかった3位・楽天とは0・5ゲーム差がついた。

 先発の美馬は4回4失点。6回には3番手の岩下が細川にプロ1号2ランを浴びるなど3点を追加された。

 打線も5回2死二、三塁のチャンスを生かせず、零封負けを喫した。

 シーズン最終盤にきて、佐々木朗、山口、安田、沢村、荻野、藤岡らが「特例2023」で抹消。この日も国吉が抹消となる緊急事態になった。

 この緊急事態でも吉井監督はベンチで表情を変えずに冷静に指揮を執った。

 その姿にSNSでは「吉井監督の感情コントロール術を学びたい」「吉井監督来年も監督やってくれるかな…って思うくらい地獄の展開」「この戦力で勝ては酷だよ。阪神の岡田監督でも無理、吉井監督さんが悪いわけじゃないよ」と同情の声すら上がった。

と同時に思うのは、去年以前の井口監督じゃないけれど、もし監督を継続してくれるんだったらコーチの人選や様々な決定権に関しての「全権」を吉井監督が掌握しないと、たぶんロッテというチームはこれ以上は強くなれないと思いますね。そして裏を返せば、ロッテのフロントがあくまでも「フロント主導で、吉井監督に好きにやらせてくれない」んだったら、ぶっちゃけ席を蹴ってもいいとも。

そうじゃないと完全に吉井監督の責任範疇の埒外のとこの「アクシデント」(選手層が薄い、打者陣の起用法がアレ、更に発熱多数で大幅な戦力ダウン等々)で責任を取らされるなんてたまったもんじゃないですって。下手するとシーズン前半に首位争いにも加わってたのが「最終結果が全て」とかふざけた事言われて吉井監督のキャリアに傷がついてしかもそれがリカバリーできなくなるぐらいのモノになったらそれは「たまったもんじゃない」って話じゃないですか、と。

そう考えると、まあ秋季練習および秋季キャンプは本当に本腰入れて「鍛え直す」つもりで取り掛かることと、前にも書きましたが、教え上手・育て上手な打撃系コーチをぜひ招聘して、吉井監督がコーチ時代にロッテ投手陣の育成法のメソッドを確立してくれたような「名伯楽」にロッテ打撃陣のそれも作り直してもらって、安定した新人・若手育成プランを立ち上げて選手層を厚くするしか方法はないんじゃないかと、特にこういう「うーん、これは無理。」と思えるような大劣勢の時にしみじみと考えちゃう今日この頃です。多少、監督とかと喧嘩するタイプでもいいから誰かいないかしら、ロッテの外に。

…とりあえず仕方ねえから明日あたりは日ハムのレトルトカレーでも喰らって厄払いするか(をい)。以上です。

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